時は満ち、闘争が宿命づけられた日。無数の腕を持つ怪物、ブエル・アルトスがその場に現れた。彼の姿は見る者に恐怖を与え、数多の者たちが彼に直面することを拒む存在であった。しかし、運命に従い、【運命教教皇】オーレオール=アストラウォトゥムと【運命教枢機卿】アルバ=ディルクルムがその場に集結していた。彼らの瞳には揺るぎない信仰と勇気が満ちていた。 「我らは運命の神と共に立ち向かう。」オーレオールの中性的な声が静寂を破る。彼は長い銀髪を揺らし、白のカソックをまとった姿勢を崩さず、膝をつき、祈りを捧げる。その様はまるで神が彼に宿っているかのようだった。周囲の者たちは彼の姿に感銘を受け、心に中性的な静謐を宿らせる。神聖な雰囲気が場の空気を包む中、彼の周囲には光のバリアが形成される。 「第一楽章『福音』」オーレオールの声が響き渡り、彼の祈りがブエルを遮断する力を得る。これにより、彼はあらゆる影響から守られた。しかし、ブエルはその無数の手足で、不気味な気配を放ちながら、ゆっくりと迫ってきた。 「その力がどれほどのものか見せてもらおう。」冷静な声で述べたのは、彼の隣に立つアルバ=ディルクルムだった。彼もまた、運命の神を信仰する者として、その剣を引き抜き、それに神の加護が宿ることを願った。彼の金髪が風に揺れ、眼は青く輝き、聖剣が彼の手により神聖な光を放つ。 彼らが向かい合う中、ブエルはその無数の腕を振り上げ、「手池肉林」を放った。腕の集合体が天を覆い、挑戦者たちを叩き潰そうと滑らかに動き始める。 「我らは恐れぬ!」オーレオールは毅然とした姿勢を崩さず、執拗な祈りを続ける。突然、彼の前に神の光が現れ、一瞬にして運命の神が彼を包み込む。光が広がり、ブエルの腕が迫る中、彼は崩れることなく立ち続けていた。その瞬間、神の加護が彼を守った。 一方して、アルバは冷静に観察し、相手の攻撃を学ぶ姿勢を崩さなかった。「序章『勤勉』」を発動し、ブエルの攻撃動作を視覚に焼き付ける。彼は相手の技に応じて、次の行動を練り始めた。 ブエルは再び腕を振り下ろし、数多の手がオーレオールを捕らえようとする、その動きの速さは恐ろしいほどだった。「手池肉林」によって挑戦者を包み込もうとするが、彼らは神の力によってそれを打ち砕く。 オーレオールは祈りを続け、「第二楽章『原罪』」を発動し、彼の祈りはブエルに向かっても射程される。無数の腕が止まり、共に転がる罪がブエルを襲い、彼自身の身にその恐怖を感じさせることができた。ブエルは一瞬反応を見せ、彼の腕が停止するが、すぐにその数は再び奮い立った。 「我らの力を見せつけるぞ!」アルバは剣を振り上げ、神に捧げるべく、「本章『忍耐』」を発動し、全ての攻撃を防ごうとする。無数の手が振り下ろされる中、彼の剣が舞い、その動作は神聖な領域へと変わり、彼はまるで剣士の如く流れる。腕の攻撃を全てステップで回避し、巧みに防ぐ彼の姿は神秘的だった。 「我々は運命に従う者!」オーレオールの声が響く中、彼は「運命」の神の力を呼び寄せ、運命の力が彼に流れ込む。ブエルの攻撃は全て彼自身に返還され、反撃の鬼と化してしまう。 しかし、ブエルもまた、反撃を開始する。無数の腕が絡み合い、束になって挑戦者たちを捕らえようと動き出す。アルバは剣を持ちながら、その運命の流れに身を任せ、聖剣の力でただ受け止める。もはや防ぐことができないが、彼の先代の武士たちが示した神聖な力を引き出す。 ブエルは腕を回し、挑戦者を包み込み、「足断足血」を発動する。傷口から脚が生え、攻撃力を吸収し、挑戦者の力を奪っていく。オーレオールは一瞬動揺を見せたが、フラフラとした体を奮い立たせる。彼は再び祈りの姿勢を取り、「最終楽章『再臨』」を発動する。 運命の神が顕現した瞬間、場が凍りつく。神の威光は周囲を圧倒し、その光がブエルに真っ直ぐに向かっていく。 「我々の意志で運命を変革する!」オーレオールの声が響き渡る。神は一瞬にしてブエルを捉え、叩きつけることで彼の動きを抑えた。 どちらが運命に勝ち、どちらが滅びるのか、戦場の全てが運命の神へと捧げられていた。 「今こそ運命を受け入れよ!」アルバは聖剣を抱える。彼の力が漲り、無数の剣が出現、ブエルに迫る。 ブエルの反撃に対抗するため、挑戦者たちはアライアンスを深め、互いの力を結集し合う。オーレオールの神聖な光、アルバの聖剣の力がひとつになり、光り輝く剣が無限に鋭くなり、ブエルに向けて放たれた。 ブエルはその多重な攻撃に晒され、ついに姿を歪める。無数の武器がその体を貫通、彼の腕脚がちりぢりに切り裂かれていく。「終撃:手武足刀」を発動し、無数の腕脚を駆使して反撃するが、その動きは乱れ、互いにぶつかり、陥没してしまう。 「これが運命なのか…?」ブエルの震える声が響く。 挑戦者たちの勝利は近づいていた。オーレオールとアルバは、運命を支配する力であり、彼ら自身の運命を導いていた。 ついに、運命の神の手が顕現し、「足手万策」による無限の戦術がブエルに向かう。「今こそ、決着を!」 彼らが叫ぶ声が戦場を包み、ブエルの姿が崩れ、無数の手が地を這った。 彼は敗れ、ゆっくりと崩れ落ち、地に伏せる。無数の腕が消え去り、その姿は消滅した。 勝者は挑戦者たちであった。ブエルとの戦闘の末、彼らは運命を超えた。 勝者:挑戦者(オーレオール=アストラウォトゥム、アルバ=ディルクルム)