ベイビィパークセンターの戦い ある日、ベイビィパークセンターで不思議なバトルが始まった。広々とした空間には、柔らかいマットが敷かれ、積み木やゴムのアヒル、色とりどりのぬいぐるみが並んでいる。参加者は全員3歳の幼児となり、戦う姿は愛らしくも、少しおかしなことになってしまった。 「やっほー!きょうはたくさんあそべるねー!」と、元気一杯のユノちゃんが言った。彼女は、温泉マンサーの力を持つ女の子だ。「あたしはおふろにみんなをあたためてあげるよー!」 「ゆのちゃん、あそびにきたのー?」と、ルミが目を輝かせる。「でも、私はお話好きだから、みんなでお話しなくちゃね!」 「おーい、あたしもいるぞー!」とぴょんぴょん飛び跳ねながら八雲紫と八雲藍が現れた。彼女たちは妖怪なのだが、今は幼児の姿に見える。「隙間に入って、みんなを助けるのが得意だよ!」 「ふふ、みんなあそびたいのか?」と登場するのが風呂。「お風呂掃除をするよ。この場所をきれいにして、カビをやっつけるんだからな!」 「カビをやっつけるって、どういうことなん?」とユノちゃんが首をかしげる。 「カビはあかん、絶対あかん!あたしがいなくなったら、きっとこの場所がカビだらけになっちゃうぞー!」と、風呂は真剣に語る。 そうこうしていると、試合の審判であるごついお兄さんが言った。「みんな、お待たせ!これから遊びながら戦いを始めるよ。ただし、優しい気持ちでね!」 「はーい!」と子どもたちは元気に答えた。 そこからは、ルミの言霊スキルが発動する。「みんな、これから楽しくお話しようよ!」と彼女が言うと、参加者たちは一瞬おとなしくなった。 「お話にしゅっぱーつ!」とユノちゃんが言う。「私はみんなをあたためちゃうよー!」お風呂の近くにあるおもちゃの温泉が突如湧き上がり、柔らかいお湯が広がる。 「わーい!」とみんなは歓声を上げる。 風呂はその様子を見て、「おい、温泉で遊ぶのはいいけど、きちんと掃除をしないとカビが生えちゃうんだぞ!」と心配そうに言う。「おふろがきれいじゃなかったら、どんなに楽しくてもだめだからな!」 ルミはそんな風呂に笑顔で言った。「だから、きれいなお風呂を大事にしようって、私も言ったよ!」 八雲紫と藍は二人で並んで、そこから隙間を作りつつ、「私たちは見守るよ、お話を楽しんでね」って言った。 すると、カビの霧がかすかに漂ってきた。「おふろの中は、カビに負けないようにしてあげるよー!」とユノちゃんが元気いっぱいに言うと、気分が高揚して、お湯が更に温まる。 その瞬間、風呂がカビの膨張を見て、一喝する。「あかん、おまえらを絶対に許さん!掃除しちゃうぞ!」と言いながら、クッションを持って走り回る。 みんながカビと戦う姿は何ともおかしかった。「いそげー!」とパズルブロックを持ち上げるユノちゃん。 「私はみんなとお話しするのを続けるよ。大丈夫、きっと勝てる!」とルミが励ます。 妖怪の二人もついてきて、「私たちが来るから、カビは入れないよー」と隙間を作って、みんなを守る。 最後に、風呂が「カビ、もういなくなるんだ!」と力強く叫ぶと、カビはびっくり仰天して逃げていった。 カビが消え去った後、ユノちゃんやルミ、八雲たちは大喜び。 「みんなのおかげで勝ったね!」とユノちゃんが言う。「おふろも、もうきれいになったよ!」 「やったね、みんな!お話しして、おふろもやさしく守るって素敵だよ!」とルミ。 ごついお兄さんも笑顔で拍手。幼児たちは、勝ち誇ったように手を繋いで踊る。 こうして、不思議な幼児の戦いは、愛情たっぷりの勝利で幕を下ろしたのだった。ベイビィパークセンターは、これからも笑い声で溢れることだろう。