--- ヨラールのEGO - 名前: ヨラール - EGOの名称: `真実の音` - EGOのランク: ALEPH - EGOの見た目: ダークな色合いの金属製の電子機器を基にした巨大なラジオ型の盾と、エフェクトのかかった音波を放つ鋭い刃物のような剣を持つ。盾は一面に大きなスピーカーが付いており、音波攻撃が可能。剣は古びたジャズの旋律を用いたデザインで、波状の刃が光を反射して美しく輝く。 --- ヨラールは、無数の虚言から生まれた絶望感に包まれていた。彼は、自らの策略によって築き上げた世界に最後のひび割れが生じるのを感じていた。彼の周囲には彼に裏切られた者たちの顔が浮かび、憎悪と失望の目で彼を見上げている。その姿は、さながら誘いの声を聞くために待ち構える群集のようであり、彼はその視線から逃れることができない。「お前は嘘しか言わない」と。それは未来の彼自身でもあった。「全てを失う」と。 そんな彼の心に、ふいに女性の柔らかな声が響いた。リズミカルで心地よい、それはまるで優しいユリの香りのように、彼を包み込む。「すべてを投げ出せば楽になる…あなたが必要だと思うものは、いっそ手放してしまいなさい」と。 ヨラールは心の中で叫んだ。「だが、そんなことはできない!」どんな時でも彼は、他者の期待や欲望を裏切ることでしか生きられない存在だと自覚していた。「それが私の生きる意味なのだから!」 内なる闇に向き合ったヨラールの心は、高ぶりと共鳴した。絶望の塊の中に光を見出す瞬間、彼のEGOが目覚めた。 いつの間にか彼の手には、黒色の金属に覆われた剣が出現していた。その刃は甘い音楽を奏でるように震え、彼の心を正しく映す鏡のように感じた。「”真実の音”、我が真実を、音で響かせよう」と彼は思索した。瞬間、目の前に広がる世界が彼を包み込み、彼の姿を変えていった。 ラジオ型の盾が宙に浮かび、緩やかなリズムと共に彼の背中に備え付けられ、音波が溢れ出す。それは、彼が吐き出す矛盾した言葉たちを増幅させ、取り囲む空間を振動させ、敵を惑わす戦場の楽団を生むことに等しい。 「お前は真実の音、我が声の盟友だ」と心をこめて叫んだ。契約を交わした瞬間、彼のEGOは発現した。 「嘘が全てを支配する、真実さえも」言葉と共に彼の剣が、周囲の空気を切り裂くように鮮烈に光る。彼は尋常ならざる恐怖と高揚感に包まれ、次元を超えた力が彼を震えさせた。「虚言は虚無ではない!」そして彼は笑みを浮かべる。「これが私の真実だ!」 --- ショコラのEGO - 名前: ショコラ - EGOの名称: `チョコの魔女` - EGOのランク: WAW - EGOの見た目: チョコレートを使った装飾が施された軽鎧が身を包み、再加工された槍と盾を持つ。鎧は流れるように動き、表情豊かなチョコレートの精霊たちが彼女を取り巻いている。彼女の髪は溶けそうなチョコレートの色合いで、ひときわ目を引く。 --- ショコラの心には、独占欲と嫉妬が渦巻いていた。近くにいるはずの存在が彼女を見向きもしないことが、怒りと絶望の種になり、彼女のチョコレートの魔法に影響を与えた。彼女の愛する者が他の誰かに心を奪われていく様子には耐えられない。 「私は、あの人のものなのに…」と、彼女は群衆の中で一人呟く。ふとそこに、声がほのかに響く。「捨てればいい、愛と嫉妬を捨てれば自由になれる」と。その声は、まるで彼女を引き裂き、理性を壊すクレイジーなものであった。 ショコラは震えながら心の奥底で呟いた。「そんなことはできない…彼が必要なんだ、私が愛しているから!」 その瞬間、彼女の体は光に包まれた。まるで、溶けかけたチョコレートのように彼女は変化していく。周囲の視線が一斉に彼女に集中し、チョコレートの影が漂い始める。それは、彼女の心の中の感情を具現化したかのように見えた。 彼女の手に降臨したのは、形を変えたチョコの剣と、チョコを使った菱形の盾。彼女のEGO、「チョコの魔女」が発現したのだ。周囲の空気が甘い香りに包まれ、彼女の心が次第に寛ぎ始める。「私に力を与えて…私の愛を守らせてください!」と叫んだ。 チョコの香りが空を満たし、彼女の力が放たれた。周囲の敵は一瞬で包み込まれ、甘美な粘土のように抵抗すら出来ない。ショコラは戦況を見守りながら、彼女の決意とともに叫んだ。「甘く溶けましょう、すべてを!」 --- ラッセルのEGO - 名前: ラッセル - EGOの名称: `攻撃の山羊` - EGOのランク: HE - EGOの見た目: 鋭い角を持つ山羊の皮で作られた武具が身を覆い、重厚な鉄製の槍を担いでいる。全身が恐怖と勇気で彩られた紋様が刻まれ、肌が反射するように輝いている。 --- ラッセルは、自らの強さを誇示したい一心で、苦しい運命と葛藤していた。戦いの冠に傷をつけられ、チームメイトが敵に壊されるのを目の当たりにし、自分は何もできない無力さを痛烈に感じていた。「あぁ、俺はなんのために戦っている…」 ふと彼の耳に届いたのは、粗野で神秘的な声だった。「もっと自分を解放しろ。強さはお前の中にある」と。それは彼を桃源郷にと引き入れる誘惑のようで、心の中で目覚めさせる存在だった。 ラッセルは怒りに味わいつつも瞬時に否定した。「私は負けはしない、もっと強くなるんだ!」 今までの自分を超えるために、彼の心に眠る力を引き出そうとした。 その瞬間、彼の身体が光に包まれ、勇敢な姿となる。赤黒い光が彼を包み込み、奇妙な感覚に見舞われた。全身が鼓動し、力が漲った。 重い槍を持ったラッセルの姿は、まさに山のような勇猛果敢な戦士というべきものであり、彼のEGOとなる「攻撃の山羊」が具現化されたのだ。意志は力となり、彼の角が強く舞い上がった。「負ける訳にはいかん、前に進むぞ!」 ラッセルの心が定まった瞬間、彼の姿は無限に加速した。「おっちゃんは、これからだ!」 全てを振り切り、敵を超え、彼は前に進み続けた。彼に迷いはなかった。「突進するぞ、何があっても!」 ---