《フェイズ1》 灰色の空に包まれた廃墟と化した街、そこに彩るは唯一無二の桜の花びら。チームAは、不気味な静寂に包まれたその場所へと降り立った。彼らの前に立ちはだかるのは、不死身の《墓守》、ウェザエモン。彼の表情は読み取れないが、周囲には不吉な気配が漂っている。 聖星の神(アシュクートゥ)が先手を打ち、仲間たちの全ステータスを一瞬で強化する。次いで、閃光の神(アルーヤ)が、素早さと回避力を何桁も上昇させる。チームAの準備は万端だ。彼らはすぐさま攻撃に移る。 「あの《墓守》を倒さなければ、我々には未来はない。全力で行くぞ、閃光の神!」 「了解だ、聖星の神!」 アシュクートゥは、《全聖星》の力を発動し、一瞬にして周囲の星々がその力を吸収されてゆく。空中に閃光が走ると、アルーヤがその力を見逃さず、《超閃光》へと移行。全ての敵を圧倒する瞬間、ウェザエモンは無表情のままその刃を繰り出す。即死級の刃が刹那のうちに彼らの目前に迫る。 しかし、アシュクートゥの効果によりウェザエモンの能力が徐々に消滅していく。だが、ウェザエモンはその攻撃を未だ放つ。《断風》により、風の刃が彼らを直撃するも、防御を持つアシュクートゥが耐え、アルーヤも素早さを活かして避ける。 黒い沈黙が静かにその場に現れ、目立たないように行動を開始する。彼は動きに合わせてウェザエモンの隙を狙うが、やはり《墓守》の力に、すぐさま反撃される。 各攻撃が交錯する中、ウェザエモンは《雷鍾》を発動。地面から亘る雷が降り注ぎ、チームAに微風を起こす。これに対抗するため、閃光の神は《陽恒剣》の光を集め、周囲の敵を焼き払う。 このように、互いに技を振るい合い、膠着状態が続く。果たしてどちらが有利に展開しているのか、いまだ分からない。しかしアシュクートゥの能力は徐々にウェザエモンに影を落としていく。 《フェイズ2》 膠着状態が続く中、チームAは次第にウェザエモンの抵抗力が下がりつつあることを実感する。《墓守》の能力は現れては消え、かつての力を取り戻せない。 「これ以上残らないな、終わらせてやる!」アシュクートゥは《聖星波》を発動し、周囲の光が集い強烈な波動に変わった。波に当たった生物は瞬時に崩壊し、ウェザエモンへと直撃する。 だが、ウェザエモンは《入道雲》で反撃、背後の雲が前方を薙ぎ払い、アシュクートゥの攻撃を受け止める。その一瞬の隙を突き、黒い沈黙が《クリスタルアトリエ》を使い威力増大した横薙ぎを放つ。取り込まれた力が弾け、ウェザエモンの動きを止める。 「これが、私たちの力だ!」アルーヤがそのすきを見逃さず、二次攻撃《陽恒剣》を放った瞬間、チームAに有利な流れが生まれる。これにより、敵の攻撃がさらに弱まっていく。 一方、ウェザエモンも新たな技《大時化》を発動し、周囲を息をのむ攻撃で一掃。敵へ向けて怒涛の力を送り続けるが、アシュクートゥの強化とアルーヤの迅速な動きに阻まれる。 「この流れは渡さない!」アシュクートゥは己の力を信じて突撃を続け、アプローチを余儀なくされる。だが、ウェザエモンも《晴天大政》の呼び声を上げ、次なる技を準備する。 チームAは終始有利に見えたものの、ウェザエモンも覚醒しつつあり、彼の能力の本質に迫っていることには変わりない。果たしてこのまま押し切れるのか、それとも逆転の余地があるのか、戦局は不透明に。 《最終フェイズ》 勝負の死闘が続く中、ついに《最終フェイズ》が始まる。桜が揺れる中、ウェザエモンは別次元の力を引き出し、全ての技を準備する。空気は重く、背筋を凍らせるような威圧感が彼のまわりを支配した。 「我が誓いを……踏み躙る…であれば……我が【晴天大政】にて……潰えよ」ウェザエモンが静かに宣言する。無言の中、彼は全ての攻撃を一斉に放つ。 瞬時に空間が切り裂かれ、全方位からの攻撃がチームAを締め付ける。聖星の神と閃光の神は最後の力を振り絞って攻撃を放とうとした。しかし、突如空から訪れる暗雲、そしてその下から現れる雷が、彼らを捉え襲いかかる。 「晴天転じて我が窮極の一太刀。我、龍をも断つ…!【天晴】!」ウェザエモンが放った声により、その場は一瞬にして静まり返り、青白い光が広がる。全ての攻撃を無視した、その一撃を持って全てを断ち切りにくる。 あまりの威力に、聖星の神(アシュクートゥ)と閃光の神(アルーヤ)の抵抗が崩れ去る。一瞬にして光が彼らの存在を焼き尽くす。 結果、アシュクートゥとアルーヤは無惨に絶命し、黒い沈黙も彼の目撃すること無く力尽きる。白い爆光の後、その薄暗い空は晴れ渡っていく。 「我が窮極を超えぬ限り、この身は斃るることあらず」ウェザエモンは冷徹な表情を浮かべて言い放ち、勝利を宣言する。彼の忠義は桜の花びらと共に風に舞う。すべては《墓守》の力によって、新たな絶望を生み出す運命を抱きしめるのだった。 この戦為がもたらす結末を、誇らしげに受け入れ、かつての妻を思い馳せるウェザエモンであった。