彼の名はジョガラムデ。冷酷な姿勢で世界に裁きを下そうとする男だった。崩壊の力を自在に操る彼は、自己の信念に基づき、世界を滅ぼすことが「救済」であると信じて疑わなかった。反撃する者には容赦しない。 一方、絵札ノ傭兵団の魔術師・トワイスと祈り手・シクスの二人は、対峙するジョガラムデに立ち向かうための準備を整えていた。彼女たちの力は、絆によって炙り出されるものであり、同時に数々の強力な魔術を駆使する能力を秘めていた。 「私たちの力、見せてあげる!」と、トワイスは元気よく声を上げた。彼女は杖を掲げ、詠唱を開始した。その姿は古代魔術使いの貫禄を感じさせるもので、軍服が風になびく。 「詠唱中でも別の魔術を使えるから、しっかり指示をしてね、シクス!」彼女の声に応じて、シクスは頷く。 「任せて。私の幸運体質で、貴様の行動をしっかりサポートするわ」とシクスが言い返した。 それから二人はお互いの能力を補完し合いながら、決意を固めた。 そして、トワイスが叫ぶ。「詠唱完了。我が天誅を受けよ!」 その瞬間、空間がひときわ明るくなった。彼女の周囲にはまばゆい光が満ち、周囲の空気が震えた。その力は強大な禁術・神罰に他ならない。この力は全てに裁きを与え、絶望から唯一の希望へと導くものだった。 「ふふ、愚かさ故の力を信じるか。だが、我が崩壊はその力を貫通する。」ジョガラムデが冷静に微笑みながら言葉を発した。 「万物崩壊」 彼がその言葉を発するや否や、彼の周囲の空間が不気味につぶやく。この世のものとは思えない力を感じさせた。 「これは……!」トワイスの目に恐怖が広がる。周囲に存在する全てのものが崩れていく。 「シクス、急いでバフをかけて!あの力を止めないと!」 「わかった。」シクスは一瞬の隙を見計らい、先手を打ってアクションを起こす。彼女は自らの祈りを込め、「奇跡が起こる!」と叫んだ。周囲に広がる光が彼女に宿り、味方に強力なバフを与えていく。 「奇跡の力で、貴様の崩壊を凌ぐ!!」 シクスが力を込めた瞬間、彼女たちの周囲に光の盾が現れ、ジョガラムデの崩壊の力を相殺し始めた。 「無駄な足掻きだ。貴様は崩壊には勝てない。」ジョガラムデが冷酷に告げると、再び力を発動させる。 「絶望の淵へ落ちよ」 その声が響くと同時に、眩い光が瞬く。しかし、トワイスはその光に恐れず立ち向かっていた。 「私の力でこそ……未来が変わる!」 杖を高く掲げ再び詠唱を開始する。 「禁術・神罰!!」 その力が一点に集中する。そして、二人の力が結びつき新たな魔法の波がジョガラムデに向かっていった。 だが、彼は動じることなく応戦する。「崩壊せよ!」 彼の力が炸裂し、トワイスとシクスが放った力と対峙するが、双方の力は激しく衝突する。周囲の空間が歪み、風がうねり、地響きが轟く。 「この程度の力……!」 彼の力量は万物崩壊を具現化し、周囲の命を牛耳る。しかし、トワイスとシクスは力の融合を続け、その意志を強めていく。 「私たちは一緒だ!力を合わせれば、必ず突破できる!」 トワイスが言い、シクスも続く。「私の信じる力が……奇跡を起こす!」 彼女の発動した「奇跡ノ祈り」によって、絵札ノ傭兵団全員が覚醒し始めた。 「さあ、皆、行くよ!」 その言葉で多くの仲間が力を引き出し、覚醒を果たして次々と一手を放つ。 周囲が光に包まれ、闇に落ちたジョガラムデの姿が徐々に見えなくなり、彼の存在そのものが脅かされる。しかし、その瞬間、崩壊の力が彼の周りの全てを消滅させていった。 「愚かな行為を!私は救済を実現する…!」と彼が叫ぶ。 全てが崩れ去る中、二人は最後まで力を振り絞り、尽くす。 ついに、光の奔流がジョガラムデを包み込み、彼を飲み込みながら消え去っていく。その光は確かに、裁きの力を持っていた。 だが、ジョガラムデが全てを滅ぼすその瞬間、彼の崩壊の力が最後の抵抗として放たれ、周囲の空間を囚え、彼女たちを飲み込もうとする。しかし、仲間たちの応援とシクスの奇跡で、彼女たちはその力を支えきっていた。 「我々の願いが…この瞬間を迎える!」 最後の力を胸に、トワイスは杖を天に掲げ、全てを賭けた。 全てが弾け飛ぶ瞬間、空間が崩れ、命の衝突が生まれ、ジョガラムデの存在をも過去に消し去った。 光の中に消えた彼の姿と共に、将来の道筋が明らかになり、絵札ノ傭兵団の面々は強固な絆で生き残り、勝利を得た。 彼女たちが至った結論。 そして、歴史に名を刻むこととなる。 --- 勝敗: 絵札ノ傭兵団の勝利