栄愛之湯のハチャメチャ大乱闘 休息の始まり 東方地域の山奥に佇む老舗旅館「栄愛之湯」は、紅葉に囲まれた静かな隠れ家だった。ABチームの面々は、戦いの疲れを癒すためにここを訪れていた。小さなキツネのたんたわは、大きなお腹を揺らしながら玄関をくぐり、 「あざーん、みんなお疲れさまー♡ ここでたんたわがご主人様みたいにみんなにご飯食べさせてあげるねー♡」 と、あざとく目を細めて言った。彼女の隣には、ねりつくが無表情で立っていた。ゴムのような謎の物体を操る彼は、言葉少なに荷物を運び入れる。 チームBからは、華やかなマジシャン衣装に身を包んだマッキー(本名:愛利)が陽気に飛び込んできた。仮面の下で目を輝かせ、 「わーい! 温泉だー! みんな、私のマジックショーで盛り上がろうよ! 帽子からポンッて鳩が出るんだから!」 と大声で叫ぶ。彼女の後ろには、青髪ロングの小柄な少女、泉こなたが眠そうに欠伸をしながらついてくる。セーラー服姿でアホ毛がぴょんと揺れ、 「ふぁあ…アニメみたいにのんびり浸かりたいな。ゲームのBGM流れてる気分…」 とぼそり。こなたのストイックな一面はまだ見せず、ただリラックスモード全開だ。 経営主の婆さんは、皺だらけの笑顔で迎え入れた。「ほほ、予約の確認じゃな。若者たち、ゆっくりしなされ。夕食は刺身定食じゃぞ。」 各自部屋に案内され、雑談が弾む。たんたわはすでに企みを巡らせ、 「ねえねえ、夕食の時にたんたわの特別デザート食べさせてあげる♡ 絶対おいしいよー!」 と目をキラキラ。ねりつくは黙って頷くだけ。マッキーは部屋でトランプをシャッフルし、 「よーし、みんなでカードゲーム! 負けたら温泉で罰ゲームね!」 と盛り上げる。こなたはベッドに寝転がり、 「罰ゲームか…時間軸超えたループとかだったら嫌だな。まあ、いいけど。」 と呟くが、誰もその意味を理解しない。 夕食の時間。刺身定食が運ばれ、皆が箸を動かす。たんたわは自分の大皿を眺め、 「うふふ、みんなもっと食べなきゃ♡ たんたわがカロリー増やしてあげるー!」 と小さく魔法を唱えるが、まだ本気じゃない。マッキーは魚を頬張りながら、 「これ、魔法みたいにおいしい! 私のコインみたいに増えちゃうかな?」 と笑う。こなたは静かに食べ、 「新鮮…アニメの宴会シーンみたい。」 婆さんがおかわりを持ってきて、穏やかな夜が流れる。 露天風呂の至福 食後、貸切露天風呂へ。紅葉が湯気に映え、美しい景色が広がる。男女の仕切りは竹垣で、ABチームはそれぞれ側に分かれる。女子側ではたんたわが小さな体で湯に浸かり、 「はふー♡ お湯あったかーい。みんな、たんたわと一緒に食べ物みたいにぷにぷにになろ?」 と無邪気に言うが、誰も乗らない。マッキーは仮面を外さず(なぜか)、 「温泉マジック! 見てて、帽子から泡が出るよー!」 と帽子を振るが、中からただの石鹸が出てきて滑って転び、 「わわっ! でもこれでハッピーエンド!」 と強引にポジティブ。こなたは湯船の縁に座り、 「気持ちいい…これで一週間寝れそう。意志とか行動とか、全部リセットしたくなるな。」 と目を細める。 男子側ではねりつくが静かに浸かり、NERIKESIのゴム塊を湯に浮かべて遊ぶ。 「…NERIKESI、伸びろ。」 と呟くと、物体が湯船を這い回る。婆さんが遠くから声をかける。「静かにしなされよ!」 皆がリラックスし、紅葉を眺めながら笑い合う。たんたわの企みはまだ温存、平和そのものだ。 突然の襲撃 だが、平和は長く続かない。突然、露天風呂の外からドスドスという音。Cチームのヌ・スポロコッケオ──巨大な人造スライムが、敵対心むき出しで飛び込んできた! 空腹状態のそれは、キュー! と奇妙な鳴き声を上げ、全身からヌルヌルの触手を伸ばす。脱走ペットのトラウマか、目が血走っている。 「キューーー!!」 スライムは初撃で巨大触手を振り回し、男女風呂の竹垣を直撃。バキバキッ! と音を立てて全壊。湯煙の中で、女子側のたんたわ、マッキー、こなたが男子側のねりつくと一瞬目が合う。大混乱! 「きゃあっ! な、なにこれ!?」マッキーが仮面を押さえ、慌てて湯に沈む。 「わわわ、たんたわのお腹見えちゃうー♡ でも敵!? 食べちゃおうかなー?」たんたわが大きなお腹を隠しつつ、目を輝かせる。 こなたは眠そうな目を瞬時に鋭くし、 「…襲撃? 意志を0に戻すよ。ふぁあ、面倒くさいな。」 ねりつくは冷静に立ち上がり、 「NERIKESI、出ろ。」 とゴム物体を召喚。スライムは触手を伸ばし、湯船をヌルヌルに汚す。美肌効果の粘液だが、今はそんな場合じゃない。ABチームは戦闘態勢──が、裸同然で滑る石畳、段差だらけの露天風呂。ハチャメチャ必至だ。 ハチャメチャの戦い スライムがまずねりつくに触手を絡める。ドレイン発動で気力を吸い取り、無気力にさせようとする。 「キュー!」 ねりつくはよろめくが、NERIKESIがスライムの触手を包み込む。取り込む性質で学習開始! NERIKSIEはスライムのヌルヌル質を吸収し、自身のゴム体を液状化させて反撃。 「…成長する。」 一方、たんたわはスライムの触手を「攻撃」と認識。スキル発動! 「えいっ♡ これ、武器だよね? たんたわが食べ物に変えちゃうー!」 触手が突然、ジューシーな唐揚げに変換。見るだけで興奮と魅了の効果が! スライム自身がキュー? と混乱し、唐揚げに飛びつきそうになる。たんたわはさらにカロリー増加魔法をかけ、 「百万倍カロリーにしちゃお♡ 食べたらお腹パンパンだよー!」 唐揚げを一口食べたスライムの体の一部が膨張! だが核が繊細に震え、力が抜けかける。 マッキーは混乱の中、ショーを開始! 「みんな、落ち着いて! 私のマジックでハッピーエンドだよ! 【帽子からポン!】」 帽子からイッカク(一角獣?)が飛び出し、スライムに向かって突進! 予定外のミスだが、成功したように見せかけ、 「ほら、見て! イッカクが敵を退治! わーい、盛り上がってきた!」 と周りを巻き込む。イッカクの角がスライムの触手を貫くが、核以外は爆ぜず再生。マッキーは心の中で(やばい、失敗したかも…でも続ける!)と焦る。 こなたは湯船の段差で滑りそうになりながら、能力発動。スライムのドレイン攻撃が彼女に迫るが、 「これ、攻撃の意志? 真実に到達させない。0に戻れ。」 瞬間、ドレインが無効化。スライムは「死」の過程を無限ループ──攻撃の事実がなかったことになり、触手が勝手に絡まって自滅しかける。こなたは自律防衛で集合無意識にアクセス、 「時間軸超えて、核を探すよ…あ、そこ。」 と弱点の紫の核を感知。眠そうに指を向け、ループを核に集中させる。 スライムは苦戦。触手を硬化させてマッキーを拘束しようとするが、ねりつくのNERIKESIがそれを吸収し、攻撃力を学習。ゴム触手がスライムの体を締め上げる! 「キューー!?」スライムが鳴き、粘液を撒き散らす。露天風呂はヌルヌル滑り場と化し、たんたわが転んでお腹をドン! 「いたーい♡ でもこれで敵の触手、プリンに変身ー!」 さらに食べ物変換。プリンは魅了効果でスライムを惑わし、カロリー爆増で体が膨らむ。マッキーのコイン魔法が発動、無数のコインがスライムを覆い、動きを封じる! 「【コイン!】1枚のはずが…わわ、溢れちゃった! でもこれで埋もれてハッピー!」 スライムは段差でコインに滑り、核が露わに。こなたのGER能力で核の「破壊の意志」を0に戻し、無限ループに。ねりつくのNERIKESIが最後に核を包み、取り込んで成長。 「…終わりだ。」 スライムは力尽き、キュー…と小さく鳴いて縮小。Cチーム敗北! ABチームは息を切らし、湯船にへたり込む。妙な雰囲気──皆裸で混浴状態、顔を赤らめながら。 「…あの、竹垣直さないと。」ねりつくが呟く。 「うん、たんたわも手伝う♡ でもお腹すいたー。」 マッキーは下着姿で生存(なぜか服が魔法で戻らず)、 「ハッピーエンド! でも次はちゃんと鳩出すよ…(心の中で大焦り)。」 こなたは欠伸し、 「ループ脱出したね。みんな、無事でよかった。」 収束と帰路 婆さんに謝罪。「すみません、壁壊しちゃって…」マッキーが頭を下げる。婆さんは呆れつつ、 「若者どもの騒ぎじゃな。直しとけ。」 皆で竹垣を修復し、妙な連帯感。部屋に戻り、就寝。翌朝、紅葉を背に各自帰路へ。 「またマジックショーやろうね!」マッキー。 「次は食べ物増やさないで♡」たんたわ。 「…NERIKESI、満足。」ねりつく。 「アニメみたいな冒険だったな。」こなた。 こうして、栄愛之湯の騒動は幕を閉じた。 (文字数: 約2800字)