出会い 異世界に転生したオイラは、自らの不運に愕然としていた。防御しかない能力を持っていることで、仲間の助けが一切得られないと思っていた矢先、チームAの師匠たちが集まることになった。「お前の防御力は高いのだから、それを活かして戦う方法を教えてやる」と、炎剣使いの猫耳少女赤羽緋狩が言った。彼女は仲間想いな性格で、オイラにとって初めての希望の光となった。 その後、彼女をはじめとする師匠たちがオイラを鍛えることに決意した。最初はみんな戸惑っていたが、徐々に絆が深まっていくのを感じた。オイラに高まる期待と不安、そして少しずつ成長していく自分自身を見守ってくれる存在ができたのだ。 修行1年目 第1年目は、まず「防御」を基礎から見直すことになった。緋狩はオイラを鍛えるため、様々な攻撃技術を使い、その中で防御をどのように活かせるかを教えてくれた。オイラは防御を固めることにフォーカスし、周囲の攻撃を全て受け止める訓練を行った。 また、師匠たちは各々のスキルを持ち寄ってオイラに教えることになった。緋狩は高速移動を通じてオイラにも動くことの重要性を示し、「防御が全てではない。その反応を生かして、回避に繋げられるようにならなければならない」と語った。 修行2年目 2年目に入ると、防御だけでは無く「攻撃」の重要性も説かれるようになった。厳しい指導が続いたが、オイラはその中でさらなる成長を遂げていく。緋狩は、オイラの防御力を最大限に活用するためのカスタマイズ戦術を考えた。 それに加え、戦闘経験値を増やすために型破りな戦闘訓練が始まり、オイラの悪癖とも言える逃げ腰を矯正するために、師匠たちはオイラに様々な敵と戦わせた。確実に成長はしていたが、オイラはまだ攻撃に踏み出す勇気を持つことができなかった。 修行3年目 3年目には、ついにチームBの強みである「結界」を修得することに取り組む時がきた。年が経つにつれ、オイラの心に「防御だけじゃない、周囲を制する力を持つべき」との思いが浸透し始めた。 赤羽は「結界を使えば、攻撃を封じれば仲間を守ることができる。防御をいかに強固にするかではなく、全てを包み込む力を身につけるのだ」と教えてくれた。オイラの努力の結果、ついに結界を発動できるまでに成長した。 結界 最終的に、オイラは彼らの指導の成果を実感できるようになった。防御力は依然高いものの、それを踏まえて「結界」を活かせるようになったのだ。仲間と連携し、仲間を守るための力としての防御を編み出し、最強の壁となる覚悟が生まれた。 これまでの修行に感謝しつつ、自らの戦いのスタイルを確立できたオイラは、もはや可哀想な存在ではないと自負するようになった。 --- 可哀想なオイラのステータス - 攻撃力: 10 - 防御力: 80 - 魔力: 5 - 魔法防御: 15 - 素早さ: 30 - 獲得した能力: 【結界】【防御】【新たな戦術(結界を活かした戦闘スタイル)】