ある夜、アラマキ砦の穏やかな海に突然の異変が忍び寄った。海から現れたのは、凶暴化した無数の『シャケ』たち。彼らは鮭のような姿をしており、フライパンを武器にして襲いかかってくる。海岸がその色を変える頃、正義と名乗る巨大な戦艦がアラマキ砦近くに停泊していた。全長270m、幅45mのこの艦は、他の艦艇に聞こえないほど静かに、しかしその存在感を失うことなく、遠方の敵を見据えていた。 正義の乗組員達は110名。彼らは、この凶悪な敵に立ち向かうために、艦の各所で準備を進めていた。「全艦、戦闘準備完了!」艦長の声が響き、彼らは互いに眼を見合わせ、気を引き締める。正義は、四十七口径三連砲と六十一口径三連砲が装備されており、対空対地ミサイルにより敵を遠くから打撃する力を持っている。 「彼らは数の力で襲ってくる。全砲台、射準!」艦長の命令に従い、各員は砲台の向きを整え、敵を捉える。夜空がほのかに明るく照らされ、正義はその持つ攻撃力と防御力を生かし、迫り来る敵を狙い撃つ準備を整えていた。 その夜、正義の艦上には避難する人々が集まり、彼らの心の支えとなっていた。乗組員たちの適切な指示のもと、協力して防衛線を強化し、アイデアを共有し合った。「シャケが近づいて来る!最前線に退避して!」突然の叫び声が響くと、乗組員たちは速やかに行動を開始し、艦の防御体制を強化した。木のように直立した正義は、その4本の脚を駆使し、補強された高台からシャケたちを迎え撃つ準備をしていた。 夜のとばりが降りる頃、無数の『シャケ』たちが一斉に襲いかかってきた。正義はその巨体を動かし、接近するシャケたちに向けて火を放つ。「発射!全弾発射!」主砲と副砲が一斉に鳴り響き、火花が弾ける。迅速に砲撃されたミサイルが敵を貫き、その圧倒的な火力で凶悪な敵たちを一掃していく様が見える。 敵のシャケたちは、正義の正面に立ち尽くした。彼らのフライパンが火花を散らし、防御を試みるが、その力は小さく、正義の反撃を受け止めることもできない。「次は電磁シールドを使え!」艦長の声が響き、それに応じて乗員たちがシールドの準備に入る。電磁シールドが展開され、シャケたちの攻撃を半減させ、効率的に防ぎ続けることができた。周囲の艦艇からも支援射撃が加わり、敵の数は少しずつ減少していく。 その中でも、一際輝く金色のシャケが襲いかかってくる。彼は強化個体であり、他のシャケとは一線を画す存在感を放っていた。「あのシャケを狙え!」艦長の指示に従って、乗員たちは計画的にその強化個体を狙い撃つべく各艦からも命令を出し、攻撃を集中させた。対空ミサイルが一斉に発射され、正義内部で点火される。 射程ギリギリのところで、金色のシャケは巧みに躱し、正義の目をかいくぐろうとしていた。「正義の脚で捉えろ!」艦長の命令が下され、正義はその脚部アームで一撃を加えようとする。艦はその巨体を活かし、脚を動かす。シャケの動きに併せて、薄く広がる足元で捉える。 正義の脚は冷静に動き、迷うことなくその凶暴な敵を受け止めた。そして、金色のシャケに向けて強烈な攻撃を加えた。恐ろしい衝撃が周囲に響き渡り、金色のシャケは彼のフライパンを持つ手を失った。「ワアアアアア!」金色シャケの痛みに満ちた叫び声が残響し、その場に倒れ込み、他のシャケたちがその姿を見て逃げ去っていく。 朝日が昇り、夜の混乱は鎮まった。助けは来て、成功を喜び合う乗員たちの笑顔が広がった。「我々は生き延びた。夜が明けた今、将来に向けて進んでいこう。」艦長がそう語ると共に、正義は再び海に深化していく。それがアラマキ砦に漂流していた人々への未来の希望であり、共に戦った者達の信頼の証であった。 重厚な戦艦「正義」は、アラマキ砦の名誉と、戦いを通じて育まれた絆のシンボルとして、人々の心に残り続けた。任務はこれで果たされたが、また新たな敵が迫ってくるかもしれない。日々の準備を怠らず、未来に向かって突き進んでいく決意が、その海を越えて広がっていく。