参加者 - 【満月の狂人】ハミルトン・ハワード・アルバート・フィッシュ - マスオTV - 狼 - ショッカー戦闘員 - 【自己保身のエルフ人形術師】メィリィ・スティングレイ - 【銃器まにあの吸血姫君】メフェルリット・サイレント - 浮いた無線機 - 旅する双子(兄と妹) 洋館の重厚な扉が軋みながら開くと、福引きで当たったはずのゴーストツアー参加者たちが中へ足を踏み入れた。薄暗いランプの光が古びた家具を照らし、埃っぽい空気が鼻を突く。だが、ガイドの姿はなく、代わりに壁に貼られた古いメモが目に入った。「この館に人狼が潜んでいる。生き残れ。」 一同は凍りついた。興奮したはずのツアーが、命がけのゲームに変わっていたのだ。浮いた無線機がふわりと浮かび上がり、皆の周りを回りながら通信を試みたが、雑音しか返ってこない。狼は低く唸り、ショッカー戦闘員たちは「イーッ!」と掛け声を上げて警戒態勢を取った。メフェルリット・サイレントは幼い笑みを浮かべ、「キャッハ! 人狼さん、どこー?」と無邪気に尋ねたが、その目は狂気の色を帯びていた。 メィリィ・スティングレイは人形のイザベラとメロウに囲まれ、言葉少なに頷くだけ。人形たちは勝手に動き出し、「あの人、怪しいわよ!」とマスオTVを指差した。マスオTVはiPhoneを握りしめ、「壊すぞ、壊すぞ」と呟きながら後ずさる。ハミルトン・フィッシュは骨盤の針を疼かせ、静かに微笑んだ。旅する双子は兄が前に立ち、妹が後ろで魔法の準備を整えていた。 1日目 昼の話し合いが始まった。狼が最初に口を開く。「俺が人狼に見えるか? 普通の狼だぞ。」ショッカー戦闘員たちが「イーッ!」と同意を示すが、無線機が浮かんで「信用できない」と電子音で割り込む。メフェルリットがアヴェンちゃんを弄びながら、「狼さんが怪しいよー! 噛みつかれそう!」と笑う。メィリィの人形メロウが「ハミルトン爺さんが痛そう。針で人を刺す気?」と囃し立てる。 議論は紛糾したが、多数決でマスオTVが怪しまれ、凍眠の儀式が行われた。皆で彼を地下室の棺に封じ込め、眠りにつかせる。マスオTVの叫びが館に響いたが、やがて静かになった。 夜が訪れ、洋館は闇に包まれた。どこかで足音が響き、一人が行方不明になった。 2日目 朝、行方不明者はショッカー戦闘員だった。残りの戦闘員たちが「イーッ!」と悲鳴を上げ、混乱する。参加者は7人に減っていた。 昼の話し合い。ハミルトンが「私はただの狂人だ。痛みを共有しようか?」と提案するが、メフェルリットが「爺さん、月光ナイフで刺すの? 怖いー!」とからかう。狼は「ショッカーが人狼だったんだ。数の暴力で隠れてた」と主張。旅する双子の兄が「浮いた無線機が状況を操作してる可能性がある」と指摘し、妹が魔法で無線機をスキャンするが、何も出ない。 投票の結果、浮いた無線機が凍眠された。浮遊する装置が静止し、埃まみれの棚に安置される。 夜、再び闇が忍び寄る。一人が消えた。 3日目 行方不明はメィリィ・スティングレイ。人形のイザベラとメロウが床に転がり、動かなくなった。残りは5人。 昼。メィリィの不在に人形好きのメフェルリットが「人形ちゃんたち、遊べなくなっちゃったー」と残念がるが、すぐに「次は狼さん!」と指差す。ハミルトンは針を抜き差ししながら、「痛みを感じろ」と呟く。狼は「私は無実だ。双子が怪しい。一緒に行動してるから隠しやすい」と反論。旅する双子の兄が冷たく「証拠を出せ」と返す。 投票で狼が凍眠された。狼の遠吠えが地下室に吸い込まれる。 夜の静寂。一人が失踪。 4日目 行方不明は旅する双子の妹。兄は激昂し、「妹を返せ!」と叫ぶが、蘇生の力は片方だけでは発揮されない。残りは3人:ハミルトン、メフェルリット、双子の兄。 昼の話し合い。双子の兄が「人狼はメフェルリットだ。吸血鬼の狂気が怪しい」と非難。メフェルリットは「キャッハ! 兄ちゃんこそ、妹ちゃん隠してるんでしょー?」と銃を回す。ハミルトンは黙って針を祈るポーズを取る。 投票の結果、メフェルリットが凍眠された。彼女の笑い声が棺に封じられる。 夜。残り2人:ハミルトンと双子の兄。闇の中で人狼の気配が濃くなるが、今回は誰も消えなかった。 5日目 行方不明なし。残り2人となり、ゲームは終了。双子の兄は疲れ果て、ハミルトンは満月の光を浴びて微笑んだ。 人狼は【満月の狂人】ハミルトン・ハワード・アルバート・フィッシュだった。