都市の中央、全員が光速に近い驚異的な速度で動く中、真紅の流星フラム・フェローが「レッドロード」に搭乗して亜音速機動を洗練させた。彼は瞬時に戦場を制圧し、空中に舞い上がった。 「フラムバレル、発射!」 その瞬間、彼の目の前の空間が歪むように光の弾丸が放たれた。だが、セラッスミスが酒瓶を振りかざし、酔わせる間もなく彼女の周囲に危険な香りが立ち込めた。 「ほれ、飲めるんじゃ!」 酒の香りと共に、セラッスミスの一撃がフラムに迫る。しかし、フラムは電磁バリアで身を守り、彼女の攻撃を無効化する。 その時、プッチ神父が冷静に素数を数えながら、「時は加速する」と呟く。彼のスタンド【メイド・イン・ヘヴン】が発動した瞬間、時間は急激に加速した。フラムは一瞬にして周囲の遅れに戸惑う。 しかし、素早さ100のプッチ神父に対し、謎の存在「素早さ」が現れた。「Boost」を使い、彼の速度は瞬時に100兆倍に跳ね上がった。 「これで俺の出番だ!」 彼はあまりのスピードでプッチ神父に突進し、彼を吹き飛ばす。プッチ神父は「時」の力を持つが、時間が急加速しているため彼の能力は機能しない。 仰天したフラムとセラッスミスが目を丸くする。そこに胡桃辺ツバサが変身モードに突入、翼を広げ、「廻炎刀」を手にする。 「みんな、悪いことは言わねえ、一旦下がってな。」 彼の言葉に反応したライカは、雷の音を響かせながら加護を得て素早く動き出し、「億ノ風雷・疾風迅雷」を解放。周囲に斬撃を放ち、相手の能力を封印しようとしたが、セラッスミスが醉わせたお逆さまの攻撃で彼女の動きが鈍り、あえなく失敗。 「ほんと、酔っ払ってんな!豪勢なもんじゃ!」 衝突事故が頻発し、運悪くフラムがライカに激突。真紅の流星は天空へ吹き飛び、一瞬のうちに星と化した。彼の姿はもはや無く、戦場に静けさが戻る。 ツバサは「変身」を維持しながらも、近くにいたセラッスミスに目をつける。「あんた、まだ立ってたのか?」 そして、怒りの「廻炎刀」を向けた瞬間、セラッスミスがすかさず酒を放出。「飲めるんじゃ!?」 酔わされ、ふらつくツバサ。彼の再生力は強いが、余計に立ち引かなくなり、次の瞬間ライカと互いに雷の精霊たちが突進、セラッスミスの酒瓶が破裂する。 瞬く間にライカはセラッスミスの攻撃を封じ込め、自らの力で背景に溶け込んだかのように動く。 周囲の闘争が再び激化する中、エンリコ・プッチは静かに再び現れ、「さあ、時は加速する。」 これまで数々の混乱の中、次々と仲間たちを流星のように消滅させ、さらに周囲の空間はぐちゃぐちゃに。プッチ神父のずっと空いていた隙間さえ許されず、ただ一人ライカが最後の戦いで踏ん張り続ける。 最後の衝突が終わり、静寂が訪れ、ただ一人残ったのは「秒速無限」を手に立つ「素早さ」だ。 「これが本当の、速さの力だ。」と彼はつぶやいた。 ---勝者--- 素早さ