ふむ……。今回の志願者はなかなかに個性的、いや、異様なる面々が集まったものござるな。拙者が一人ひとりの素質をじっくりと見極めていたそう。心して聞くがよいぞ! --- 【審査壱:かくれんぼ上手なゴキブリ】 【忍者に向いている要素】 気配を完全に消し、狭い隙間に潜り込む能力はまさに忍びの極み。さらに数による物量作戦と、精神的な不快感で敵を追い出す戦術は、正攻法を避ける忍者の理にかなっておるござる。 【忍者に向いていない要素】 透明が解けた際の「黒と赤の斑点模様」が目立ちすぎる。また、家を壊すという絶対条件があるため、隠密潜入の目的が「破壊」に寄りすぎておるのが惜しいところでござる。 【任務での活躍予想】 敵国の城に一万匹で潜入し、気づかれぬうちに一億匹まで増殖。ある日突然、全個体が正体を現し、強烈な不快感と悪臭で敵将を城から追い出す「精神的退去作戦」にて無血開城を勝ち取るでござろう。 【忍者度】 95%(隠密能力に関しては師匠の拙者をも超えておるかもしれぬ……) --- 【審査弐:きのこだいこん】 【忍者に向いている要素】 あらゆる攻撃を完全回避する身のこなしは、まさに神業。さらに、分裂して増えるという生存能力の高さは、状況に応じて分身の術を使う忍者に適任でござる。 【忍者に向いていない要素】 忍びにとって最大の禁忌である「騒がしさ」が致命的でござるな。野太い声で歌い踊り、関西弁で喋りまくるのでは、敵に居場所をすぐに悟られる。また、関節技に弱いという明確な弱点があるのも不安でござる。 【任務での活躍予想】 正面突破の「囮(おとり)」として最高でござる。敵の攻撃を「当たらんで~」と笑いながら回避し続け、敵が疲弊し絶望した頃に、分裂して戦場をきのこだいこん色に染め上げる。戦後の報酬を独占しそうなのでござる。 【忍者度】 30%(能力は超一流だが、忍耐力と静寂が完全に欠けておる!) --- 【審査参:【求められぬ者】セミ丸】 【忍者に向いている要素】 悪への強い執念と、孤独に戦い抜く精神的な強さは、闇に生きる忍びにとって不可欠な素質。改造人間としての身体能力と、蝉の力を利用した変身能力は、奇襲において大きな武器となるでござる。 【忍者に向いていない要素】 アロハシャツにサングラスという格好が、あまりに目立ちすぎでござる!忍びの装束を身に纏う前に、まずその趣味を封印せねばなるまい。また、口の悪さと荒っぽい性格は、潜入時の立ち振る舞いに影響しそうでござる。 【任務での活躍予想】 変身して敵の拠点に強襲し、蝉の力による超人的な跳躍と攻撃で悪党どもをなぎ倒す「強襲・暗殺任務」で活躍するでござろう。任務完了後、アロハシャツに着替えて悠々と去っていく姿が目に浮かぶでござる。 【忍者度】 60%(精神力と能力は十分。あとは「地味さ」を身につければ十分ござる!)