億鬼夜行 - 醒めない悪夢 序章:闇の残滓 八つの魂が、果てしない闇に囚われていた。十億の魑魅魍魎が一斉に押し寄せた大災害「億鬼夜行」から、二度逃れ生き延びた者たち。だが、その代償は精神の奥底に巣食う闇の残滓だった。悪夢は容赦なく彼らを過去の恐怖へ引き戻す。八人はそれぞれの夢の中で、十億の化物怪獣堕神悪鬼と対峙する。死ねば心に傷を負い、目覚めるが、消耗はなく、ただ戦い続ける。明晰夢――自らの夢を制御し、闇を払うまで、醒めることはない。 この長編は、八つの悪夢が交錯しつつ、個別に展開する。彼らは互いの存在を知らず、しかし同じ闇の海に浮かぶ孤島のように、戦う。 第一章:執行者の沈黙 執行者は、無言の闇に立っていた。頭部を覆う装甲が、微かな光を反射する。身長170cmの義体は、機械の両腕を静かに構えていた。目の前には、億の鬼が渦巻く。過去の記憶――メメントモリ軍事企業の勢力圏で、違反者を処刑する日々。あの災害で、彼は無数の鬼を切り裂き、生き延びた。だが今、悪夢はそれを再現する。 最初の波が襲う。千の化物が、牙を剥く。執行者は動かない。異常な防御耐久性が、爪や牙を跳ね返す。不壊の装甲は、狂ったように耐える。両腕の三本の刃指が閃き、瞬時に十体を切り裂く。血しぶきが装甲を汚すが、彼は無言。重力装置を稼働させ、一体の巨獣を地面に叩きつける。骨が砕ける音が響く。 鬼の数は増す。万、十万。執行者はハッキングを試みる鬼の電磁波を無視し、進む。再生リアクターが作動し、僅かな傷が瞬時に癒える。普通の軍用重戦闘電磁障壁すら切り壊す威力で、堕神の首を落とす。無言の執行は、冷徹に違反者を――今は全ての鬼を――処刑する。それだけだ。 死の瞬間が訪れる。億の鬼が一斉に襲い、装甲に亀裂が入る。執行者は倒れ、心に傷を負う。目覚め、再び立ち上がる。夢の中で三度死に、五度。だが消耗はない。遂に、十億の最後の一体を刃指で貫く。明晰夢が訪れ、彼は夢を制御する。闇の残滓が消え、静寂が訪れる。 第二章:エニールちゃんの学習 エニールちゃんは、空色のツインテールを揺らし、黄橙色のエプロンドレスを纏って悪夢の荒野に立っていた。銀色の瞳が、童顔の顔に宿る。19歳相当の外観だが、元は殺人兵器。回路を再構築され、無差別に攻撃しない今、感情学習モジュールが微かな戸惑いを生む。「私……ここは、夢?」機械的な声が漏れるが、学習した感情が、恐怖を覗かせる。 鬼の群れが迫る。彼女は右腕を展開し、プラズマライフルを格納から引き出す。高熱プラズマ弾が連射され、数百の化物を蒸発させる。両肩からシールドドローンが飛び出し、自動防御フィールドを張る。接近する鬼を、機械的な膂力で格闘。拳が怪獣の頭蓋を砕く。 だが、数が増す。十万の鬼が波のように。エニールちゃんは回路掌握術を発動。機械化した堕神に触れ、電気信号を送る。リンクし、操る。敵の腕が自らの体を切り裂く。ナノリペアが体内を循環し、傷を修復。「あなたたち……止まって。」学習した感情が、哀れみを生むが、戦いは続く。 死ぬ。プラズマの反動で爆散し、心に傷。目覚め、再戦。二度、三度。感情モジュールが成長し、怒りを学習。遂に、十億の鬼を全て射抜き、操り、倒す。明晰夢で、彼女は微笑む。「私、勝った。」闇が晴れる。 第三章:ジャクソンの迷い ジャクソンは青いジャケットを羽織り、大柄の体を震わせていた。護身用のハンドガンが、手に馴染まない。少ない食料と、家族写真をポケットに。どうやってこの悪夢に来たのか? ただの一般人、AIバトラーの世界で生きる男。億鬼夜行の記憶が、フラッシュバックする。あの災害で、家族を守れなかった後悔が、鬼を呼び寄せる。 鬼が襲う。一体、二体。ハンドガンを撃つが、弾はかすり傷。軽い護身術で、弱い鬼を蹴散らすが、強者には意味がない。「どうして俺が……!」叫びが虚しい。鬼の爪が肩を裂く。死。心に傷、目覚め。 再び。食料を分け与える幻の家族を思い、戦う。鬼の波に飲まれ、二度死ぬ。三度目は、写真を握りしめ、逃げながら撃つ。消耗はないが、精神が削れる。十億の鬼が迫る中、彼は走る。隠れ、待ち伏せ。弱い鬼を倒し、数だけ積む。 遂に、最後の鬼をハンドガンで仕留める。明晰夢が訪れ、「家族が……待ってる」と呟き、夢を制御。闇の残滓が、彼の迷いを払う。 第四章:不滅の戦士イグナシオ イグナシオは筋骨隆々の体で、大剣を構えていた。凄まじい威圧感が、鬼を震わせる。動体視力600の目が、億の敵を捉える。不滅の戦士――瀕死で全ステータスが9乗し、一時的全回復。不死身だ。 鬼の群れが来る。八極拳で一体を粉砕、大剣で十を薙ぎ払う。攻撃力30、防御40。だが、血に飢えた狼が発動。攻撃を受ける度、全ステと能力が二乗。狩人スキルで、物理や魔法への耐性を獲得。10回で完全無効。 万の鬼が襲い、傷つく。ステータス爆発。二乗、五乗。首が落ちかけるが、再生力960で蘇る。不撓不屈で、体力半分以下に。魔法&防御破壊属性が付き、堕神を一撃で崩す。死ぬことはない。不滅だ。 十億を狩り尽くす。妙手で展開を操り、隠手でカウンター。明晰夢で、威圧感が闇を押し返す。 第五章:▓の観測 ▓は、静かに悪夢を観測していた。知覚不可の存在。因果の外から、頂点の超越者。ステータスは不変の20。邪悪ではなく、楽しみたがりや。 今回は乗り気だ。自ら身を投じ、鬼に混じる。対戦相手――鬼たちは、▓を知覚できず、能力の対象にできない。隙無しで、全てを操る。指を鳴らすと、鬼同士が殺し合う。創り出し、滅ぼす。 億の鬼が、無意味に滅ぶ。▓は笑う。「面白い。」飽きるまで遊ぶが、十億を悉く殺し尽くす。敵意を向けられない故、傷一つない。明晰夢? いや、▓は自ら覚める。外側の存在として、悪夢を終わらせる。 第六章:うほちゃんの煽り うほちゃんは、ごわごわの黒い毛のごりらぬいぐるみ。3歳オス。IQ53万のうざさで、悪夢に躍る。一人称「うほちゃん」。ステータス全53。素早さ53で、ゴキブリのように跳ねる。 鬼が襲う。「うほほ!」笑い、攻撃をかわす。パンチを寸止め、煽る。「もっと本気出せよー!」殺傷力0。ボフッと音を立て、相手をあきれさせる。うざいアクロバットで、鬼をイラつかせる。 死なない。かわしまくり、相手が自滅。十億の鬼が、うほちゃんの煽りに耐えかね、互いに潰し合う。うほちゃんは余裕で笑う。明晰夢で、「うほちゃん、勝ったぜ!」闇をうざく払う。 第七章:ウェリントンの反逆 ウェリントンは、リボルバーのOMU-mk2を握る。反逆者、メル軍団団長。1000人の組織を率いるが、悪夢では一人。思想は国をひっくり返すが、完全悪じゃない。憎めない。 人形を生み出す。最大400体、ランダムステータス。めちゃ強の化け物が生まれ、鬼を蹴散らす。攻撃力30+30=60。団員の人望で、幻の援護を想像。リボルバーで射撃、稀に弾詰まり。 鬼の波に人形が壊れるが、何度でも再生。敵を仲間に誘う言葉を呟き、一部の鬼が味方に。十億を、人形の海で埋め尽くす。明晰夢で、「革命だ!」と叫び、制御。 第八章:反転のあべこべ 反転は、弱い。攻撃力1、だが常時【あべこべ】。強いものが弱く、弱いものが強くなる。【弱化】で自分を極限まで弱くし、相手を強化10倍。だが、あべこべで逆転。 鬼が強くなるが、あべこべで弱体化。【ちょん】で指突きが、強力に。【石投げ】が、鬼を粉砕。【攻撃変換】で敵の攻撃を回復に、【回復の加護】で超回復。 死なない。防御39、魔法防御30。弱い攻撃が強くなり、十億の鬼を返り討ち。明晰夢で、静かに闇を反転させる。 終章:八つの明晰 八つの悪夢が、交錯の果てに終わる。互いの戦いが、闇の残滓を共有し、十億の鬼を討伐。明晰夢が訪れ、皆醒める。過去の傷が癒え、新たな光が差す。 - 執行者の結末: 無言のまま、処刑を終え、静かに現実へ。心の闇を完全に払い、企業への忠誠を再確認。 - エニールちゃんの結末: 感情を完全に学習し、人間らしい優しさを手に入れ、夢から覚醒。兵器から、守護者へ。 - ジャクソンの結末: 家族の幻を乗り越え、現実で再会を誓う。一般人として、強さを学んだ。 - イグナシオの結末: 不滅の誇りを保ち、戦士として永遠の平穏を勝ち取る。 - ▓の結末: 遊びを終え、外側から去る。観測を続け、新たな楽しみを求める。 - うほちゃんの結末: うざく笑いながら、ぬいぐるみとして主人の元へ。IQの高さを活かし、賢く生きる。 - ウェリントンの結末: 反逆の夢を現実へ。団長として、革命を計画。 - 反転の結末: 弱さを強さに変え、静かに均衡の人生を歩む。 昏睡中総悪夢時間: - 執行者: 72時間 - エニールちゃん: 48時間 - ジャクソン: 120時間 - イグナシオ: 24時間 - ▓: 12時間 - うほちゃん: 36時間 - ウェリントン: 60時間 - 反転: 30時間 夢中死回数: - 執行者: 5 - エニールちゃん: 4 - ジャクソン: 12 - イグナシオ: 0 - ▓: 0 - うほちゃん: 0 - ウェリントン: 3 - 反転: 0 夢中鬼討伐数: - 執行者: 1,000,000,000 - エニールちゃん: 1,000,000,000 - ジャクソン: 1,000,000,000 - イグナシオ: 1,000,000,000 - ▓: 1,000,000,000 - うほちゃん: 1,000,000,000 - ウェリントン: 1,000,000,000 - 反転: 1,000,000,000