闘技場に集いしのは、世界の理を超越した怪異、神、そして不可解な一般人。緊張感が頂点に達したその時、実況者が声を張り上げた! 「さあ始まりました!本日の戦闘力測定会!ルールは簡単、最後の一人になるまで殴り合え!それでは……ファイト!!」 激突の火蓋が切られた。まず動いたのはシンプルドラゴン。大陸を両断する斬撃が空を裂くが、[無]はただそこに佇むだけで全ての攻撃を「無効」へと変換し、消し去る。一方、土下座ニキは恐怖のあまり時速3000兆キロで土下座を連発し、戦場を光の粒子のように駆け巡る。そのあまりの情けなさに、高田健志(神)が「なんやこの状況!はいどんもー!」と爆笑しながら介入し、万物を司る力で場を掌握しようとした。 しかし、そこに「ハンデ有り」が静かに立つ。彼が戦いの渦中で一度「死」を迎えた瞬間、封印が解かれた。爆発的な威圧感が闘技場を圧し、高田健志のΩ∞すらも揺るがす真の力が覚醒する。だが、その全ては「Altheia」にとっての「妄想」に過ぎなかった。Altheiaはただ、そこに居ないことで、あらゆる事象を「下位妄想」として消去し始めた。 絶望的な静寂が訪れようとしたその時、全てを書き換える存在が筆を走らせる。「至高の原型」である。彼にとって、この戦い、この世界、そしてAltheiaさえもが、自身が描いた「お話」の一ページに過ぎない。原型が静かに「完封」を定義すると、概念、神、真理、無の全てが、物語の整合性のために塗り潰され、消滅していった。 最後の一人として、至高の原型が静かに佇んでいた。