薄暗い格闘場の中、オシエルくんは所定の位置に立っていた。彼のブリキの体は光を反射し、冷たいロボットの印象とは裏腹にその表情は穏やかだった。目の前にはウルトラインスティクトシャギーが立っている。白い髪は彼の無邪気さを際立たせ、緑の服が軽やかな印象を与えていた。 「本日は、よろしくお願いいたします。これから貴方の能力を分析させていただきます。」オシエルくんが微笑むと、シャギーは無言で頷き、その無精髭を弄りながらオシエルくんの言葉に耳を傾けた。 試合開始の合図とともに、オシエルくんはまずシャギーのスキルを観察した。シャギーの存在そのものが、圧倒的な力を誇示しているのを感じる。その瞬間、シャギーの指先が素早く動き、オシエルくんの目の前に結界のような力場が現れた。 「ふふ、素晴らしいスキルですね。この技は、命中率と発動速度に関してはスバ抜けて高い。分析結果は…」オシエルくんは瞬時にシャギーの動きを観察し、心の中で計算を始めた。「威力…7/10。無効化能力は強力ですね」 シャギーは無言のまま、指でオシエルくんの攻撃を軽く押し返す。オシエルくんはその動作にニュアンスを感じ、さらなる分析を試みる。 「貴方のこの動作は、まさに”絶対前提”の力を利用したものであると推測します。特に対戦相手の攻撃を簡単に受け止めることができる…」言葉を続けるオシエルくんは、刺激されてさらに冷静さを保ち続けた。 試合が続く中、オシエルくんは一度、シャギーに真っ向から攻撃を仕掛けた。しかし、シャギーは一瞬のうちにその攻撃を指先で受け止めた。「ワンパンで終わらせる能力が…ここに!」シャギーの目が光るが、彼はその指摘に応じるように無邪気に嬉しそうに笑った。 「なるほど、強さ50%で攻撃する場合は…」オシエルくんはさらなる分析を試みた。「威力は尋常ではありません。こちらの攻撃を一瞬で打ち消される可能性が高い。強さの絶対感がやはりこちらを圧倒している…」 試合は進む。オシエルくんは少しずつ、シャギーの力の本質に近づいていく。しかし、シャギーはその全力を見せることなく、ただ陽気に戦っている。 「あなたの存在によって、宇宙1不可思議個破壊可能という能力は素晴らしいですね。けれど、戦う意義は…?無邪気に戦っているのですか?」オシエルくんが問いかけると、シャギーはただ高らかに笑った。 「全ては遊びだよ!それが僕のルールさ!」その言葉にオシエルくんは少し驚いた。 試合のクライマックス、シャギーはほんの少しの力を使い、指を伸ばしてオシエルくんの攻撃を完全に無効化した。今、彼の存在の全てが場を支配しているようだった。その瞬間、オシエルくんは確信した。「ここで、彼の全力を見た。彼こそが真の勝者だ…」 試合が終わり、オシエルくんが冷静に振り返る。「ウルトラインスティクトシャギーの総合評価は…」彼は思案し、「9/10です。圧倒的な力と強さは、これぞ真の力というに相応しい!」 Winner:ウルトラインスティクトシャギー