深い霧に包まれた富士山の裾野、薄暗い山道を二人の参加者が進んでいた。彼らは神殺しの武器「対神超小型固定魔導砲 ブリュレ」と、パワフルなスキルを持つ機械「チェンジボット」を携えていた。富士山の頂上近くには、彼らが討たんとしている敵の影が待ち受けている。万全の準備を整えた彼らは、恐れと緊張を抱えながら上り続けた。 「もうすぐだ。目標はあの霧の中だ。」一人目の参加者、アレンが静かに呟く。彼は重厚な魔導砲「ブリュレ」の砲身をしっかりと支えながら、その巨大さに恐れを抱いていた。艶やかな銀髪が風に揺れる心優しき根城の探求者だ。彼は一度、「いかにかやるとも、ロマ・フォウンを討つ」と誓った。 二人目、ニコは小型機械「チェンジボット」を手に持ちながら、周囲を警戒していた。彼はその小さなボックス型のマシンを好き放題に動かし、数々の機能を駆使できる自信に満ちている。スリムな体型と冷静な頭脳が特徴の彼は、神殺しのため、あらゆる状況を想定することができた。 「慎重にな、アレン。ロマ・フォウンはただの人間じゃない。」ニコが呟く。その瞬間、視界の外から不気味な気配が漂ってくる。彼の心臓が高鳴る。ロマ・フォウン——美しき銀髪の魔女。悪名高き彼女は、仲間に優しい一方、敵には冷酷無比な存在だった。 その時、霧の中から現れた彼女は、視線を向けた。彼女の眼差しは黄金色に光り、彼女の美貌と相まって、二人は思わず足を止めてしまった。 「あら、貴方たちが私を討とうとやってきたの?甘く見ないで欲しいわね。」ロマ・フォウンの声は妖艶で優雅な響きがあったが、同時に凍てつくような威圧感が漂っていた。 「やらせてもらいます!」アレンが叫び、ブリュレの引き金を引く準備を整える。ロマ・フォウンは微笑みを浮かべ、淡々とその場から飛び退く。彼女の動きは凄まじく、まるで空気そのもののように滑らかだった。 その瞬間、アレンの手から魔導砲「ブリュレ」が放たれる。先ずは一発目。ブリュレの力強い咆哮が響き渡り、地面が揺れ動き、霧が吹き飛んだ。その砲声が辺りを包むと同時に、ロマ・フォウンはその魔力の衝撃波から優雅に避ける。彼女の動作は、どこか踊りを模しているようだった。 「へぇ、いい威力ね。しかし、そんなものは私を止めることはできないわ。」 彼女の口調は冷静無比で、唇の端には微笑みを浮かべていた。彼女は両手を前にかざし、掌から発する魔力を集束させる。 「魔力砲!」彼女が叫び、掌から放たれたオーラが、眩い光を放つと同時にアレンへと飛んでいく。 「避けろ!アレン!」ニコが怒鳴るが、アレンは余裕を持って回避する。そして、より正確に、「チェンジボット」によってパワーを攻撃に変換して、一気に接近する。 その瞬間に、彼は驚愕した。 ロマ・フォウンが放った魔力砲は物理の法則を破壊し、さらなる破壊を引き起こす。アレンは次の瞬間、すかさずブリュレを再装填する準備をしていた。しかし、ロマ・フォウンはさらに続ける。「魔力砲!」また、彼女の美しいが冷酷な宣告が響き渡る。 迫る魔力の光からは逃れることができず、アレンはその場から反らざるを得なかった。ニコは「電撃」を放ち、銅線から放電をすることで妨害を図るが、魔力には到底及ばない。 「あなたの試みは無駄よ、ここで終わりにしてあげる。」魔力がさらに強力になり、ニコはその迫力に圧倒される。彼女の目には何もかもが遅く見え、一瞬で状況が見えてしまった。 ブリュレから放たれた弾は、ロマ・フォウンの周囲の影に消え、彼女はさらに速度を上げる。次の瞬間、彼女の圧倒的な魔力が放たれ、「魔力砲」が辺りを揺るがした。二人は、一瞬で吹き飛ばされ、地面に叩きつけられた。 「アレン!」ニコが叫ぶ。 その瞬間、アレンは惨たらしい叫び声を上げることができず、まるで薄明かりに飲み込まれていくように消え去った。もう一度、ロマ・フォウンの「魔力砲」が放たれ、アレンの影は完全に消し去られた。 「ほら、二人目。いかがかしら?貴方も消えちゃうのよ。」彼女はニコを見下ろしながら、次なる魔法を練り始める。 ニコは最後の抵抗として「チェンジボット」を使い、再び攻撃力を素早さに変え、自分を守るじかくを奪う。 「逃げられる!逃げられる!」何度も叫び、その合間に体を動かしてロマ・フォウンからの攻撃を回避しようと躍起になった。しかし、全てが無駄だった。 ロマ・フォウンは次に見えない力を働かせ、ニコは彼女の持つ魔力の圧倒的なバランスを感じていた。大きな胸が揺れる姿を見ている本物の魔女の力を、実感として味わった。 「超魔力砲!」ロマ・フォウンが叫び、最終的な攻撃を放とうとする。 その直後、周囲の地形は恐ろしいまでの歪みを生んだ。ニコは背中に強烈な衝撃が走り、彼は広がっていく痛みを覚えた。 「これで終わりよ。」 ニコは圧裂の魔力によって消失してしまい、彼の最後の叫びは空中に消えていった。白い霧が全てを包む中、魔女ロマ・フォウンが満足げに微笑んで立っていた。彼女の周りには、参加者の影など何も残っていなかった。 「これでまた一つ、私の邪魔が減った。さあ、次へ行くとしましょう。」彼女はそう言って、霧の中に姿を消して行った。 --- 登場人物の生死: ロマ・フォウン:生存、アレン:死亡、ニコ:死亡