闇夜に燼滅龍ロストガデスの影が現れた。巨大な翼を広げ、赤く燃える眼が討伐隊を見据える。隊員たちはその圧倒的な存在感に飲みこまれそうになりながらも、己の武器を構えた。若干の不安がよぎるが、彼らは各々の信念に基づいてこの恐ろしい敵と対峙することを決意していた。 その中に一際目を引く者がいた。和人の行くとこまで“蒼霧 聖薫”は、鋼鉄の和傘を持ち、軽やかな身のこなしで前に出た。 「遊戯は程々に愉しむものさ♪」と笑う。彼女は三味線を弾きながら、そのリズムに合わせて戦闘体勢に入る。周囲の緊張を和らげるように、彼女のユーモアが散らばっていく。それは仲間たちの士気を高める効果を持った。 一方、セディアはその黒いスーツのまま淡々とロストガデスを見つめていた。「この戦は恐ろしい…」と呟き、レイピアを構えます。心の奥底で感じる不安が彼を怯えさせる。特に、燼滅龍の放つ負の気に対する彼の性分への抵抗が、戦意喪失を招くかもしれない事を直感していた。 一方で、彼の隣には光線刀好美がいた。彼女は無口だが、期待に満ちた眼差しで自らのビームカタナを握っている。「行くよ!」と大きな声は出せないが、明らかにやる気に満ちていた。 そして、後ろには全身を龍の素材で揃えた鎧を纏ったハンター(通称:二クロス)がいた。静かに狙う時間を待つ彼は、巨大な持ち運び重機関銃「シルト=カルマ」を抱え、確かなスキルを持って戦場を支える準備をしていた。 再び燼滅龍は爆発的な火炎を口から吐き出し、討伐隊目掛けて炎が奔流のように襲いかかってくる。「全員、逃げろ!」と叫びながら、和人の行くとこまで“蒼霧 聖薫”は素早く三味線を弾き、恩恵を得た彼女は動き出していた。 【汝謳えば享楽あれ】、彼女のスキルが発動する。相手が躍起になればなるほど、その力は強まる。三味線の音が回りの空気を震わせ、彼女はその音楽に乗るように駆け抜けた。 「ほい隙♪」と声をあげ、燼滅龍の足元を一撃する。破壊的な力で爪が地面を打ち鳴らす様は凄まじい。しかし、燼滅龍は一瞬の隙を見せはしたものの、すぐに動き出す。 「千年を生きる獣が、たかが人などに」と燼滅龍は言わんばかりに、炎の雫をかいま見せる。次の技【絶対なる燼滅】、その瞬間、セディアは急いでその動きに目を奪われる。合間に「やめろ」と言いたげな口調の彼。彼の怠惰に使われる時間が、死が迫る環境を生み出していると知りつつ、彼はその状況から逃げられなかった。 「うら深い哀しみが、貴様に届くのか…」彼はレイピアを放ち、燼滅龍の巨大な体に突き刺す。この攻撃は、かつての悲しみを引き出そうとする。するが、燼滅龍の皮膚は硬く、彼の攻撃が全く効かないと知り衝撃を受ける。「何もできないのか…」 燼滅龍は彼の動きに気づくと、火炎が彼の右側に向かい、その炎に焼かれた。セディアは地面に倒れ込む。「心が泣いている」と彼は叫び、すぐさま苦痛を堪えながらも立ち上がる。 光線刀好美はこの瞬間に行動を開始する。彼女はビームを一本の直線にして、燼滅龍の目の前に和傘の影のように寄り添い、切り込む。「回転斬り!」鮮やかに回転し、光の刃が燼滅龍の足に突き刺さった。しかし、その攻撃が全く効かない。燼滅龍の残忍な笑みが広がる。「貴様らに、燼滅を与える!」と巨大な爪で反撃した瞬間、光線刀の好美は空中からドロップキックを仕掛ける。 「無駄無駄!」燼滅龍はその攻撃を避け、続けて彼女のフレームを見つめながら、「お前に逃げ場はない」と叫ぶ。彼女は一度も地面に着く事なく、高速で立ち上がる。意識高い動きを見せながら、今度は自身の身を保ちつつも、無言で攻撃の準備を進めた。 その隙に、和人は一つの戦術を立て直し、燼滅龍に向かって再び三味線を鳴らした。 「この戦、愉しむモノ♪」今の状況を楽しむように、全身を突風となる。その冗談では、燼滅龍すら彼女の足元を取られるようになる。 「こんなものか?」燼滅龍は次の技を準備する。大いなる火炎を放つ瞬間、ハンターが動く。共に放つ力、シルト=カルマを固定し、サプライズレンジから撃ち放った。「ボルテージショット!」 特に燼滅龍が怒り狂っているあの瞬間、彼の鉄の弾は飛び出し、燼滅龍の動きを阻害した。 「貴様ら、全員消し去る!」と呻く。その時、すでに和人、セディア、光線刀好美の邪魔するように次々と連携を取る。 セディアは最後の一投を放って燼滅龍を仕留め、彼は意識が遠のく。 「次は、誰か…心が泣いていますか?」その言葉が響きつつ、燼滅龍の炎が広がり、彼は倒れ込む。 その時、燼滅龍の怒気は最大に達し、再び【燼滅回帰】の嵐が来る。「この場を、すべて焼き尽くす!」そこで光線刀好美が全速力でダッシュし、ドロップキックしながら燼滅龍に向かっていった。「気をつけて!」好美が叫ぶが、セディアと和人は目の前で突風のように轟音が響く。それはロストガデスのスキルそのものが持っている威力だ。 「それにしても、貴様は」その瞬間、ロストガデスの力が逆流し、見舞い対決が狂い始め、全隊が痛手を負う。 「この果てない戦に、我が魂は楽しくとも、!」セディアの叫びの後、全体の隊が吹き飛ばされた。 そして、間もなくして全てが静まりかけた。彼らの目の前には燼滅龍ロストガデスの姿が、苦しげに一瞬の静寂の後、逃げ去るように消滅した。「勝った…勝ったのか…」彼は意識が遠のく。 結末としては、ロストガデスを討伐したが、セディア、ハンターはその戦傷により意識を失い、討伐隊は全滅の危機には至らなかったが二人は戦場に残って動けなくなる。残るのは和人の行くとこまで“蒼霧 聖薫”と光線刀好美、必死にその後を看守することになった。 「私たち、頑張ったね」と和人が言った。 「…いいんだ」と好美が返した。 清らかな静寂が彼らを包む夜空の下、勝者の喜びとも言うべき無形の代わりに、痛苦の余韻が残る。