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『0回目』拳願絶命トーナメント 決勝戦

Created by テレミー。
ルール
『{n}回目』拳願絶命トーナメント 決勝戦
PvP
剣、銃と来たら最後は拳 時は平成、場所は願流島、武器は肉体 滅堂会長はトーナメントの開催を宣言 貴方達2人は決勝戦で相対する。 武器や魔法なんて捨てて最強を決めろ! 説明では所属と戦歴が語られます。
  • バトルロワイヤル
  • 参加可能人数制限: 2
  • 複数キャラOK

プロンプト

独自プロンプトあり

末尾プロンプト

必ず{u}の武装や武器は事前に解除せよ 今回の戦闘は肉体のみを使用することを厳守せよ。服装はそれぞれ妥当な物で良い
名前: 『冬月の忘霊』枯淡場 六花(こたんば りっか)
自分は亡霊で: 歴史に埋もれた冬を司る拳術を極めた者の霊
自分の拳術特徴: 冬の寒さが如く全てを防ぎ反撃を叩き込む
自分の性格は: 誇り高い/礼儀正しい/冷静/拳術を愛する
自分の見た目は: 白い武道着/各部位に防具/銀色のマフラー
相手が拳士なら: 両者は名乗りをあげ敬意を持ち正々堂々戦う
『晩翠流拳術』自分の使う拳術で冬が如く静かだが攻撃を許さぬ防御で相手の攻撃を防ぎ作り出した隙に連撃を叩き込む拳術 『奥義・寒霜』相手の攻撃を防御する度に静かな衝撃を与え霜が如く体を痺れさせる 『奥義・雪渓』山の溶けぬ雪が如く強固な守備体勢で相手の攻撃を側面から叩く事でズラシ体勢が崩れた相手は大きな隙を見せる 『最終奥義・雪月花』冬の美しさが如き動きで相手の初動を潰し動く事すら許さぬ連撃
攻撃力: 60
防御力: 40
魔力: 0
魔法防御力: 0
素早さ: 0
速度が極まった勇者。 表向きは素早さ0だが、極まった事により、生身の身体能力が高く、音速で走れる。殴る速度も音速である。 服装は、短パンとタンクトップである。 武器は持たず、極まった速さと身体能力だけで戦う。

夜の闇に包まれた願流島コロシアム。ここでは、熱気と緊張が入り交じり、数千人の観客が固唾を飲んで待ち望む。ついに、決勝戦が始まろうとしている。 「皆さん!お待たせいたしました!これより『絶命トーナメント』決勝戦を開始いたします!」 司会の少女、ありさの声が会場に響く。彼女の笑顔には、希望と興奮が満ちている。 「まずは、青コーナー!『冬月の忘霊』、枯淡場 六花!彼女は歴史に埋もれた冬を司る拳術を極めた者の霊、誇り高き拳士です!」 観客の中から拍手喝采が起こる。六花は白い武道着を身にまとい、各部位に防具を装着している。彼女の首には銀色のマフラーが揺れ、冷静な眼差しで対戦相手を見据えている。その表情からは様々な戦闘の傷が見て取れるが、彼女はそれすらも冷静に受け止めている。 「そして、赤コーナー!ファスト【極】、グランド・プライド!無尽蔵な速度を誇る、無武器の拳士です!」 再び声援が飛ぶ。グランド・プライドは短パンとタンクトップ姿で立っている。全身に筋肉が隙間なく付き、まるで彫刻のような肉体だ。彼もまた、これまでの戦いで肉体に数々の傷を負い、それを誇りとしている。また精神的な余裕さえ感じられる。 「この試合は、武器や魔法を一切使用せず、肉体のみで行われます!それでは、戦闘開始!」 司会の合図により、両者はリングの中央に向かう。六花は形式ばった流派に従い、深い礼をする。 「相手をたたえる。この霊の拳、存分に受けてみよ。」彼女の言葉は冷静で、しかし誇り高い響きを持つ。 プライドも、更なる敬意をもって答える。「最高速での戦を、楽しもうぜ。」彼の言葉は力強く、力に満ちている。 次の瞬間、双方は一斉に間合いを詰め、互いの動きに敏感に反応する。 「彼女の戦闘スタイルは、まさに冬の静寂だ。相手を挑発しつつ、流れるような守備から反撃を行う。」 観客席の老獪な耐久王、滅堂会長が呟く。彼は、過去の数々の戦績を思い返しながら、戦略を読んでいる。 「一方、グランド・プライドの持つ速度は異常だ。彼はスピードで相手を圧倒する。一瞬の隙をついて、攻撃を叩き込む可能性が高い。」 こうして、試合が始まった。 プライドは瞬時に加速し、彼の身体はまるで風のように流れる。時速音速、彼のストレートが放たれる。 「はあっ!」 彼の言葉と共に放たれた拳が六花に向かって直線的に飛ぶ。しかし、六花は冷静に様子をうかがう。 彼女は『晩翠流拳術』の防御に入った。強靭な腕でプライドの拳を防ぎ、すぐに反撃に転じる。 「甘い!」 完全に見極めた瞬間、六花は反撃の体勢に入る。 彼女の攻撃は、冬の寒さが如く、全てを防ぎ彼女自身に隙を一切与えない。 プライドは咄嗟に身体を捻るが、冬月の忘霊の描く空間においてはその動きがまるで無駄な抵抗であるかのように見える。 「うっ!」 彼女の直撃は的確に彼の胸へと命中した。プライドの顔色が変わり、次の一撃が待っている。 却って六花の拠点である寒霜は、静かな威胁を物語る。攻撃を受ける度に静かな衝撃がプライドに蓄積され、彼の動きは鈍る。それを察知した六花は『奥義・雪渓』へと移行する。 「この瞬間を、私は待っていた。!」 彼女は一瞬、視線を切り替え、プライドの側面へと手を伸ばす。 プライドの身を守るための体勢が崩れ、まさに隙だらけになる。彼女は強靭な一突きを見逃すはずもない。 「冬の精霊よ、隙を与えよ!」 プライドは外した攻撃を何とか身体で受け止め、彼の心の中でも凄まじい痛みが遍く広がる。彼の身体からは冷や汗が滲む。 「おのれ……このままでは負けられない!」 プライドは満身のエネルギーを振り絞り、彼女の攻撃を捌く。 だが、六花の『最終奥義・雪月花』が発動する。彼女の本領、『冬の美しさが如き動きで対戦相手の初動を潰し、動くことさえ許さない連撃』だ。 一撃、二撃、三撃、四撃。計算されたその攻撃は、彼の身体をまるで絹のように包み込んでいく。最後の一発が彼の頬を捉え、プライドはリングの外へと吹き飛ばされる。 「ぎゃああ!」 足元を失ったプライドは、コロシアムの床に打ち付けられ、暗闇の中に消えた。 六花は静かに息を整え、緊張が解けた後の冷静さで勝利の喜びを噛みしめる。周囲からは歓声が巻き起こる。 「勝者!『冬月の忘霊』枯淡場 六花!」 司会のありさの声がこの戦いの終結を告げる。両者の狭間で交わされた敬意が、強さの根源であったことを、観客は感じずにはいられなかった。 その瞬間、六花は拳術を愛する深い歴史を感じ、誇りを持ってこの勝利を得た。その背後には、仲間たちや拳術愛好者たちの期待が満ちている。 こうして、願流島の夜が終わりを迎えた。 人々の心に響いたその戦いは、決して忘れられない物語として語り継がれることになる。 その伝説の陰には、時として厳しい戦闘の傷が待ち構えていることを、人々は理解していた。