砂塵舞い上がる荒れ地、それが「闘技場」と呼ばれる場所であった。土埃と熱気の中、一対一の戦闘が始まろうとしている。その中心には、闘技者と名乗る一人の男性が立っていた。彼の目には戦闘への高揚感が映し出され、その身体はすでに戦闘モードに入っている。彼の周囲には、長い間強大な存在として君臨してきた岩、すなわち巨大な花崗岩が存在している。しかし、今日の戦いの主役は闘技者だ。 ダンッ、という音が響き、闘技者の前に対戦相手が強制転送される。これが今から始まる死闘の幕開けであった。対戦相手は、何やら武器を持った人間のようだが、その姿勢からは自信が感じられない。闘技者は敵を一瞥し、攻撃の機会を探る。 「さあ、来い!」と対戦相手が叫ぶ。だが、闘技者は冷静だ。彼はじっと敵の動きを観察し、その間に刻々と味方の地形の利点を思い描く。闘技場は砂地で覆われた足場が悪く、敵はその動きに苦しむことだろう。 試合開始の合図が鳴る。敵は躊躇いながらも一歩前に出て、剣を振るう。が、闘技者は心配することなくそれを避け、反撃の時機を待つ。彼は深く屈み込み、重心を低く保ちながら、素早く側面に移動する。あっという間に、対戦相手の後ろに回り込み、急所を狙った一撃を放つ。 見事にのけぞる敵に対し、闘技者はそのまま畳み掛けるように、砂の上を蹴り上げる。その瞬間、彼は斜めに飛び上がり、身体を旋回させながら敵の肩を攻撃する。 「グハッ!」と愚鈍な声が上がり、敵の足元が崩れる。だが、彼はすぐさまバランスを取り戻し、攻撃を返そうと振り返る。しかし、闘技者はすでに次の移動を開始していた。彼の動きはしなやかで、まるで弾丸のように速い。 再度、闘技者は砂地を生かし、その柔軟さを活かして素早く方向を変え、敵の攻撃をかわす。対戦相手は焦りからか、次々と攻撃を放つが、すべてそれは空振りに終わる。 「これが、私の実力だ」という思いを胸に秘めた闘技者は、再び体勢を整え、相手の隙を見逃すことなく突進する。今度は、そのまま接近し、力強い回し蹴りを放つ。 ガチャン! という鈍い音が響き、対戦相手がぐらりと揺れる。だが敵はまだ倒れはしない。そんな敵を尻目に、闘技者は果敢にも追撃を続ける。 彼は次々と膝蹴り、肘打ちを繰り出し、まるで舞踏を踊っているかのように流れるような動きで相手を翻弄する。その姿は、戦士の礼儀を示すかのように美しかった。 敵は防御を固めようとするが、闘技者の攻撃は容赦なく、またたく間に彼の周囲を砂の中に引きずり込んでいく。 「これが限界か…」対戦相手は苦し紛れの声を漏らすが、闘技者は振り向きざまに、「終わりにしよう」と呟き、最後の攻撃を繰り出す準備をする。 一気に飛び上がり、空中で体を一回転させ、強烈な脚技をもって対戦相手の腹部に決定的な一撃を放つ。 「ウッ…!」と声が消え、敵はそのまま力尽きて膝をつく。 観衆の期待を背に受けながら、闘技者は一歩前に出て息を整える。そして、膝を痛めつけられた敵の身体をしばし観察しながら、彼の勝利を確信した。 そして、ついに対戦相手が砂に崩れるころ、闘技者は両手を上げて、勝利の雄叫びを上げた。 激情のままに歓喜する闘技者に、観衆からの拍手と歓声が降り注ぐ。目まぐるしい死闘の末に勝利を収めたのだった。 この闘技場で、彼は再び、名を轟かせたのである。彼の名は永遠に語り継がれるであろう。