物語は静寂の星で始まった。しかし、その安らかさは、彼の血の色のように真っ赤に染まる運命にわずかに揺らいでいた。 「ぴよ〜、眠れないぴよ〜」と、雛は小さく呟く。夜の深い闇の中、彼の小さな体は毛布で保護されていたはずなのに、何かがその平穏を脅かしていた。 その原因は、青だった。青は笑いながら、恐ろしい力を振るい、雛の前で爆発魔法を無邪気に発動させる。「もう一度寝かせてくれ、お願いぴよ!」 雛の叫びは空虚な星に吸い込まれた。「大丈夫、ぴよ!僕は可愛い雛だから、絶対に守られるぴよ!」彼は自分に言い聞かせるが、すぐに横たわる床の冷たさが彼を現実に引き戻す。 青は何度も足元で爆破を起こし、周囲を揺るがせた。「ぴよ、もうやめて!僕は戦闘に参加したくないぴよ!」 その声に、青の表情はさらに悪化する。笑い声が高まり、「戦ってみろよ、雛!」と彼は挑発する。雛は眼が潤んでいた。 だが、その刹那、彼の精神のどこかで力が目覚めた。 「おや、可愛い雛が怒ったかな?」青は嘲笑うように言った。 次の瞬間、上空から一筋の光が降り注いだ。強大なドラゴン、彼の守護者が姿を現したのだ。その姿と、その目は圧倒的だった。「愚かな者、雛を傷つけるとは……」 ドラゴンは強大な神の炎を口から放った。それは青を包み、猛烈な熱で彼を焼き尽くした。青はその瞬間に悟った。自らの攻撃が雛を傷つけ、彼の「かわいさ」を守る者の怒りを買ってしまったのだ。 雛は倒れたまま空を見上げる。「僕は強くなりたいぴよ、でもこの戦いには勝てなかったぴよ……」彼の目に涙が溜まり、星の光に照らされながら静かに微笑んだ。 勝者はドラゴンであり、勝利の理由は無垢でか弱い存在を守るための力の象徴。しかし、雛の心の内には、強さへの渇望と挑戦への不安が渦巻いていた。