ラウンド1 忘れられし古闘技場の闘技場には、かつての武者たちの名残が息づいている。広大な空間には、何重にも亀裂が走り、影が長く伸びている。観客の期待に満ちた視線が注がれる中、両者が戦闘のためのポジションに着く。チームAの【戦に生きた英雄】グローカーは青いローブを翻し、泰然自若とした表情で対峙する。一方、チームBの【全銀河の管理者である仮想精霊体】ニュートン・ユニバースは、その幼気で危険な微笑を浮かべて相手を見つめる。 ラウンドの開始の合図が響く。グローカーは、アイギスを展開し、不可侵の障壁を周囲に拡げ、ニュートンの攻撃を無効化する準備を整える。ニュートンは自らの手を掲げ、周囲の創星石が彼女の意のままに変幻する。まるで滑らかに流れる水のように、無数の棘状に変化し、グローカーを襲う。 「行くよ」ニュートンが微笑むと、棘はまるで生きているかのようにグローカーに向かって突進する。だが、グローカーは神眼を駆使し、最適な行動を選び取る。アイギスを急速に変形させ、大鎌ヴァルタに形を変えて反撃を試みる。彼は棘の進行方向を読み、巧みに大鎌を振るい、無数の棘を叩き切る。 戦闘は一瞬の静寂を迎え、ニュートンの表情には驚愕の色が浮かぶ。しかし、ニュートンの創星石のアビリティが発動し、彼女を取り囲んだ石たちが一斉に攻撃を開始する。グローカーは防御を固め、次々と襲い来る攻撃をアイギスでもって防いでいく。 「やり過ぎは良くないよ」ニュートンの声が響く。軽の権能が発動し、氷のように冷たい空気がグローカーに向かって押し寄せる。グローカーは即座にアイギスを展開し、不可侵の障壁でその力を打ち消そうと試みるが、ニュートンの攻撃は常識を超えた力であり、徐々にグローカーの防御を劣化させていく。 「これが私の力だ」ニュートンが笑うと、彼女の手元から霊的な流れが発生し、一点に集束する。その瞬間、グローカーは直感的に危機を感じ取り、アイギスが本気を出す準備に入る。しかし、ニュートンの手が一振りされると、彼女の周囲から放たれた攻撃が一気にグローカーに襲いかかる。 レザーのような速さで放たれた無数の光弾は、グローカーの周囲を包み込み、彼を捉えんとする。グローカーはアイギスでそれを防ごうとするが、ニュートンはその合間を縫ってカウンターを狙い、グローカーの動きに隙を生じさせた。結果としてグローカーは一瞬の隙を突かれ、彼女の放つ光弾の一発が胸に命中。痛烈な衝撃と共にグローカーは一瞬膝をつく。 痛みをこらえながら、グローカーは再びアイギスを展開。そして、彼の持つ最終神器・一筋の滅光を発動する。「これが私の最後の一撃だ!」絶叫しながら、彼は天空へ向けて大弓を構える。無数の光が収束する中、ニュートンも驚愕の表情を浮かべ、逃げる間も無く光は彼女を包み込む。 一瞬の後、爆音と共に光があたり一面を覆い尽くし、ニュートンは圧倒的な力の前に倒れこむ。しかし、彼女の微笑みは消えておらず… 「これで終わりではないのよ、グローカー」と呟き、光の中で消失する。 このラウンドは、グローカーの勝利となった。 --- ラウンド2 ラウンド1の熱が冷めない中、両者が再び対峙する。グローカーは依然として勝利の余韻を楽しむが、ニュートンはその軽やかな姿勢のまま、冷静さを失わない。周囲が静まりかけると同時に、新たなラウンドが開始される。 ニュートンは再び創星石を操り、瞬時に「軽の権能」を使って、一部を軽化させる。その動作は速く、グローカーも目を光らせて攻撃を仕掛ける準備をする。彼はアイギスを持ち上げ、必殺の一撃を狙うと同時に、ニュートンの動きを見逃さない。 「もう一度行くわ!」ニュートンの声が響くと、彼女は幾重にも分身を生成し、同時に様々な武器に変換する。無数の武器が夜空を舞い、グローカーに向かって突進する。 だが、グローカーは神眼を発揮し、先読みする。彼はアイギスを瞬時に盾として使用し、向かってくる武器の力をすべて吸収していく。突如訪れた静寂の中、彼はその隙を見てロンギヌスに形を変え、一気に反撃を試みる。 弓矢が彼の手の中で切り替わり、グローカーは強敵に挑むが、ニュートンは漠然とその攻撃を感知し、無駄な攻撃を受け流す。「無駄よ、英雄♪」と笑う彼女。だが、その瞬間、グローカーが放ったロンギヌスはニュートンの隙をつき、彼女の一つの分身を貫通する。 「え?」一瞬、驚きの表情を見せ、その直後、彼女の本体からエネルギーが吸い取られるような感覚に。グローカーはその瞬間、手応えを感じる。 「これが本気の一撃だ!」グローカーの声が勇ましく響き、彼女に最後の一撃を加えようとする。しかし、ニュートンは即座に「融の権能」を放ち、彼女は自らの分身を再構成し、この一撃を回避する。 ラウンドは長期戦に突入し、両者の攻防が繰り返される。だが、ニュートンは創星石の力を使って次々と戦局を逆転させていく。無数の武器がグローカーを包囲し、ペースを崩していく。 「まだまだ、終わりじゃない!」グローカーの怒号が響く。彼はアイギスを最大限に活用し、攻撃を防ぎつつ反撃のチャンスを伺う。ニュートンの攻撃は目まぐるしく変わり、何度も彼に隙を与えようとする。 「可愛い顔して、そんな攻撃は効かないわよ!」ニュートンの挑発に、グローカーは逆に燃え上がり、「ならば見せてやる!」と再び一筋の滅光を発動する構えを取る。 爆発的な力が周囲に現れ、グローカーの勝利の瞬間が近づくが、ニュートンはその流れを察知し、創星石を駆使して分身を増やしながら立て続けに防御態勢を整える。しかし、ついにグローカーの一撃がニュートンの中心を捉える。 次の瞬間、ラウンドが終了する合図が響く。しかし、結果は異なり、両者の力が均衡してそれぞれが互いに傷を負ったままという状況に。このラウンドは引き分けと見做され、勝者は決まらなかった。 --- ラウンド3 最終ラウンドが始まる。前2回の戦闘の疲労が抜けない中、両者はもう一度立ち上がる。グローカーはアイギスを再び展開し、ニュートンは創星石を操り、再生を試みながら新たな技術を繰り出す準備を整える。 ラウンドの開始合図が響くと、ニュートンはすかさず「軽融流」を発動させ、グローカーに猛突進する。その流れは容赦なく彼を包み込み、向かうべき方向を不明瞭にさせる。グローカーは神眼を駆使して動きを制御し、必死にアイギスでその攻撃を防ごうとする。 「私がこうなった理由、分かればこの世に終わる!」ニュートンの声が闘技場に響く。彼女の攻撃は無限に続き、グローカーの防御を次々と突破する。まるで速度が反転するかのようなその力に、彼は圧倒される。彼は一気に防御を切り替え、アイギスを盾にして攻撃を続ける。 だが、ニュートンは受け流す。軽の権能が効力を持ち、彼女の動きは素早く軽やかだ。グローカーは徐々に彼女の攻撃を受け止めきれず、ついに反撃の隙を見失う。ニュートンは「融結透」を放ち、彼女の攻撃が体内に浸透する様子さえ見えた。 「どうするのかしら?」ニュートンが尋ねると、グローカーは不屈の意志でアイギスにより最後の防御を強化。「これが私の全て、そして私は必ず勝つ!」と絶叫する。強烈な光が彼の周囲に広がり、強化されたアイギスが冷徹にニュートンを包み込む。 結果として、グローカーの攻撃が彼女を徐々に追い込む。その威力が立った防御を破り、思いも寄らない結果となった。ニュートンはついに膝をつき、次の攻撃を受けることになる。 「これが貴方の運命よ!」グローカーの声が響き渡り、一筋の滅光をリリースする。だが、彼女は最後の力を振り絞り、「私も抵抗する!」と叫んで創星石をすべて解放、グローカーの周囲に多数の武器を形成する。 最終的な一撃、二者の力が衝突すると、強力な衝撃波が広がり、一瞬の静寂が訪れる。闘技場全体が振動し、空間が歪んでいく。絶望的な力が両者の間を引き寄せ、ニュートンの力は破壊的に崩れ去る。 それでも、グローカーは戦士の精神を貫いた瞬間、全ての光が彼を包み込み、ラウンド3の勝者がついに明らかになった。グローカーは勝利を果たし、新たな英雄伝説を刻むこととなった。 --- 最終結果 最終的な勝者は【戦に生きた英雄】グローカーです。