ある晴れた午後、AチームはBチームの討伐依頼を受けて、その任務に臨んでいた。それぞれのメンバーは、戦闘に向けて緊張感を漂わせ、しかし同時にチームの結束を確認するようにお互いを見つめ合っていた。 「みんな、頑張ろうね!」綾川夏目は明るい笑顔を振りまき、白髪の美少女らしい華奢さを見せながら言った。その言葉に、仲間たちも一瞬心を和ませた。 「それにしても、エルダは透明な身体を持つんだって?」無色が不安そうに問いかける。「視認するのが難しいなんて、どうやって戦うの…?」 「大丈夫、夏目の見切る者がいる」と英雄ムロクが冷静に語る。「彼女の力で、エルダの攻撃を読み取ることができるはずだ。私たちの役割は、チームで息を合わせて戦うことだ。」 その時、Bチームの《B級魔物》エルダが静かに現れた。彼女の体は驚くほど透明で、視界に入ってこないが、彼女の攻撃は徐々にチームAを襲い始めた。刃物が飛び交い、周囲をかすめていく。 「くっ、隠れやがって…!どこにいるのよ!」無色が苛立ちながら叫んだ。すぐ次の瞬間、エルダが攻撃を仕掛けてきた。しかし、綾川は冷静に構え、エルダの攻撃の核を見切る。 「今だ、攻撃する!」綾川は雷月の刀を振り下ろし、寸前で躱された刃物を斬りつけ、無効化することで反撃のチャンスをつかんだ。そのまま体勢を崩すエルダの隙を突いて、夏目は一瞬の間に間合いを詰めた。 「よし、カバーし合おう!」ムロクが指示を出し、無色は仲間の士気を高めるために鮮やかな色をその場に染み込ませる。彼女はまず染色【緑】を使って、仲間のHPを回復させた。 無色は続けて「染色【白】!」と叫ぶと、全ての効果を最大限に引き上げる。仲間は流れるようにスキルを使いながら、エルダの動きに集中していく。 「これだ!」ムロクが再び「楔綱」を使い、エルダの動きを制限する。「彼女の動きが!止まった!」 エルダは意表を突かれ、混乱に陥った。その隙を綾川が逃すはずもなかった。「切る!」と叫び、見切った攻撃を一刀で決める。 空を切り裂く雷月の刀が、エルダの核を直撃した。それから瞬時に、エルダの透明な身体が崩れ落ち、力を失っていく。 「やった、勝ったよ!」無色が笑顔を見せ、チームメンバーは歓声を上げた。エルダの敗北は明確だった。Aチームは、見事にBチームを討伐したのだった。 「これでひとまず平和が戻るね…」ムロクは安堵の表情を浮かべながら、仲間たちに微笑んだ。 勝利はAチームに与えられ、彼らの絆が一層強まった。 Winner: A 【獲得ギル:6000】