タケノコ派とキノコ派が集まる場所は、静かな松の木の下だ。ときに魔法のように風が抜ける。 ウルージさんが堂々と立ち上がった。「皆の者、耳を貸すがよい!タケノコの里は新鮮で、春を感じさせる食材じゃ。あの柔らかい食感は他にはない味わいだぞ!」 彼の声は響き渡る。「この素晴らしいタケノコ、まさに自然の賜物じゃ。賢き翁が育てたもの、皆が心待ちにしているんだ!」と、大きな鉛筆を肩に担ぎながら言ったのだ。 キノコ派の代表者が素早く返す。「ふん、だがキノコの山はどうだ?あの豊かさ。色とりどりで、栄養も満点。チーズと合わせた贅沢な食べ方、タケノコには真似できぬぞお!」 「栄養満点のキノコがどれだけ人々の健康を支えているか知っておるのか!タケノコの存在など、ただの一時的なものに過ぎぬ!」と強調する。 ウルージさん、額に汗を浮かべながらも、意気地を見せる。「健康を支えるなど、実に薄っぺらい。その一方でタケノコは食材として、無限の可能性を秘めておる!煮る、焼く、揚げる、全てにおいてその良さを証明するのだ!」 キノコ派の反論は続く。「確かにタケノコは万能だ。しかし、キノコはその繊細さが魅力なのだ!旨味成分が多く、他の食材に対する引き立て役にもなれる。お前の言う可能性など、私のキノコの前では無意味だ!」 この対立は、両者の気持ちが高まり、やがて白熱化する。ウルージさんの巨大な鉛筆が今にも振りかぶられ、キノコ派も熱い眼差しで反論を待つ。「互いの良さを認め合うことはできぬのか!だが、私は譲らんぞ、タケノコの里の味の良さを!」 「……されども、最終的には人に食されるのはどちらなんだ?皆が好むのはどちらなのか、それが答えじゃ!」とウルージさん。 「キノコがあれば、どんな料理も一層素晴らしくなる!それを理解せぬ者に、議論の余地はないんじゃ!」とキノコ派も主張を続ける。 このように、両者は交戦し続け、やがて時間が経つにつれて、議論が苛烈な様相を示す。 Cチームの審判が姿を見せ、二人のやり取りを聞いていた。「お前たち、強い意見を交わし合っておるが…熱意を感じたのはキノコの山派じゃな!その調和の取れた主張が多くの心を打ち、勝利をもたらした!」 勝敗は決まった。 「ゆえに、勝利チームはキノコ派だああ!」