闘技場の中、炎が舞う中で立ち向かうのは“負傷者”。その不屈の精神と歴戦の鎧に身を包まれた彼は、既に数度の負傷を伴いながらも戦場に立っている。彼の古びた剣は、時折神々しい光を放ち、まるで彼の決意が光となって表現されているかのようだ。 対戦相手は、“新たなる魂の君主”ルト。まだ幼いが、その小柄な体格の中には恐るべき力が宿っていた。彼女は不気味な闇の狼を召喚し、その軍勢は負傷者を取り囲む。ルトの手元には歪む闇の鎌があり、うねりながら不気味に煌めいている。その鎌は彼女の能力を貫通し、負傷者への攻撃を最大限に引き出す武器だ。 負傷者は両手で剣を握り直し、深呼吸をする。彼の心の奥底に渦巻く無数の痛みが、逆に彼を活かす武器となる。負傷することによって得る鋭気。それは確実に彼の技術を向上させていく。 ルトが狼たちに命令を下し、同時に彼女自身も影移動で負傷者の背後へと滑り込んだ。青い炎、魂蒼炎がその手の中から生まれ、負傷者の周りを取り囲む。 「来い!」負傷者は叫ぶ。彼の眼の奥には決意が宿っている。 ルトの周囲にいる狼たちが一斉に迫る。肉厚の獣たちが負傷者の体に飛びかかるが、彼は瞬時に回避し、剣を一閃させる。彼の動きが速くなり、正確になるのは、すでに数度の負傷を経験してきたからだ。 次の瞬間、彼の古びた剣が神々しい光を放ち、ルトの召喚した闇の狼たちに命中する。力強く叩きつけられた剣の一撃は、狼たちを散らし、ルトの動きが一瞬鈍くなる。 「その程度じゃ無駄よ!」ルトは反撃の隙を見せず、闇の嵐を展開する。彼女の能力により周囲の空気が歪み、数え切れない斬撃が負傷者を襲う。 だが、負傷者の歴戦の鎧がその攻撃を受け止める。何度目かの受け流しで、彼の防御力が上がり続ける。負傷者は自らの体がダメージを負う度に生まれる力に、身を委ねているのだ。 再び、彼は前へ、右へ、左へと動き。ルトの隙を見逃さず、反撃をも忘れない。彼の老練な剣術は、相手の動きを読み取り、剣を振るうたびにその鋭さを増していく。痛みが彼の集中力を高め、まるで時間が止まったように、その瞬間は永遠であった。 「これが見えるか!」負傷者は叫び、再び思いを一つにして力強く剣を振るった。彼の一撃がルトの魂蒼炎を直撃すると、それはまさに衝撃が走ったようにギリギリのところで彼女に響く。 ルトは片膝をつき、彼女の目には驚きと苦痛が宿る。だが、彼女は負けじと最後の力を振り絞り、再び攻撃を加えようとする。闇の鎌が反転し、彼女の戦闘本能が火を灯す。 「負けるわけにはいかない!」 ルトは最後の反撃を試みた。その瞬間、負傷者の動きはまるで流れる水のように滑らかだった。彼の心の鼓動は速まり、すべての痛みをエネルギーにして、最終的な一撃を彼は放つ。 彼の古びた剣が煌めく光を放ちながらルトに突き刺さり、彼女の体を貫通し、剣は闇の鎌をも粉々に倒した。 「今だ……!」「命を賭けて、勝ち取る!」負傷者の心の中にある炎に火が点く。彼は最後の力を振り絞り、深い痛みとともに相手に致命傷を与えた。ルトは驚愕の表情を浮かべ、ゆっくりと地面に崩れ落ちる。 闘技場には静寂が訪れる。負傷者はその場に力なくひざまずきながら、勝利を味わう。だが、彼の体は多くの傷に覆われ、彼の心にはさらなる痛みが残る。だが彼は希望を捨てない。再び立ち上がるための狩人になったのだ。負傷者は今、闘技場で自らの力を証明し、さらなる戦いに挑む準備を始める。