大聖堂はその荘厳な姿を誇っていた。天井に掲げられたステンドグラスからは、色とりどりの光が差し込み、神秘的な雰囲気を醸し出している。しかし、その平和な空間も今では恐怖と殺意の渦に飲み込まれようとしていた。 警戒するクリスタは、長剣「懺悔」を舞わせる。彼の鋼のように冷静な瞳が、戦場を見渡す。目の前に立つのは、悪の使徒ダンデと傲慢を司る吸血鬼コンスタンティン。双方の存在は、大聖堂の静寂をまるで切り裂くかのように不吉に漂っていた。 「さあ、愛しき神の名のもとに、邪悪を討ち果たすとしよう」とクリスタは静かな口調で言った。彼の言葉は、まるで神託のように響く。試練の時が来たことを彼自身も知っていた。 ダンデは、虚ろな青い瞳でクリスタを見つめた。「貴様は我が邪剣の試練に足を踏み入れた。悪徳の勇者よ、貴様の命が尽きるまで、我は何度でも立ち上がる。」彼の声は冷酷で、背筋を寒くさせる。 コンスタンティンは無表情で二人の様子を眺めていた。アルビノの少年は、長い髪を撫でつつ、「無駄な抵抗だな。お前たちの運命は、すでに定まっている。」と余裕の笑みを浮かべている。 激闘の号令が鳴り響く。 まず、ダンデの「凍夜よ来たれ!」の叫びと共に、周囲の気温が急激に下がり始める。氷の刃がクリスタへと襲いかかる。だが、彼は瞬時に反応し、懺悔を振りかざして切り裂き、寒気を斬る。 「チッ、つまらん。」ダンデは舌打ちし、再び攻撃を仕掛ける。邪剣が闇から生まれ出でると、クリスタの動きに合わせるように振るわれ、彼の身をかすめ、触れる。ただそんな魔力の一撃を彼は受け止められるだけの技量を持っていた。 その隙に、コンスタンティンが影から彼を襲う。「何処を見ている?」彼の声が後ろから響く。光の中から彼の影が動き、滞りなくクリスタの背後に現れる。だが、剣を振るって防御するクリスタの眼が鋭く光る。「戯言を!聖天!」秘技が発動し、周囲の敵の力が減少し、彼の動きが鋭くなる。瞬時にクリスタは「斬罪」を連続で繰り出し、敵の隙を突いた。 しかし、ダンデはその剣撃さえも耐えしのぎ、彼の持つ六罪の使徒の力を増幅させる。「我が名はダンデ!永遠に続くこの戦争を愉しむがいい!」彼の一撃がクリスタに襲いかかり、闇を切り裂く。 クリスタは動きに合わせて「聖磔」を展開し、光の十字架を放ち周囲の敵を拘束する。しかし、ダンデはその十字架を破り、冷酷な笑みを見せる。「無駄だ、貴様の聖なる力も我が邪悪の前には無力だ。」彼の肢体に滝のような血が流れる。 二人の戦士が繰り出す攻撃は巧妙そのものだ。姿を隠すコンスタンティンもまた、義無き人々から力を吸い上げる。「英雄を名乗る者は、まず我が力を味わうがいい。」彼の魔力が充満し、半透明の蝙蝠たちが現れる。瞬時に彼は少女たちの涙を吸い、彼に向かって吸血鬼の力を強化する。 クリスタとダンデの間に立つ吸血鬼――コンスタンティンがその上から象徴的に叫ぶ。「さあ、子羊たち、我が血を求めよ!」彼は数千の銃器を数瞬で空に呼び寄せ、敵に向けて発砲する。魔弾は激しくクリスタの体を貫通し、痛みが走る。 「いや、そこまでだ!」クリスタは怒りと悲しみを背負って立ち上がり、ついに「聖纏」を発動した。魔力を全身に纏い、まるで光の戦士の如く。彼の戦闘能力は極めて高まり、一瞬の隙を突いて「聖断」を繰り出す!彼の剣が煌めき、世界が一瞬の静寂に包まれる。 瞬時、聖光の刃がダンデとコンスタンティンを捉え、二人はその一撃に飲まれていく。しかし、ダンデはその直前で邪剣を発動させ、教会の扉がひび割れるほどの力を引き出す。「滅べ、我が敵対者!」 聖なる光と邪なる闇が交差し、まさに神と悪魔の対決と化した。メフィストフェレスの戦いが続く。 結局、大聖堂が崩れる中、クリスタは勝ち残った。彼の長剣は血に染まりながらも、最後の一撃を敵に与え、両者の命運を掌握したのだ。その時、彼の心には信じてきた神の慈悲と自身の正義が光っていた。 勝敗:クリスタの勝利