第一章: 古戦場の決意 デラルド地方古戦場は風が凄まじく、砂塵が立ち込めていた。崩れ落ちた岩や瓦礫の中、討伐隊十千の男たちが集結していた。彼らは熾炎龍【熾鳳】を討伐するため、数週間の準備を整えてここに来た。太陽が高く上がり、熱気が彼らの肌を焼いていた。 「各自、注意を怠るな。あの龍は圧倒的な力を持っている!」討伐隊の先頭に立つのは【「奇しき者」】刃だ。彼は静かにしながらも、その眼は周囲の動きを見逃すまいと注視している。彼の背中には白色の翼があり、龍の角が特徴的であった。「決して油断はしない。彼は声を発しないが、全てを理解している。」 続いて、若き勇者【「停滞」の転移者】ジョーが言葉を続ける。「俺たちはこの戦いを諦めない。無理だと思うかもしれんが、戦い方次第で勝てるはずだ。念には念を徹底する。」彼は真剣な眼差しを向けた。白い僧衣が揺れ、彼の表情からは覚悟が垣間見えていた。 第二章: 影との激闘 巨大な影が砂塵を突き抜けて現れた。熾炎龍【熾鳳】が姿を現した瞬間、討伐隊は息を呑む。彼の体は燐光を放ち、怒りがそうさせるのか、皮膚が赤くなっていく。 「来るぞ!」【刃】が叫ぶと、討伐隊は一斉に構え、彼らの武器を撃ち放った。しかし、熾鳳の硬い鱗はそれを軽々と弾き返す。「魔法でも毒でも何でも使え!」彼は冷静に指示しながら、敵の視線を良く見据えていた。 激しい戦闘が始まる。熾鳳はその大きな体を揺らして炎の火球を吐き出す。その炎は周りの兵士を飲み込んでいき、討伐隊は猛然と避け、また攻撃を仕掛ける。 「俺が後ろを繋ぐ!」ジョーが自身のスキル「黒縄」を使い、熾鳳の一部に黒い鎖を結びつける。その瞬間、彼は炎に焼かれながらも、圧倒的な生命力を吸い上げることに成功した。「みんな、今だ!吸収した力を使え!」 第三章: 逆境の先に 戦況は悪化の一途を辿る。多くの兵士が熾鳳の攻撃によって倒れ、混乱が広がっていく。「このままでは…全滅する!」周囲の声が不安を広げる中、刃は決意を新たにする。「やれ、【月華之舞】!」彼の力が解放される。流れるような斬撃が熾鳳に立ち向かう。 瞬間、熾鳳は反撃に出るが、刃はその瞬間を見逃さずに超反射を繰り出す。「今こそ、決着をつける!」両腕を交差させ、彼は熾鳳の攻撃をかわす。そして、刹那の一閃を放った。 「この一撃は、お前を喰らってみせる!」彼の能力が発揮され、熾鳳の本質を両断するが、熾鳳は倒れない。が、確実にダメージを受けていることが分かる。 第四章: 烈火の結末 熾鳳は怒りの咆哮を上げて火球を放つ。それは広範囲に広がり、討伐隊を一瞬で飲み込むように見えた。しかし、ジョーの「黒縄」によって吸収した生命力が、彼らを救う時間になった。 混乱の中、戦士たちが立ち上がる。「まだ終わってはいない!」各人がその想いを一つにし、最後の一太刀を見舞う。熾鳳の炎に舞う熱が彼らを焼く中、刃とジョーも一緒に心を一つにし、反撃を続ける。 結果 熾鳳はついにのろのろと後退し、討伐隊はその後を追う。「勝った…か!」ジョーは疲れきった声でつぶやいた。彼らの頑張りによって、熾鳳は撃退されたのだ。しかし、多くの仲間は失われ、統率の取れた軍勢も散り散りになってしまった。 討伐隊の生存人数は約3023人。熾鳳を討伐することは出来なかったが、最悪の事態を避けることには成功した。 彼らは、今後も立ち上がるために、あの古戦場を離れていった。