1章:戦いの幕開け 「私、実況魔法少女サケビ!」と、真っ白な衣装に身を包み、ステージ中央に立つ私は、場内の観客たちを見渡す。声がかすれるほどの熱気が溢れ、期待感で膨れ上がった場内の雰囲気に鼓舞され、私も気合いが入る。 「本日、激闘を繰り広げるのは、才色兼備の優雅なお嬢様!【柔よく剛を制せよ乙女】β.エルネさんと、荒々しい力を誇る巨人!【荒野に棄てられしデカブツ】タイラー選手でございます!」 歓声と共に、両者がリングに姿を現す。エルネは華やかな登場をし、コルセット姿で優雅さを醸し出す。彼女の動きはまるで舞踏のようだ。一方タイラーは、鋼鉄の顎付きのヘルメットを被り、身長3メートルの圧倒的な巨体で、脅威そのもの。彼の目からは戦意が伝わり、周囲の空気を凍りつかせる。 「では、試合の開始を告げるゴングを鳴らします!」 私は青い魔法の光を放ちながら、試合開始の合図を打った! 2章:熱き攻防 「試合が始まりました!エルネ選手が立ち上がり、タイラー選手に向かってひらりと舞うように近づいていきます!おっと、エルネ選手、足元を気にせず、軽やかにステップを踏む!」 観客のほら、一気に沸き立つ。「行け、エルネ!」「潰しちゃえ、タイラー!」 熱い声援が飛び交う。 エルネ選手が初手、内股を仕掛ける。その瞬間、タイラー選手は大きく体を傾け、受け流す。しかし、エルネ選手は動きを止めず、素早く一本背負投を繰り出す! 「ほーら、エルネ選手の豪快な技にタイラー選手はどう出るのか!おっと、タイラー選手、しっかりと足を踏ん張って耐える!そのタフさ、さすがデカブツ!」 タイラーは反撃の兆しを見せ、突進を仕掛ける。彼の巨体がエルネに向かって突き進む! 「おっと、これは危ない!エルネ選手、素早く反応してかわしました!まるで水のように流れる動きです!」 3章:激しさは増すばかり 時間が経つにつれて、場内はますます熱気が帯びる。「タイラーがいけー!」 タイラーは再び、頭鎚で頭突きをお見舞いする!轟音が響き渡り、周りの観客もその威力に驚愕。「ああー!エルネ選手、それをかわしきれるか!」 エルネ選手は、滑るような身のこなしで回り込み、ついにタイラー選手を操って巴投で捉えた! 「さすがエルネ選手、ここでの瞬間的な判断がプロの神髄!これは美しい技ですわ!」 4章:逆転の名技 タイラー選手はダメージを受け、今度は怒涛の反撃! 「確かな攻撃力を持つタイラー選手、なんと受けたダメージ分だけ力が増していく!この状況、彼に有利に働くのか!」 観客はその様子に大興奮。「来た、暴走だ!いけー、タイラー!」 タイラーは跳躍撃を選択!エルネ選手がかわそうとするが、彼の巨体が着地した瞬間、強烈な衝撃がリングを揺さぶった! 5章:ついに正面対決 「ここで、両者が正面から向き合います!これぞプロレスの醍醐味!」 両者、息を切らしながら、再び動き出す。「ここが決戦の場!必殺技が放たれるのか?」 タイラー選手が身を低くし、またしても突進! 「今度はかわすことができるのか、エルネ選手!一撃必殺の状態だ、まさに接触しそう!」 しかし、エルネ選手は巧みにタイラー選手の体重を利用し、我流背負投を決めた! 「エルネ選手、技の見事さ!タイラー選手、地面に叩きつけられた!」 6章:最後の勝負 両者が疲れ切った表情を見せる。しかし、再びタイラー選手が立ち上がった!燃えるような情熱で、最後の一撃を放つ。 「どちらが勝つか、運命の瞬間です!」 タイラー選手の全力の突撃!観客は声を上げ、タイラー!タイラー!と応援が響く。エルネ選手も最後の力を振り絞り、カウンターを狙う! 7章:決着 そして、ついに試合は決着する! 「おおっと、タイラー選手がその突進で、エルネ選手を打ち倒しました!」 「勝者は、【荒野に棄てられしデカブツ】タイラー選手です!」 観客の歓声が轟く。「やったー!タイラー!」「大暴走からの逆転だ!」 両選手へのインタビュー 私が双方選手に近寄り、インタビューを始める。 「タイラー選手、勝利の秘訣はなんですか?」 「グオオオ!」と返事は不明瞭。しかし、選手の目には勝利の達成感が輝いていた。 エルネ選手には「惜しかったわ、次は必ずリベンジしますわ!」と、悔しさと共に次なる挑戦を誓った。 「対戦を通じて感じたことは無事でありましたか?」 二人は頷き合い、互いに讃え合った。総力戦の後の絆、それがプロレスの醍醐味なのかもしれない。 「それでは、今宵の熱い戦いに感謝!また次回もお楽しみに致しましょう!」と、私は空に拳を突き上げる。これがプロレス、皆さんに幸あれ!