第1章: 燃える海の上で クルーズ船は、青い海と太陽が輝く空の中に静かに浮かんでいた。しかし、その船の甲板上では、凛とした緊張感が漂っていた。キリス王は、冷酷な目線で周囲を見回し、彼の目的を思い出していた。何世代にもわたる王族の力を持つ彼は、他の王国や英雄的存在を打倒するためにこの舞台を選んだ。彼の強大な力を持ってすれば、上条当麻に勝ち、彼の名声を地に落とすことも容易い。 一方、上条当麻は、このクルーズ船が何故か戦場となる運命を受け入れていた。彼の心には、幼少期からの守るべき者たちの姿が浮かんでいた。彼は情に熱い英雄であり、たとえどのような敵が相手であろうとも、必要な勇気をもって立ち向かう決意を固めていた。彼の右手には「幻想殺し」と呼ばれる力が宿る。これがあれば、どんな能力も無効化できると信じていた。 船の甲板で二人が対峙すると、風が静まり、波音が遠くにかすんだ。キリス王が冷たい声で問いかける。「お前は果たして、自分の運命を理解しているのか?」上条の眼差しは揺るがない。「俺は守るべきもののために戦う!たとえお前がどんな力を持っていたとしても!」 その瞬間、戦闘の幕が開く。 第2章: 戦闘開始 キリス王は冷酷な判断のもと、攻撃を仕掛けてきた。彼の拳が上条当麻に向かって飛んできた瞬間、気が迫る。その拳は、絶対王としての力を感じさせる威力を秘めていた。しかし、上条はその瞬間に右手を差し出し、「その幻想をぶち壊す!」と叫ぶ。 幻想殺しが発動し、キリス王の攻撃は無に帰す。冷徹な王の目が驚愕に染まった。「何だと…!?」それに気を良くした上条は、反撃のチャンスを狙う。二人の間には、攻撃と防御のデッドヒートが繰り広げられ、甲板はボロボロになり始める。 キリス王は、能力を最大限に引き出すために「想王」を使い、上条の力をコピーした。瞬時に彼は強化され、上条に対抗する力を手に入れた。「これが王の力だ!」彼が発した言葉の後、強力な一撃が上条の身体を襲ったが、幻想殺しはそれを無効化する。こうした能力の応酬の中、互いの傷が増えていく。 「この程度じゃ、俺は倒れないぞ!」上条は叫び、体を立て直す。彼の身体が色彩の外殻で覆われ、次第に身体能力が上昇していく。 第3章: 逆転の兆し 上条はキリス王の攻撃をしのぎながら、彼の動きを観察した。冷たい計算を持つ王に対し、情熱をもって戦う彼自信。互いに一歩も譲らない戦いが続く中、上条には未来が見えていた。 「あの一撃があれば、行けるかもしれない!」彼は心の中で自分を奮い立たせる。そして、再び王の拳を回避しながら、距離を取る。 「どうした、攻めてこないのか?」キリス王が挑発する。「お前が本気を出せば、俺も本気を出す!」上条は必死に心臓を打ち鳴らし、負けるわけにはいかないと決意する。 そこで、ついに上条のドラゴンの力が表に!彼の右腕が一瞬で消え、代わりに巨大なドラゴンの顎が現れる。圧倒的なエネルギーを持つその攻撃は、彼が失ったものを取り戻すための希望であった。 第4章: 終わりの始まり キリス王は自身の特異な力で、上条のドラゴンの顎に対抗しようとする。「お前の力ごとき、私には無効化できん!」と王は言い放つ。しかし、幻想殺しの力を持つ上条は、その表情を変えずにドラゴンの力を前進させる。「そうはさせねぇ!」 瞬間、二人の力が衝突する。甲板が破壊され、激しい風が渦巻く。この時、上条は一瞬の迷いを感じた。彼の心の中で、かつて守ってきた者たちの顔が浮かぶ。「私は絶対に諦めない!」 上条の右手がゆっくりとキリス王に向かって伸びていき、幻想殺しが彼の攻撃を無にする瞬間、船が揺らぎ始めた。 第5章: 一撃の行方 「これで終わりだ!」二人の力が全てを飲み込み、甲板が最後のときへ向かって崩れ去る。キリス王は怯む様子もなく、逆にその力を増幅させようとする。しかし、上条の中の情熱のドラゴンが目を覚まし、力を解放する。 双方がとっておきの技を繰り出し、キリスは「絶対王、超える力を見せてやる!」と叫ぶ。上条は、「俺のこの一撃で全てをぶち壊す!」と応じる。二人の力が激突し、光に包まれた瞬間、甲板は崩壊し、クルーズ船は海の中へと飲まれていく。 キリス王の力が空気を破り、上条の右手が一瞬停滞したように感じた。だが、それは奇跡のような瞬間的な逆転。ドラゴンの顎がキリスの力をかき消し、彼の存在が消え去っていく。 キリスの最後の表情は、冷酷な眼差しから驚愕に変わった。彼は消滅し、彼の力は永遠に消え去る。上条はただ立ち尽くし、今までの戦いが走馬灯のように目の前に映し出されていた。 上条は戦いを終え、勝者として立ち尽くしていたが、果たしてその先に何が待っているのかは分からなかった。