第一章:霧に包まれた大暴れの始まり 霧深い中世のイギリスの街、かつての栄光を失った街並みが目の前に広がっていた。全てが朽ちかけ、道も建物もボロボロになっている。その街の片隅では、激情に満ちた男が自らを「烈風のフライズ」と名乗り、『バンディット盗賊団』の一員として、せっせと弓を手に狙いを定めていた。彼の名はフライズ。陽気で元気な性格を持ち、トリガーハッピーな彼が好きなものは、誰もが恐れる弾幕での乱射だった。 「ヒャッハー!蜂の巣にしてやるぜ!!」フライズは地面にひざまずき、前方の霧の中に見える敵の気配を感じ、2つのクロスボウを構えた。そのとき、彼の前に古の恐怖の具現を名乗るフィドルスティックスが姿を現した。錆びたスクラップと影で形成されたその姿は、見る者に恐怖だけを与える。 フィドルスティックスはその口から過去の犠牲者の言葉を再現し始めた。「腹ガ…減ッタ…」恐怖から逃れようとする者の心を刈り取るかのように、存在感を漂わせていた。 第二章:恐怖の具現との交戦 霧に包まれた街中での戦いは、互いに見えない状態で進行した。フライズはそれを逆手に取り、霧を舞うように待ち構えた。「レインアロー!」彼が声を上げると、空高く射出された矢はまるで雨のように敵に襲いかかり、フィドルスティックスの周りに無数の矢が降り注いだ。 だが、フィドルスティックスは恐れを知らない存在。他の者の心を食べ、霧の中で分身を生み出す。「無害な案山子」。これにより、戦闘が迷走し、どれが真の敵なのか見失わせる。フライズは焦りの中、「ストームアロー!」を放つ。矢は直線的に敵を狙い撃ち、フィドルスティックスに直撃。だが当然ながら、真のフィドルは隠れていた。 「怖イ…怖イィ…」と呟くフィドルスティックス。 第三章:運命の一撃 二人の戦闘は長引いた。フライズの弓から放たれる矢は威力を持ち、霧の中を駆け巡る。しかし、フィドルスティックスは彼を傷つける事なく、恐怖を植え付け続けていた。気づけば、フライズは疲れ、動きが鈍くなった。「グランドマインアロー!」彼はさらなる威嚇を試み、特殊な矢を周囲に放つ。すると、一気に周囲が爆発し、フィドルスティックスもその爆風に飲まれた。しかし、フィドルスティックスは全くびくともしない。 「豊かな収穫」が発動し、吸い取られるようにフライズの体力が抜けていく。そこへ、フィドルスティックスの「クロウストーム」が発動。無数の鴉がフライズを襲い続け、「恐怖を食らう」体験を強いられ、隙だらけになってしまった。 フライズは最後の力を振り絞り、必死の形相で矢を放つ。「ブレイクアロー!」だが、既に彼の力は尽きていた。回避することすらできず、暗闇に呑み込まれていく姿を、フィドルスティックスは静かに見届けていた。 勝者:フィドルスティックス 敗れたフライズの最後の叫びは、何の意味も持たなかった。勝者、フィドルスティックス。この戦闘を経て、彼は「恐怖の刈り手」という特別な称号を得た。彼の存在は、勝利を掴むために犠牲を厭わない恐怖の象徴として、なお人々の心に恐れを焼き付け続けるのだった。