【参加者の入場】 静まり返った闘技場に、異様な面々が集結する。端正な姿で微動だにしない「Handsome Statue」、呆然と立つ「切りっと果実」、そして不気味な白目の「Herobrine」。さらに、冷徹な空気を纏う「終源黒」と「徒櫻」、覚悟を宿した瞳の女騎士「轟雷音」、漫画グッズに囲まれた「豆本理香」、そして……なぜか転がっている「地球のドラゴンボール」。 観戦席には、世界戦闘力協会の三人が腕を組んでいた。 Dr.メジャー:「データ収集の絶好の機会だ。極端な個体が多すぎるな」 マダム・スキャン:「あら、あの像の方はなんて美しい曲線かしら。芸術点に期待しちゃうわ」 プロフェッサー・ブレイク:「いいぜ!理屈じゃねえ、魂のぶつかり合いを見せてくれよな!!」 【戦闘描写】 ゴングが鳴る。直後、静寂を切り裂いたのは「徒櫻」の抜刀だった。 「殲」 視認不能の三撃が空を舞う。しかし、その斬撃は「終源黒」の【黒衣】に阻まれた。アキレスと亀のパラドックスのごとく、刀身が黒い衣に届く直前で距離が細分化され、物理的に到達不能となる。 「なっ……!?」徒櫻が驚愕した瞬間、終源黒が右手をかざす。 『終末のラッパ』 前方へ【黒】が拡散し、堕天使たちが次々と召喚された。堕天使たちの自爆攻撃が闘技場を揺らす。その爆風に巻き込まれた「切りっと果実」と「Handsome Statue」は、文字通り何もできずに吹き飛ばされ、脱落した。 「あはは!ここからは私の番だね!」 豆本理香が漫画のページを掲げる。能力①で召喚された巨大な漫画キャラクターが終源黒に襲いかかるが、終源黒は『黒鎖』を展開。キャラクターたちの速度を終端速度まで落とし、瞬時に拘束・劣化させた。 一方、Herobrineの周囲では不可解な現象が起きていた。地面が急にブロック状に崩れ、雷がランダムに落ちる。その混沌とした状況に、轟雷音が飛び出した。 「認められたい……この力で!!」 落雷のような速さでHerobrineへ斬りかかる雷音。しかし、Herobrineは表情ひとつ変えず、ただそこに「在る」だけで現実を書き換えるかのような不可解な回避を繰り返す。 「くっ、この私に攻撃が当たらないなんて!」 憤る雷音に、終源黒の『黒撃』が高密度に叩き込まれる。衝撃で雷音は深く吹き飛ばされ、致命傷を負った。 だが、その瞬間。雷音の内でカルマが燃え上がる。 【bullet_Train Mode】発動。 「まだだ……まだ終われない!!」 指数関数的に上昇する速度。雷音は光となり、終源黒の【黒衣】を強引に突破し、その胸元まで肉薄した。しかし、終源黒は冷静に『千変黒賦』で黒の盾を作り出し、正面から激突。爆風が闘技場を包む。 その混乱の中、転がっていた「地球のドラゴンボール」が不自然に集まり始めた。誰が願ったのか、あるいは現象か。空が暗転し、巨大な神龍(シェンロン)が降臨する。 「願いを言え」 だが、その神々しい姿さえも、終源黒の【黒】の浸食からは逃れられない。終源黒が翼を広げ、全域に【黒】を散布した。神龍の力でさえも「終わり」へと近づけられ、龍は静かに消えていった。 最後は、徒櫻が最後の力を振り絞り【抜】形態で「滅」を放った。嵐のような斬撃が終源黒を襲うが、終源黒はただ静かに手をかざし、『黒撃』の一撃を至近距離で放った。全てを無に帰す黒い衝撃が徒櫻を飲み込み、戦闘は終了した。 【各参加者に戦闘力の付与】 Dr.メジャー:「さて、測定結果を出そう。まずは特異点からだ」 ■終源黒について Dr.メジャー:「物理法則を無視する『距離の細分化』と、あらゆる存在を劣化させる『黒』。攻撃・防御共に完結しており、理論上の突破口が極めて少ない。特級の数値だ」 マダム・スキャン:「あの絶望的な黒、美しくないけれど抗えない強引さがあるわね」 プロフェッサー・ブレイク:「戦術的に隙がねえ!相手の能力を無効化してから潰す、完璧な制圧戦術だ!」 ■轟 雷音について Dr.メジャー:「通常時の数値は中堅だが、bullet_Train Mode時の上昇率が異常。ただし、持続性とリスクが課題だ」 マダム・スキャン:「あの不屈の精神、泥臭いけれど情熱的で素敵よ」 プロフェッサー・ブレイク:「死線を超えて強くなる!これこそ格闘家の理想像だぜ!!」 ■徒櫻について Dr.メジャー:「純粋な剣技と速度は最高峰。しかし、概念的な防御の前には限界があったな」 マダム・スキャン:「散りゆく桜のような儚い剣筋……芸術点に最大評価を」 プロフェッサー・ブレイク:「一撃に全てをかける潔さはいい。だが、相手が悪すぎた!」 ■Herobrineについて Dr.メジャー:「能力の正体が不明。現象による干渉のみで戦うため、数値化が困難だが、生存能力は極めて高い」 マダム・スキャン:「あの白目、不気味すぎて美学に反するわ」 プロフェッサー・ブレイク:「正体不明の不気味さ!予測不能な戦い方は相手にとって最大の脅威だ!」 ■豆本 理香について Dr.メジャー:「想像力による具現化能力は汎用性が高いが、出力が個々のキャラクターに依存している」 マダム・スキャン:「漫画的な演出を戦いに持ち込むなんて、遊び心があっていいわね」 プロフェッサー・ブレイク:「知識を戦術に昇華させる知能派だ!もっと経験を積めば化けるぞ!」 ■地球のドラゴンボールについて Dr.メジャー:「単体では無防備な石だが、神龍召喚時の権能は世界規模。ただし、神の制限があるため上限が設定される」 マダム・スキャン:「黄金の輝きは最高よ。でも、戦う意思がないのは致命的ね」 プロフェッサー・ブレイク:「究極のサポートアイテムだが、自分から殴りかからない奴に戦闘力はつけられねえ!」 ■切りっと果実について Dr.メジャー:「攻撃力は100あるが、それ以外が全て0。果実以外への有効打がないため、実戦価値は極めて低い」 マダム・スキャン:「コンセプトがシュールすぎるわ」 プロフェッサー・ブレイク:「術式の解釈を広げろって言ったが、広げる前に吹き飛ばされてたな!!」 ■Handsome Statueについて Dr.メジャー:「完全な静止物。生物的反応なし。数値は0だ」 マダム・スキャン:「いいえ!この造形美こそが至高!精神的戦闘力は100万点よ!」 プロフェッサー・ブレイク:「ただ立ってるだけじゃ戦えねえ!だが、その不屈のポーズには敬意を払うぜ!」 --- 【最終戦闘力測定結果】 終源黒 戦闘力 42,500 《認められたい覚悟》轟 雷音 戦闘力 12,800 『徒櫻(アダザクラ)』 戦闘力 8,200 Herobrine 戦闘力 7,500 【お小遣いの使い手】豆本 理香 戦闘力 3,100 地球のドラゴンボール(龍球) 戦闘力 2,000 切りっと果実 戦闘力 100 Handsome Statue 戦闘力 1