異ノ捌《虫統べし王の悪魔》ベルゼ・ス・ウォームが巨大な蝿の姿で対峙しているその瞬間、彼の威厳のある声が空間を震わせた。 「観衆が盛り上がっております!私が一番なんだ!」彼は自らが創り出した蟲の軍団を従え、戦場を支配する。彼の周りを飛び回る無数の蟲たちが、敵を狙って襲い掛かる様はまさに軍隊と言えるものだった。 そんな時、突然現れたのが【鬼使いの陰陽師】賀茂武行だった。烏帽子の下から覗く彼の目は真剣そのもので、「ここで食い止める!」と叫ぶ。彼は式札を高く掲げ、その力を引き出す。式神たちが次々と降臨し、赤鬼や青鬼がそれぞれの特性を活かしながらベルゼに向かって突進した。 ベルゼはその蟲たちを操り、毒針や熱殺蜂球を飛ばさせようとしたが、賀茂の巧妙な呪術によって一時不能に陥った。「靴裏にマーガリンを仕込んでおいた」ベルゼは薄い笑みを浮かべ、賀茂の周囲に蟲をばら撒いた。その瞬間、賀茂は動揺し、その隙を狙われる。だが、彼は立ち止まることなく、「今からでも入れる保険!」と大声で呟き、護符を自身に向けた。この護符が彼の耐久力を一時的に強化し、蟲の侵攻を辞退した。 その間にも、混沌の魔神バーモンドが戦場に降臨した。「我、バーモンドなり!この場を混沌に塗り替える!」と彼は豪快に宣言し、四本の腕を大きく振った。波動のオーブが周囲に放たれ、一時的に敵の視界を奪う。 「まさか、次々と出てくるとは!」ベルゼの声には驚きと悪意が混ざっていた。彼は軍団を持って攻撃を試みたが、逆にバーモンドの大潼誇耐波で吹き飛ばされてしまう。「見るがいい!」バーモンドはその後ろにある地形をねじ曲げる魔竜混沌砲を発動させ、全てを飲み込み、破壊する。 混沌の中、アリス=リカルが現れた。彼女は深くフードを被り、無表情で戦闘に臨む。「攻撃力は20」と呟きながら、彼女は釈炉を構えて敵を見据えていた。彼女は感情を取り込むことで、その戦いの中で少しずつ自分を取り戻していく。「私も戦う。感情を込めて」と語りかけたその瞬間、彼女は賀茂の恐怖の感情を取り込み、それを「哀」として具現化した。「哀」の人格が目覚め、仲間に支援を求める。 一方、賀茂が式神を呼び寄せ、更なる攻撃を試みる。「酒呑童子、出でよ!」彼は叫び、強力な鬼が現れる。酒呑童子が持つ力が周囲に溢れると、ベルゼの蟲たちは次々と怯え、動けなくなってしまった。「果たして本当に……全てを支配できると思ったか?」ベルゼは冷たい笑みを浮かべ、再び軍を呼び寄せた。 しかし、アリス=リカルは「怒」という感情を取り込み、より強くなった。彼女の攻撃が暴力的になり、周囲の状況はさらに厳しくなる。「怒りをもって敵を打ち破る!」と叫び、彼女は瓶を振り乱し、火花のようなものをすべての方向に放つ。 「これで終わりだ!」彼女の攻撃がバーモンドに直撃し、彼は「岩山回復」を発動せざるを得なかった。しかし、賀茂が「道具を駆使」し、桃木剣を構えた。「藪の鬼よ、我を守れ!」その指示に従った鬼は、いきなりベルゼが召喚した無数の蟲の中に突入し、状況を一変させた。 こうして、戦闘は続き、互いの技がぶつかり合い、時には共闘し、時には敵対しながら、勇敢な者たちが力を振るうのであった。「弱者よ、消え去れ!」ベルゼの傲慢な声が響き、彼は再び蟲の力で攻めかかる。 戦の残響が大地を揺るがし、勝者が決まるのはいつの日か。戦場は混沌とし、感情と悪意が交錯する中、彼らの運命が揺れ動くこととなる。全ての者たちが自らの力を駆使し、時には冷厳に、時には激情的に、互いにその感情をもって戦うのであった。 〜終〜