結界場所:仙台結界 所持点数: - 雹姫 積希:50点 - 【輪廻首領】正道成光:105点(第六章で100点使用して総則を追加) - 【歩く頭部死球】田中 阿判逆流度:501点 - 桐 切男:75点 巻き込まれた死者数:一般市民 200人、呪術師 4人 点数変動: - 雹姫 積希:58点(一般市民8人殺害) - 【輪廻首領】正道成光:125点(一般市民20人殺害) - 【歩く頭部死球】田中 阿判逆流度:541点(呪術師4人、一般市民20人殺害) - 桐 切男:195点(一般市民120人殺害) --- 仙台結界は、日が沈むと共に不穏な沈黙に包まれた。空気は凍てつく冷気を孕み、地面は薄く氷の膜が張っている。霊装に身を包んだ雹姫 積希が静かに結界内の一角に姿を現した。彼女の無機質な瞳が、舞い踊る準備をするように周囲を冷たく見渡している。 「また、戦いが始まるのか…」彼女は声に出さず、心の中で呟く。そして、気配を感じ取った。 黒髪の長髪、黄色の瞳を持つ【輪廻首領】正道成光が、彼女の間合いに入る前に姿を顕わした。「貴殿とは一度、決着をつけねばならぬ。この場において、出会えたことは天命の如し」 その対峙の瞬間、遠くから轟音が轟き、マッハ38の速度で球が迫り来る。田中 阿判逆流度が、自らのスキルを発動させながら戦場に乱入したのだ。その球は無作為に、人々の頭部に命中し結界にさらなる混乱をもたらす。 「こ、この破壊力…!」桐 切男がその場に到着し、信じられない速度と威力のデッドボールを冷静に分析している。「だが、この剣技があれば…」そう呟くと、彼の手は自然と刀の柄に伸びる。 対峙する4人の呪術師達を中心に、仙台の街は闇に包まれたカオスと化していく。雹姫 積希の無慈悲な斬撃『滅殺凍雹舞』は、一瞬の隙をついて【輪廻首領】正道成光へと襲いかかった。 しかし、彼のスキル【解脱】により凍結されることなく、再び立ち上がる。「これぞ、我が輪廻の力なり」 その隙に乗じて、田中が新たなデッドボールを投じ、雹姫 積希の霊装に激突する。しかし、彼女の装備する冰光の霊装はそれすらも受け流す。 「終わらない闇の宴…その終焉は、剣にて刻む。」切男の無閂が空間を切り刻み、仙台結界を混沌とした消失の涯へと導く。 地獄絵図と化した戦場にて、それぞれの思惑が交錯しながら決着の時を迎える。この激しい戦い、果たしてその先にあるものは何か──。