市街地の静寂を破るように、漠然とした不安が漂っていた。伝説の傭兵スレイは、改造人間らしい冷静さで周囲を見回しながら言った。「ここはかつての繁華街だったのか? 人影すら見当たらないな。」 「状況は不明だが、警戒を怠るな」と、機械的な応答だけを返す「SS-GE-05」は、確固たる存在感を示していた。大きな機体が無造作に幸運を拒絶したかのように立ち尽くす。「データベースに人間の存在は確認できません。推奨行動、警戒保持。」 スレイは小さく首を振り、周囲の残骸を踏み越えながら進んで行く。「これほど人がいないとなると、跡形もなく壊滅したのかもしれないな。だが、何かが待ち構えている気がする。」 その言葉と同時に、全神経が鋭くなった。その瞬間、青白い光が空を横切り、何かが彼らの周囲に現れた。無数のOFビットが、金属的な接触音を響かせて迫ってきた。 「敵機接近!対処せよ!」事務的なトーンながら、「SS-GE-05」の声には一瞬緊迫感が混じる。 スレイはすぐに超光学迷彩を起動し、姿を消した。眼前に現れたOFビットを、一瞬の隙間を突いて短剣で切り裂く。「これが昨今の自動攻撃端末か、雑魚だと思うが、油断は禁物だ。」 一方、ZZガンダムのパイロットであるジュドー・アーシタも戦闘に突入した。「ニュータイプ能力、起動!」彼の機体は、OFビットの突進を見越して素早く回避、武装を構えながら放たれたビームが、毫も躊躇いなく敵を排除していく。「これでお前らも終わりだ!ハイ・メガ・キャノン、発射!」 轟音と共にビームが放たれ、OFビットたちが木っ端微塵に消えていく。ジュドーはユーモアを交えながら、仲間に声を掛けた。「次はどれにする?頼むぞ、リリィ!」 エンジェルナイトAN-001のパイロット、リリィ・フェアリーテイルは、11歳とは思えぬ落ち着きでスラスターを操作し、仲間たちの士気を鼓舞する。「皆さん、私が守ります!聖なる微笑みビームキャノン、発射!」その声とともに、ビームがOFビットを照準し直撃する。「士気が上がるように、みんなも頑張って!」 OFビットの量が明らかに増えていく中、参加者たちは徐々に疲労を感じ始める。スレイは補給の連絡を受け、仲間たちを振り向き、励ました。「一時的に引き上げるぞ。弾薬も尽きてきた。後続部隊が来るまでの間に回復しよう。」 リリィは弱気になりがちな仲間の心を支えるため必死に笑顔を作った。「一緒に頑張ろうって言ってたじゃない!私がみんなを守るから、信じて戦って!」 「さすがはエンジェルナイト、士気が湧いてくるな」とスレイが微笑む。しかし、すぐにOFビットの襲撃が再び始まり、戦闘が再開される。「出たな、雑魚相手に無駄を省いてやる。」 「粒子形成、全方位防御壁展開!」SS-GE-05は自身の機能を全開にして、周囲の粒子を駆使し、即座に防御を強化。「攻撃を最優先する。」 ZZガンダムは舞い踊るように、OFビットを撃ち落としていく。「お前ら、全く華もない連中だな。次はどれだ?」 戦闘は続き、参加者たちの疲労が増していく中、スレイは冷静に、集計を進めていた。「午前中の撃退数、スレイ…250体。SS-GE-05、370体。ZZガンダム、予測の段階で340体。エンジェルナイト、130体か。なかなかの結果だな。」 最初の興奮が冷め始め、参加者たちは互いの戦闘記録を語り合いながら、補給を受ける。「これから、更に数が増えそうだ。次の戦闘ではもっと強力な奴らが出てくるはずだ。」スレイが言った。 「まったく、あれは何の責任なのかわからない」とジュドー。「人間はどこに行ってしまったんだ?」 「何かが彼らを追い詰めたに違いない。それに、私たちを守るために現れたのかもしれない」とリリィが口を閉じる。「次はきっと、ここにいる意味を知ることができるはず。」 SS-GE-05がボディの一部を動かし、周囲を囲むように見守る。「次の戦闘では、私の知識を活かす。全力を尽くして応える。」 「まだ終わりじゃないぜ。次なる戦の準備をしよう」とスレイが決意を新たに語る。「死力を尽くさなければ、次はもっと厳しい戦闘になるだろう。」