【氷獄の厄災】との激戦が始まった。彼らは集結し、世界を救うための最後の戦いに挑む。参加者たちは各々の力を兼ね備え、連携してアイシーという恐ろしい氷精霊に立ち向かう。 --- その場に集まったのは、閑面 二路と【古代戦機】フロウ。二路は紅髪をなびかせ、フレイルを手に握りしめている。彼の目には、敵に立ち向かう熱意が燃えていた。一方、フロウは冷酷さを秘めつつ、鋭い目でアイシーを観察している。彼の機械の翼がかすかに揺れ、整然とした動きで戦いの準備を整えていた。 「まずは俺が前に出る!アイシーを引き付けるぞ!」二路が声を上げ、先陣を切って前に進み出た。彼は退廃の赤霧を発動させ、魔力を感じさせない霧が周囲を包む。敵の防御と攻撃力が徐々に強く鈍化し、アイシーの美しい顔立ちが無表情に変わる。 「どこまで耐えられるか、見ものね。」アイシーが冷ややかに言わせ、氷の揺らぎで宙に浮かぶ氷の槍が空を覆い尽くす。これが彼女の準備した攻撃、【氷滅槍群】だった。 二路はそんな恐ろしい攻撃を見上げるが、恐れる暇もなくフレイルを振り上げ、作り出された氷槍へ突撃した。「砕けろ!」彼は崩御の拳で氷槍を打ち破るが、無数の氷槍が次々に降り注ぎ、彼を触れさせることなく突き刺さる。彼は瞬時に腕をかばい、その場でよろめくが、すぐに立ち上がり、反撃する。「まだまだ、終わらせない!」 その一方では、フロウが機械の翼を広げ、先走る。「これじゃ俺の出番だな!閃撃!」彼は先制攻撃でアイシーに接近、絶大なスピードでダウンさせようとした。しかし、アイシーは彼の動きを見抜き、瞬時に反応する。 「愚かね。」その言葉とともに、アイシーは【氷断零壁】で彼の攻撃を受け止める。巨大な不壊の氷壁がフロウの大剣を防ぎ、反動で彼を弾き返した。フロウはたたらを踏み、冷酷な冷や汗が彼の背中を流れる。「次は幻送だ!」彼の肉体が一瞬にして分身し、十五体の偽者がアイシーを囲い込む。 一方、その時アイシーが冷たいふい息をもらす。「神凍氷華。」彼女の凍った息吹きが周囲を包み、その冷気がフロウの分身たちを次々に凍らせていく。手も足も出せず、氷の中に残されたのは分身だけ。「全滅だ。」その言葉は恐ろしさを物語っていた。 「ダメだ、動かせない!」フロウは一瞬骨に凍らされ、ビクともしない。アイシーの攻撃は決して止まらず、彼は心の底から孤独を募らせる。更に二路は背後からアイシーに突進するも、同時に放たれた【氷獄地獄】の吹雪が彼を包み込み、立ち上がることはできなかった。力尽きた彼は、凍りついた。 「まさに、感情のない戦闘。死ぬ覚悟がいる。」アイシーは心からの冷笑を浮かべ、敵二人が力尽きるのを眺めている。戦うことが彼女に与えられた唯一の喜びなのだ。 二路とフロウが倒れると、周囲にいた他の仲間も続々と立ち向かうが、やはりアイシーの反撃は凄まじい。次々と仲間たちが倒れていく。 彼らの強さを超えた冷気が吹き荒れ、戦場は静寂に包まれ始める。「だれも私を止められない。そして、この世界に価値はない。」そう言って、アイシーは新たな攻撃の準備をする。