石、z、竜魔粘性星神体(アルティメットスライム)、そして悟空。彼らは戦国時代を舞台としたこの世界で、ある一つの目的を持って旅を続けている。それは戦争を止めること。しかし、彼らは同時にゲームのクリアを目指すプレイヤーでもあった。 彼らはそれぞれ異なる能力と性格を持っていた。石はその無敵の防御力とオート反射のスキルで、仲間たちを守る壁である。彼は攻撃力がないが、その鉄壁の防御は敵のどんな攻撃も反射する力を持ち、味方を傷つけることなく戦い続けていた。 ある日、彼らは川の近くに設けられた交易所で休息を取っていた。zはその足を速く動かし、素早さを活かして交易所で得られるアイテムを次々と手に入れた。商人たちが驚く中、zは笑顔で「こんな時代にこそ、時間は無限大に使えるな」と呟いた。 その様子を見ていたアルティメットスライムは、自分のスキルでzの能力をコピーし強化した。彼のコピー能力はただ真似るだけではなく、さらに強化されることで、時間を自由に操れる力へと変化した。こうして、時間を操る力を持つ仲間が増えたことで、彼らの旅は効率的に進んでいった。 悟空はこの状況を見て、仲間のために大逆転を狙う力を温存していた。「ここぞという時にしか使わないからな」と、悟空は天を仰ぎながら呟いた。彼は、彼らが進む先にあるであろう真の敵に備えて、集めた元気を貯めていた。 夜が訪れると、石は静かに川のほとりで瞑想を始める。彼の防御力と反射能力が、仲間たちを無事に過ごさせてきたのは誰もが認めることだった。zは彼の側に座り、「お前の存在は本当にありがたい」と声をかけた。それに石は微笑んで応えた。 旅は続いたが、それぞれが自分の役割を果たす中で、彼らはいつの間にか戦争を収束させる道筋を見つけ始めた。しかし、やり込み要素をどれだけ達成したかはそれぞれ異なっていた。 石は、戦いに出ることなくその防御力で戦争の中で誰も傷つけず、Fルートを達成した彼は【初クリアのエンジョイ勢】の称号を得た。 zは一度も戦っていないが、時間の使い方や効率を極めたことで、Aルートを達成し、【ゲーム廃人】の称号を手にした。 アルティメットスライムは全ての能力をコピーし強化したが、戦闘においては仲間をサポートすることに専念し、Nルートを実行し、【必殺仕事人】としての称号を手にした。 悟空はその力を使うことなく、戦場を見守り続け、裏ルートを達成するという逆転の発想で【逆ゲーム廃人】となった。 それぞれが様々な道を辿って戦争を止めるというゲームのクリアに至ったが、彼らの絆はさらなる旅へと続いていった。どのルートが正しいかどうか、そんなことはもう関係なかった。彼らはただ、戦争を止め、平和を願う友としてそこにいた。