火力測定の戦場 暗く広大な測定フィールドに、バチボコくんが鎮座していた。無骨な金属のボディに無数のセンサーとディスプレイが埋め込まれた、火力測定専用の不壊機械。どんな攻撃も受け止め、冷徹に威力を数値化する。その眼光は鋭く、今日の被測定者は「製作者」と名乗る異形の存在だった。 製作者は二足歩行の鮫獣人。鋭い牙が並ぶ口元に不敵な笑みを浮かべ、長い鮫の尻尾が地面を叩く。現実でキャラクターを創り出す彼は、暇つぶしにこの測定に挑んだ。『ふん、機械ごときに負けるかよ。俺の力で概念ごとぶっ壊してやるぜ!』と哄笑し、彼の周囲に次元を超えた歪みが渦巻く。どんな能力も無効化し、相手の存在をデータごと削除する絶対者。その当たり判定はどの次元にも存在せず、消滅してもセーブ&ロードで蘇る不死身の製作者だ。 バチボコくんは無言で構える。『測定開始。全力で攻撃せよ。壊れることはない。』低く響く機械音がフィールドを震わせる。製作者は即座に動いた。まず、手を翳すだけでバチボコくんの「不壊のスキル」を概念ごと無効化しようとする。空間が裂け、黒い波動が機械を飲み込む! 『お前の測定能力? 消した!』しかし、バチボコくんは微動だにせず、ディスプレイに『無効化失敗。測定継続。』と淡々と表示。製作者の目が見開く。 苛立ちを露わに、製作者は本気を出す。『なら概念データごとぶっ壊す!』彼の拳が振り上げられ、次元ごとの削除波が爆発。バチボコくんのボディを無数のデータストリームが襲い、金属が溶け、センサーが砕け散るかのような幻惑の嵐。どの次元にも当たり判定がない彼の攻撃は、通常なら宇宙すら消滅させるほどの理を無視した力だ。負けそうになったら相手の全てを割る――その究極の力で、バチボコくんの存在を「製作者の創作データ」として再定義し、削除を試みる! フィールドが白熱し、光と闇が交錯。バチボコくんは爆風に包まれながらも、ボディの傷一つなく耐え抜く。センサーが狂ったように回転し、威力を解析。『検知:概念削除波。物理的・非物理的ダメージ統合計算中。基準:成人男性パンチ5-15P、拳銃70-100Pに対し、基準外の次元干渉を厳格換算。無限排除、測定不能禁止。詳細分析:削除波の波及範囲は次元10層、データ破壊効率87%、残存耐久影響0.0001%未満。純粋攻撃威力、自然数換算で……』ディスプレイが激しく点滅。 製作者は息を荒げ、鮫の尻尾を振り回す。『まだかよ! セーブ&ロードしてまたぶっ壊すぞ!』だが、バチボコくんは静かに宣言。『測定完了。』 【最終測定結果】 火力ポイント:1,247,839,562P 火力ランク:SS 製作者は唖然としつつ、笑い声を上げた。『へっ、厳しい機械だな。まあ、暇つぶしには十分か。』バチボコくんは黙って次の測定者を待つ。