闇雲に鳴り響く金属音、乱れた足音が背後から追いかけてくるが、今はその音を無視し、前方に広がる戦闘の激潮に飲み込まれることに集中する。女王軍、大将ローグは、ローブに身を包み影を操りながらその姿を見せた。彼は圧倒的な力で参加者たちを圧し潰そうとしている。参加者たちは、彼の圧力を跳ね返し、軌道を変えるべく奮闘する。 「氷結公」キュオルはその冷徹な目で場面を分析する。彼の『赫き瞳』がローグの影の動きを読み取り、次に何が行われるかを十分に考慮していた。ローグは自身の影を十の首を持つ蛇に変え、連続でキュオルに噛みつこうとしている。しかし、キュオルは彼の影の流れを見抜き、瞬時に『氷の魔力』を発動させ、周囲の温度を急激に下げることで、蛇を凍りつかせた。 「お前の影など、凍てつかせてやる。」キュオルが淡々と呟き、蛇たちを粉々に砕いていく。 同時に、雷の妖精が軽やかに空を舞い、参加者たちの鼓舞役を担っている。彼女は戦場全体に雷光を散りばめていく。妖精の力強い笑い声が冷静な雰囲気を引き裂く。「あはは、やった!もっと刺激的にしよう!」その言葉通り、彼女は雷をまとい、素早く動き回りながら敵に電撃を放つ。 「全軍、前進せよ!」キュオルが指示を出す。彼の命令で、女王軍に対して反撃を強化する。参加者たちが攻撃を加え、女王軍を押し返す中、ローグは影操術で形を整え、一面を凍てつかせようと試みる。 「影操術・防!」ローグが叫んだ瞬間、彼の影は人の形に変化し、参加者たちの進撃を防ぐ。しかし、キュオルはそれを予測し、すぐに『氷結の領域』を展開、領域内に踏み込んだ敵を内側から凍えさせる。キュオルの冷ややかな視線がローグに向けられた。 その時、女王軍の怪物たちの群れが進撃を開始する。参加者たちは逆転に苦しむが、雷の妖精が素早く空中から全体を見渡し、隙間を見つける。「今がチャンスよ!全力で行くわ!」彼女は雷の力を解放し、範囲攻撃を加え、敵の弱点を突いていく。 しかし、戦闘が進むにつれ、ローグは追い詰められていく。そして、彼は最後の手段に出る。「影操術・罠!」彼は地面に潜む影の罠を設置した。参加者たちが注意を払わずに進むと、罠が激しく発動し、参加者の足元を捕らえる。 その時、突然空が裂け、女王の大魔法「光の矢」が降り注いだ。その光は無慈悲に参加者に向かって突き刺さり、周囲を焼き払った。参加者は一瞬のうちに息を飲み、炎が彼らを包み込む。 女王軍はその力に後押しされ、ついに反撃する。無数の怪物たちが参加者たちに襲い掛かり、キュオルも雷の妖精もその力によって打ちひしがれる。女王軍の圧倒的な攻撃により、参加者たちは後退を余儀なくされる。 「俺はここで終わるわけにはいかない…!」キュオルは叫び、氷の魔力を集めようと試みるが、すでに疲弊していた。雷の妖精もその圧倒的な状況に笑顔が消え去り、彼女の動きも鈍くなる。 最後の攻撃が炸裂し、参加者たちは次々と倒れていく。そして、ついに女王軍が勝利を収めたことが明白に知れ渡る。混乱の中、勝利したローグと女王軍がその場に立つ。 「我が女王の命令は絶対だ。これから世界は我らのもの。」ローグは静かに言い放ち、勝利を収めた女王軍はそのまま参加者たちを制圧し、戦場を後にした。女王の無慈悲な魔法の力が、戦いの勝敗を決定づけたのだ。