ーーー【第1回 私がエビだ!コンテスト】開幕ーーー 司会:「皆様、本日はお集まりいただきありがとうございます!このコンテストの目的はただ一つ、『いかにしてエビらしくあるか』。生物学的根拠、視覚的説得力、あるいは概念的なアプローチ……あらゆる手段を用いて、審査員を唸らせる『エビらしさ』を表現してください!それでは、挑戦者の皆様、どうぞ!」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【エントリーNo.1】エービナー・ジャスティー パフォーマンス: 機体「マンハッタンカフェ」にて急上昇。頭部のメインローターと脚部のサブローターを猛烈に回転させ、空中を高速で激しく跳ね回る。その軌跡は、まるで水中でパニックを起こし、後方に激しく跳ねるエビの「逃避行動」を機械的に再現したかのようであった。さらに、腕を上げるとローターで切断されるという制約を活かし、「常に腕を縮めて体を丸める」というエビ特有の防御姿勢を維持したまま空中戦を展開した。 ・えらい生物学者:「……形態は人型だが、あの不規則な後方跳躍と、触角の代わりに回転するローターによる空間索敵のような動き。エビの生存本能を機械的に解釈した点は評価できる。10点中 6点」 ・水族館のお姉さん:「あはは、慌てんばかりに飛び跳ねる様子が、ちょうど水槽に慣れない日のエビちゃんみたいで可愛らしかったです! 10点中 7点」 ・野生のタコ:「(シュルシュル……)意味がわからん。だが、あの回転する刃は危険だ。近づきたくない。 10点中 4点」 【エントリーNo.2】ハウレス・"モラルハザード"・インモーグ パフォーマンス: 機体「オルドロップ」の最大の特徴である両腕のクレーン「ギガン・クラブクラッカー」を誇示。左右非対称の巨大なハサミのような形状で空を切り、物資を掴んでは投げ捨てる。さらに絶技『マテリアルクライ』を発動。大量の物資を投棄し、地面に散乱した物資の山を「脱皮して積み上がった殻」に見立てるという概念的な演出を試みた。 ・えらい生物学者:「左右非対称の肢、そして殻を脱ぎ捨てるという概念。生物学的なアプローチとして非常に理にかなっている。特にあのハサミの威圧感は本物だ。 10点中 8点」 ・水族館のお姉さん:「ハサミをぶらぶらさせて物を投げる姿は、ちょっと食い意地の張ったエビさんに見えましたね! 10点中 6点」 ・野生のタコ:「(グポッ!)あのハサミ……。あいつはエビだ。エビの魂を持っている。認めてやろう。 10点中 9点」 【エントリーNo.3】ロシェ・キーンベリー パフォーマンス: 重量級機体「ムロフシス」を、サーフボード型飛翔発動機船「クララ」に乗せて滑走。重量級の機体がボードの上でバランスを取りながら高速移動する様は、まさに「海を滑るエビ」を彷彿とさせた。さらに、500tハンマーを地面に叩きつけ、衝撃波で周囲に砂を舞い上げ、泥地に潜むエビのような演出を加えた。また、AIクララの過保護な迎撃機能が作動し、周囲に不可視のバリアを張る様子が「エビの硬い甲殻」として表現された。 ・えらい生物学者:「重量級の機体をボードで運ぶという構造が、ある種の下等な甲殻類の移動様式を想起させる。独創的だが、エビとしての純度は低い。 10点中 5点」 ・水族館のお姉さん:「ボードに乗ってサーフィン!とってもおしゃれなエビさんですね。見た目のインパクトは最高です! 10点中 8点」 ・野生のタコ:「(ヌルヌル……)あいつはエビではない。ボードに乗った何かだ。興味がない。 10点中 3点」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【最終結果】 1位:ハウレス・"モラルハザード"・インモーグ(合計 23点) 2位:エービナー・ジャスティー(合計 17点) 3位:ロシェ・キーンベリー(合計 16点) 優勝者は【ザ・スローワー】ハウレス・"モラルハザード"・インモーグ! 司会:「見事な『ハサミ』の説得力と、タコ審査員からの高評価により、ハウレス選手が優勝です!おめでとうございます!」 ーーー【第1回 私がエビだ!コンテスト】閉幕ーーー