青空の下、チームAとチームBは広大な戦闘フィールドに向かって対峙していた。向かい合う二つのチーム。その中でも、チームAの忘れ物の多い勇者は、いつものように自分の持ち物を確認していた。 「ちょっと待って、盾はどこだ…?あ、やっぱり忘れてきた!」と彼は独り言を言いながら、焦った表情で周囲を探している。そんな彼の様子を、チームBのキングが見つめていた。 「忘れ物ばかりしてんな。雑魚は戦う資格ねーよ。」冷たい声がキングの口から漏れ、彼は無表情で構えを取る。白髪の長髪が揺れる。 「は、はぁ?オレだって勇者なんだぞ!立ち向かってやる!」勇者は叫び、剣を手に取る。こちらは言葉とは裏腹に、自信を持たない姿勢を見せた。 戦闘が開始されると、二つのチームはそれぞれの山車のように移動を開始した。勇者はまず、閃光斬撃波を放った。半月につながる光の刃が敵の方向へ飛んでいく。 「来たな、ケチな攻撃だ。」キングは冷ややかな視線を向けると、素早くバク転でその攻撃をかわした。着地した瞬間、彼は勇者へ向かって一気に距離を詰め、目にも止まらぬ速さで蹴りを繰り出す。これが彼の戦闘スタイルだった。 「うわっ!」勇者は素早く後退するも、キングの蹴りが彼の鎧に当たり、衝撃が走った。「な、なんて威力だ…!」 キングは次の瞬間、もう一度蹴り上げを試みようとしたが、勇者はその瞬間、ガードブレイカーを発動した。大振りの袈裟斬りが空を切ると、キングは一瞬意表を突かれ、攻撃のタイミングを逃した。 「バカな!」キングは怒りとともに黒い衝動が宿ると、目が暗闇に包まれ、冷酷な表情へと変わった。「全て、壊す!」彼の心の中に潜む暴力が解放され、身体能力が一気に高まる。 「何だこいつ!?」勇者は驚きながらも、何とか立ち向かう決意を固める。しかし、すでにキングは恐ろしいスピードで猛攻を仕掛けていた。パンチと蹴りの雨が降り注ぐ。 「くっ、そんなの通用するか!」忘れ物の多い勇者は、回避を駆使してなんとかキングの攻撃をかわすが、それもつかの間だった。自らの反撃を試みるも再び多くの攻撃を受けてしまう。 そして、ついに決定的な瞬間が訪れる。キングが勢いよく手を振り上げ、何かを叩きつけようとする。しかし、勇者は持ち前の速度を生かし、必死で反撃の姿勢を取った。 「閃光斬撃波!」彼は再度、剣から光の刃を放った。だが、キングは冷酷な目つきのままその斬撃を冷静にかわし、瞬間の隙を見逃さずに強烈な蹴りを勇者の腹に叩き込んだ。 「がっ…!お前…!!」勇者は影のように倒れ、戦闘が一瞬静寂に包まれた。チームAに勝利の光は見えなくなり、敗北の暗雲が深く覆う。 全てが終わり、チームBのキングはゆっくりと立ち上がりながら告げた。「勝負は終わった。次は、消えてもらおう。」 こうして、勝利の余裕を見せつけながら、チームBはフィールドを後にした。 勝者: チームB