静寂な朝日が差し込む生命力に満ちた平原。柔らかな草が風に揺れ、木々の間からは鳥の囀りが聞こえた。そんな美しい場所で、異なる運命を背負った二人が出会う。彼らは互いに強大な能力を持つ者たちであり、運命に導かれ、ついにこの瞬間が来たのだ。 一人は、飄々とした雰囲気のある聖人、藤原仁。白衣に身を包み、周囲の生命を慈しむように微笑む。彼の体からは神秘的な光が放たれ、この場所で生きとし生けるものを癒やす力が宿っている。 もう一人は「全てを知った魔法使い」ルシファル。穏やかで優しい表情を浮かべているが、その目には計り知れない知識と力が宿っている。魔力は測定不能だが、彼には近くの攻撃を自動で完全に防御する特性がある。さらに、相手の能力や存在を無視できる力も持っている。 そして、彼らの目の前には「武神の生まれ変わり」太刀掛創始が立っていた。武器を手にし、ノリの良さと一心不乱な態度で、未来を切り拓こうとしている。 「ほな、やるで！」と創始が宣言すると、藤原仁も微笑みながら頷く。「君たちの力を見ることができて、とても嬉しいよ。」 戦闘の気配が高まる中、ルシファルは静かに右手を空にかざす。時を操る力を発動させ、人々を守るために、何が起こるのか観察するための準備を整えた。 「行くで！」と創始が叫び、太刀【五月雨】を一閃させる。光速で斬り込むその一撃が藤原仁に迫る。しかし、仁は柔らかい笑顔を絶やさず、その手をかざす。「奇跡よ、君の意志を感じる。」仁の言葉に反応した光が、斬撃を包み込み、弾き返す。 「おおっ、楽しいやんか！」と創始は笑いながら、そのまま攻撃を続けようとする。すると、ルシファルが金色の光を放ちながら、「静止」を発動させた。すべてのステータスが無限になり、時は止まる。創始だけが時の中で自由に動ける状況が整う。 しかし、仁はその異常な状況にも穏やかな笑みを浮かべている。彼は「厄災」の力を発動させ、創始の周囲に不幸な運命を落とし込んだ。突然、雲が暗くなり、天からは雨が降り注ぎ、針のような水滴が創始を襲う。その雨は自然発火を引き起こし、創始の体を貫通する炎が生まれた。しかし、彼はその熱を一瞬で跳ね返し、笑顔のまま火をくぐり抜けた。 「おもろいスキルやな！でも、オレの本気はこれや！」創始はそのまま「矢爆」を発動。大爆発を起こす矢が創始の弓から放たれ、猛然と突撃する。 ルシファルはその瞬間に変化を見せる。彼は「制約」を発動させ、藤原仁の全ての行動を禁じた。仁は不思議そうに目をパチクリさせるが、身体は全く動かない。「残念だね、君の力はもう使えない。」ルシファルは微笑む。 「でも、まだオレは負けへんで！」創始は果敢に前に進む。「色陣の間」で仁を行動不能にする。しかし、仁は「奇跡」を用いて、周りの草木の力を借りて脱却する。 「これは、奇跡だね。本当に素晴らしい。」仁は心の中で微笑みながら、再び創始へと向かう。「僕は常に、君たちを敬愛するよ。」 その瞬間、ルシファルの手から光の粒子が現れ、「奥義・無空魔星龍」が展開された。創始は宇宙に飛ばされ、彼の周囲には9つの龍が出現し、凄まじい勢いで襲いかかる。しかし、創始も負けじと「切り返し」を発動。龍の攻撃を跳ね返し、そのすべてを受け流す戦いぶりを見せつけた。 仁が関与することはできないが、彼は優しい笑顔を浮かべてその光景を見守っている。 逃げ場のない宇宙に投げ出された創始。しかし、彼は「時ノ一閃」を発動し、瞬時に宇宙を斬ることで、教えられた限界を打破した。再び平原の地に戻り、仁とルシファルを見据えた。 「お前ら、いい戦いやな。」創始は笑いながら、再度攻撃の構えを取る。「次はオレの番や！」 仁は柔らかな微笑みを浮かべ、創始を見つめた。「君の熱意、本当に心に響くよ。」 だが、その時ルシファルの心が動いた。「もう終わりだよ、藤原仁。君は素晴らしい聖人だけど、私は君を止める。」彼の手から再び光が放たれる。 創始は一瞬の隙を見逃さず、再度「矢爆」を放出。そして、その爆発の中で全てを圧倒する武神の力で、目の前の世界を激震させた。 爆発の余波が辺りを覆い尽くす度、仁もまた彼らの力を感じて微笑む。「本当に素晴らしい戦いだ。」 最終的に、創始の圧倒的な意志が勝利をつかみ取った。 「楽しかったで…ほな！」彼は高らかに叫び、平原に響き渡った。創始の勝利はもはや疑う余地はなかった。 勝者: 太刀掛 創始 MVP: ルシファル