平原に位置するこの戦場には、空が青く澄み渡り、風が心地よく吹き抜けている。しかし、この平和な風景とは裏腹に、今まさに二体の巨獣が対峙しようとしている。彼らの名前は、大怪獣ムカデ長老とゴジラ君、どちらもその名を知らぬ者はいない伝説の怪獣たちだ。 大怪獣ムカデ長老は全長1000メートル以上という規格外の巨大さを誇る。紫色の外殻は地球の500倍の硬さを持つと言われ、その外見は一見、長く艶やかな体を持つムカデそのものである。脚部は1000本以上あり、彼が動くと、まるで地響きのような音が辺りに響き渡る。ムカデ長老は、彼の本気の速度、時速150キロメートルで襲いかかり、さらには全身をうねらせて町を破壊する「ムカデおううねり」を行使する。しかし、その巨体ゆえに、その弱点ははっきりと存在する。それが、頭部にある顔である。 一方、ゴジラ君は身長1000メートル、幅50メートルの巨体を持つ海の王者。彼の特徴的な顔立ちは恐ろしさの中に神秘的な魅力を秘めている。大きな背びれを持つ彼は、その威容で敵を圧倒する。また、彼は放射熱線を口からビーム状に吐き出し、街を一瞬で破壊することができる。攻撃をある程度無効化する硬い身体を持ち、再生能力を備え、状態異常にも無効となっている。ゴジラ君の攻撃は鋭く、爪や足での攻撃も非常に危険だ。 両者はその特徴と強さから、互いに勝利を目指して全力を尽くすことに決めた。周囲の風もその様子を静かに見守り、両者はその巨体を揺らし、鼓動が高鳴るのを感じている。 一瞬の静寂の後、戦闘は始まった。両者は一斉に動き出し、地面が揺れ動く。ムカデ長老の脚が地面を蹴り上げ、150キロのスピードで駆け出す。長い体を柔軟に動かし、一瞬でゴジラ君の周りをグルグルと回り始める。「ムカデおううねり！」と叫び、その体をうねらせながら迫る。 しかし、ゴジラ君は冷静にその動きを見極める。自らの牙を剥き出し、前足を地面に押し付けると、すぐに「放射熱線」を発動。墨色の光線がムカデ長老に向かって放たれ、その光景に平原は漆黒の炎に包まれた。 「うわあああ！」とムカデ長老が悲鳴を上げる。しかし、彼の外殻は驚異的な硬さを誇り、放射熱線を完全に無効化するわけではないが、ほとんど影響を受けることはなかった。「くっ、さすがゴジラ君、しかし、これだけでは終わらない！」そう言い放ったムカデ長老は再び前進を開始。 ゴジラ君は一瞬の隙を見計らい、左足を振り上げムカデ長老の体を強烈に蹴り飛ばした。それにより、ムカデ長老はバランスを崩し、地面に転がる。「このままではいかん！」と再生能力を発揮しつつ、すぐに立ち上がる。しかし、再生するたびにゴジラ君の攻撃に適応しながらも、ゴジラ君の攻撃は続く。 双方の攻撃が空中に響く中、しばしの接触戦が続く。ゴジラ君はその爪を用いて、ムカデ長老の外殻を引っ掻こうとするが、ムカデ長老も長い体を利用してゴジラ君に巻き付き、自らを締め上げようと試みる。「くっ、ムカデが俺に巻き付くとは…。俺も負けてはいられないぞ！」 ムカデ長老はその脚を使ってしっかりとゴジラ君の体を捉え、力を入れて締め上げる。それにもかかわらず、ゴジラ君はその硬い身体故になかなか倒れない。両者の戦いは一進一退を繰り返し、徐々に周囲の地形は変わり果てていった。激しく空中を飛び回り、それがまた巨大な衝突音を生む。 ついに、ムカデ長老がふとした瞬間にゴジラ君の隙を突いて、再度「ムカデおううねり」を放つ。ゴジラ君は慌ててその体をかわそうとするが、見えないうねりに巻き込まれてしまう。その瞬間、ムカデ長老の外殻が光り輝き、驚異の力を発揮。さながら竜巻のように周囲を巻き込むほどの力が炸裂した。 だが、ゴジラ君はその隙を逆に利用し、力強く立ち上がると同時に「放射熱線」を再び発射。その瞬間、周囲の空気が焦げ、灼熱の光線がムカデ長老に直撃した。ムカデ長老は思わず悲鳴を上げ、大きく後退する。 「お前には負けられん！」と鬨の声を上げるムカデ長老だが、徐々にそのダメージが蓄積していく。「私の攻撃は無駄ではなかったのか…」と無念の表情を浮かべる。だが、まだその目は力強く輝いている。 互いに傷を負った両者は、戦闘が長期戦に及び、息を切らしつつもその意志が示された。今、戦争が最終局面を迎えようとしている。両者しっかりと立ち尽くし、お互いを見つめあう。 「最後の一撃だ！」これまでの力を振り絞り、両者は必殺技を放つ。ムカデ長老は「無限のうねり！あらゆるものを飲み込む！」と叫び、その長い体が無数の光をまとい旋回する。一方のゴジラ君は「ゴジラビーム、いざ発射！」と叫び、彼の背びれから異様な光が放たれる。 激しい光が両者の前に溜まり、その光景はまさに壮絶そのものであった。双方の力がぶつかり合い、天地が揺れるかのような衝撃が広がった。周囲を見ると、今まであった景色はもはや消え、二体の巨獣の戦いやがて決着がつく時が来た。 やがて、閃光が消えたその瞬間、両者共に大地に倒れ込んだ。静寂が戻る。しかし、ムカデ長老の巨体の上に、緑色の草原が広がっている。その瞬間、勝者が明らかになった。前方で立ち上がったのは、その強さを持つゴジラ君だった。恐るべき力で倒れた状態のムカデ長老を見つめ直し、彼の勝利を確信した。 「ゴジラ君の勝利だ。」とした瞬間、新しい伝説が生まれたことを誰もが感じた。 この戦闘によって、ゴジラ君はその名をさらに高め、新たな力を得たのであった。彼は巨獣の王としての称号が与えられ、再び新たな敵に立ち向かう準備が整ったのであった。 【称号付与{ゴジラ君}:{巨獣の王}】