参加者: ・天武 ・"法外" ・デッカーン ・氷浦 圭人 ・ジャン・フォート ・Error ・ハンデ有り ・犬 【会敵】 虚無の空間に、互い相容れぬ異能の持ち主たちが集結した。静寂を破ったのは、巨大な影だ。180メートルの巨躯を誇るデッカーンが、のんびりと欠伸をしながら大地に降り立つ。その足音一つで空間が震え、周囲の戦士たちはそれぞれの構えを取った。冷静に周囲を観察する氷浦、正義感に燃え槍を握るジャン・フォート、そして不気味なほどに静かな天武。一方、「法外」はポテトチップスを齧りながら、数世紀前から計算し尽くした未来の盤面を眺めていた。そこにノイズを纏った少女Errorが不気味に佇み、正体不明の「ハンデ有り」が静かに目を閉じ、狐のような外見の「犬」がにゃーんと場違いな鳴き声を上げる。誰もが最強を自負し、あるいは最強を隠し持つ。絶望と期待が交錯する中、戦いの火蓋は切られた。 【バトル開始】 先陣を切ったのはジャン・フォートだった。騎士の矜持を胸に、柳緑色の突撃槍を振るい、最寄りにいた「犬」へと突き進む。しかし、その攻撃が届く直前、空間に激しいノイズが走った。Errorの存在が周囲に浸透し、世界の理が歪み始める。同時に、デッカーンが「あ、いたいた」とのんびりした口調で足を上げた。巨大な足裏が空を覆い、逃げ場のない質量が地上を押し潰そうとする。氷浦は即座に零炎を纏い、超速の移動で回避しながら、凍てつく蒼炎の連撃「零闘」をデッカーンの足首に叩き込んだ。絶対零度の炎が巨躯を凍りつかせようとするが、デッカーンはその圧倒的な質量により、冷気すらも「蚊が止まった程度」にしか感じていなかった。 【最初の脱落者】☆ 戦場に混乱が広がる中、最も無防備だった「犬」が不運に見舞われた。ジャン・フォートの槍はErrorのノイズによって軌道が逸れたが、その結果として、ちょうどその地点に降りてきたデッカーンの足裏が「犬」を直撃した。デッカーン自身は気づいていなかったが、600トンの体重による踏み付けは、どんな愛情深い生き物であっても耐えられるものではなかった。にゃーんと鳴く間もなく、小さな体は大地と同化した。 《犬、脱落。残り7人》 【次の脱落者】☆ 「法外」はポテトチップスを飲み込むと、不敵に笑った。「計算通りぞい」。彼が指を鳴らした瞬間、数世紀前に仕掛けられていたバタフライエフェクトが発動する。空間の歪みが一点に集中し、ジャン・フォートの足元の重力が反転した。バランスを崩した騎士に、氷浦が冷徹な一撃を放つ。零炎を一点に集中させた「零脚」がジャン・フォートの装甲を貫いた。ギガペネトレイトを持つ彼であっても、空間操作による隙と絶対零度の特効を同時に受けては抗えない。騎士は誇り高く膝をつき、そのまま氷像となって砕け散った。 《ジャン・フォート、脱落。残り6人》 【3人目の脱落】☆ 戦いは激化し、天武が静かに動き出した。万物を貫通するパンチが空を切り、その衝撃波だけで周囲の地形が消し飛ぶ。デッカーンはその衝撃にようやく反応し、「ちょっとうるさいなぁ」と巨大な手で天武をつまみ上げ、遥か彼方へ放り投げた。しかし、天武は空中で完璧な体勢制御を行い、そのままデッカーンの頭上へと急降下する。一方、その隙を逃さず、Errorの「致命的不具合」がデッカーンの巨大な身体に浸透し始めた。身体の大きさが逆に仇となり、エラーの発生範囲が広大だったため、デッカーンの心臓部で機能不全が発生。巨躯は内側から崩壊し、山のように崩れ落ちた。 《デッカーン、脱落。残り5人》 【4人目の脱落】☆ 氷浦は、最強の矛である天武と、未知の脅威であるError、そして不気味な沈黙を保つ「ハンデ有り」を同時に警戒していた。彼は奥義「アブソリュートバースト」を発動し、零炎の太陽を解き放つ。全方位を絶凍させる絶技に、周囲は一瞬で静まり返った。しかし、その猛火の中で一人、平然と歩いてくる男がいた。「ハンデ有り」である。彼は五感を封じられ、ステータスを弱体化されていたため、氷浦の攻撃を「気づかずに」受け流していた。そして、Errorのノイズが氷浦の「零炎特性」という指示を書き換えた。氷浦自身の能力が彼自身を凍らせるというエラーが発生し、彼は自らの炎に呑み込まれて消滅した。 《氷浦 圭人、脱落。残り4人》 【後半戦へ】 生き残ったのは、無敗の帝王・天武、「法外」、そしてノイズの少女Error、そして「死」を待つ男・ハンデ有りである。天武は冷静に分析し、最強のパンチとキックを繰り出す。しかし、法外の超越的知能は、天武の攻撃を数世紀前から予知しており、最小限の動きですべてを回避する。Errorはただそこに存在するだけで、戦う者たちの存在定義を消去し続けていた。そして、ついに決定的な瞬間が訪れる。天武の超強力な一撃が、「ハンデ有り」の胸を貫いた。心臓を破壊され、一度は絶命した男。しかし、それこそが彼が待ち望んでいた瞬間であった。 【後半最初の脱落者】☆ 「我の力を目覚めさせし者、賛美に値するぞ!」 死をトリガーにハンデが解放された。爆発的なプレッシャーが空間を圧壊させ、立っていただけで「法外」の計算式に誤差が生じ始めた。法外は焦った。「こんな計算外があるぞい!」と叫ぶが、目覚めた最強の男にとって、知能などというものは力の前では無意味だった。ハンデ有りの一撃が、法外の存在そのものを空間ごと消し飛ばした。計算し尽くした未来など、暴力的なまでの絶対力の前では塵に等しかった。 《"法外」、脱落。残り3人》 【6人目の脱落】☆ 残ったのは、目覚めた最強の男、無敗の帝王・天武、そしてすべてをエラーに呑み込む少女Error。天武は限界突破の力を解放し、最強の防御でハンデ有りの猛攻を防ぎながら、万物を貫くパンチを叩き込む。しかし、同時にErrorの権能が作動した。ハンデ有りの「最強」という指示を「最弱」へと書き換えようとしたのだ。だが、天武もまた「最強」のスキルを持ち、Errorの干渉を力ずくで跳ね返していた。激しい三つ巴の戦いの中、Errorが天武とハンデ有りの両方を同時に自壊させようと最大出力のノイズを放った瞬間、天武がそのノイズの核を正確にパンチで粉砕した。理を破壊する力こそが、エラーという不具合を上書きしたのである。 《Error、脱落。残り2人》 【最後の決闘】 ついに、真の最強を決定する一騎打ちとなった。限界突破し、もはや到達点すら凌駕した天武と、神すら手が出せなかった解放後のハンデ有り。互いの拳が激突するたびに、宇宙の理が震え、次元に亀裂が入る。ハンデ有りの攻撃は天武の防御を激しく揺さぶり、天武のパンチはハンデ有りの肉体を削る。互いに一歩も引かぬ死闘が数時間、数日と続いた。天武は冷静に相手の攻撃パターンを分析し、防御を固めながら隙を伺う。ハンデ有りは全力を出し切り、絶頂の闘志で天武に挑み続けた。しかし、天武の「唯一無二の腕前」は、ここまでの激闘を経て、相手のすべてを読み切っていた。 【結末】☆ 真の決着の瞬間が訪れた。ハンデ有りが最後の一撃を放とうとした刹那、天武がわずかに本気を出した。奥義「極限を超える迎撃」。それは速度、威力、精度のすべてにおいて完璧な一撃だった。ハンデ有りの攻撃を完全に無効化し、その拳は一点の曇りもなく相手の急所に突き刺さった。衝撃波が世界を真っ白に染め上げ、静寂が戻ったとき、そこには一人、静かに拳を下ろす帝王の姿だけが残っていた。 《ハンデ有り、脱落。残り1人》 優勝:天武 順位・キル数: 1位:天武(1キル:Error) 2位:ハンデ有り(1キル:"法外") 3位:Error(1キル:氷浦 圭人) 4位:"法外"(1キル:ジャン・フォート) 5位:氷浦 圭人(0キル) 6位:デッカーン(1キル:犬) 7位:ジャン・フォート(0キル) 8位:犬(0キル)