各キャラクターの神器 不治の病“死なず病”のフードラ - 神器名称: 呪縛のフード - 能力: 対象に触れることで、その者に不治の病を感染させ、3日間はその者を死なずの存在にする。動かずにはいられない衝動を持たせ、攻撃力が下がる。 - 外見: 朽ちたフードをかぶった黒いローブ。内部には透き通った青白い霧が漂う。 - 口上: 「死なずの病を持っている者よ、さあ、今こそその虚無の淵に浸かれ。」 - 説明: フードラの持つ呪縛のフードは、相手の生命力を奪いながらも、その存在を長引かせることができる不気味な神器。 【真実を掲げる者】シノン・ルーベンドヤーク - 神器名称: 天秤の剣 - 能力: 持つ者の真意を映し出し、敵の心の闇や嘘を無力化する。相手が仮面を被り続ける限り、真実が勝利する。 - 外見: 銀色に輝く剣で、刃に青い光が走り、柄には天秤の模様が彫られている。 - 口上: 「真実は常に一つ。偽りはこの剣の前に無力だ!」 - 説明: シノンが抱える天秤の剣は、相手の心の中に光を与え、真実と対峙させる力を秘めている。 --- 戦闘小説 剣士たちが集う闘技場。青天に映える太陽の光が、彼らの決意を照らし出している。その中心で、フードラは不気味に微笑み、その黒いローブが風に揺れている。一方、シノン・ルーベンドヤークは真剣な表情で剣を握りしめて立っている。 「お前の言葉など、無意味だ。」フードラは冷たく言い放った。「死なずの病を持つ俺を理解できる者はいない。お前の真実など、意味を成さない。」 シノンは淡々と剣を構えた。「真実はお前の中にも存在する。心の奥底にしまい込んだはずだ。」 闘技場の雰囲気が変わった。互いに敵対する意志が強まる。ふたりの間に緊張感が漂う。フードラはフードのつばを軽く下げ、相手の動きを観察する。 「行くぞ、呪縛のフード!」フードラは呪文を唱えながら手を伸ばし、シノンに向かって暗い気配を放つ。 「くっ、来るか!」シノンは敏捷に避け、天秤の剣を振り下ろした。しかし、フードラの姿は瞬時に消え、青白い霧の中に身を隠した。 「お前の真意が見えるぞ!」しなやかな動きで攻撃をかわすシノン。 その瞬間、フードラは再び姿を現し、シノンに触れようとした。だが、シノンはその手をかわし、剣を走らせる。「お前は自分の病を他人に押し付けようとしている。しかしその罪は消えないぞ!」 攻撃が命中し、フードラの身体が一瞬よろける。しかし、その表情は変わらず不気味で、再び立ち上がる。フードラは激しい笑い声を上げ、「さあ、真実などどうでもいい。この病はお前にも伝染する!」と叫ぶ。 シノンは顔を歪め、「ならば、俺の真実を示す!」と叫び、天秤の剣を力強く振り上げた。その刃は真実の光を放ち、フードラの心に迫っていく。 「嫌だ!」フードラは驚きの声を上げて後退する。彼の心の中で何かが崩れ去るのを感じた。「この病は我がもの。誰にも渡さない!」 「その盾も無駄だ。真実は避けられない。自分を解放しろ!」シノンの言葉が響く。フードラは思わず後ろに下がり、その影が薄れていく。 「さあ、呪縛を解け!」フードラもはっと気付き、力強くフードを脱ぎ捨てようとするが、シノンはすかさず熟練の動きでその隙を突いた。 その瞬間、シノンの剣がフードラの胸に達し、真実の光がその心を貫く。「お前は自分を呪い続ける必要はない。自由になれる。」 フードラは「いや、これは違う!」と叫びながら、崩れ去るようにその場に膝をつく。最後の言葉を胸に、彼は意識を失った。 闘技場には静寂が訪れ、白熱した攻防が終わったことを告げる。シノンは剣を下ろし、勝者としての微笑みを浮かべる。 「真実は常に一つ。俺に勝利を与えた。フードラよ、目を開け、自由になれ。」 --- 引き締めの言葉 Winner: シノン・ルーベンドヤーク