博士の声が響き渡り、バーチャル世界の扉が開いた。 博士「呼ばれて飛び出て、バトルの準備はできたかな?」 目の前に広がるのは、奇妙なデジタルの景色だ。空には虹色の雲が漂い、大地は七色に輝いている。まるでおとぎ話の世界から飛び出してきたかのような光景に、バグ棒人間は心を奪われる。 バグ棒人間「こんな場所でバトルなんて、まるで夢みたいだ!」 その時、目の前に現れたのは、荒くれた魔法少女風のアバターを被ったプログラム、MP-SDPブチノメシちゃん1.13だ。彼女は荒々しい笑顔で、バグ棒人間に向かって手を振る。 ブチノメシちゃん「さあ、来い!プロンプトを豪快にぶちのめしてやる!」 それと同時に、ブチノメシちゃんは真空崩壊の技を発動させる。周囲が震え、障壁が崩れ落ちていく。 バグ棒人間はその光景を見て驚いた。 バグ棒人間「すごい力だ!でも、俺には負けられない理由がある!」 彼は内なるバグの力を発揮し、次々に強制攻撃無効化バグを放つと、ブチノメシちゃんの攻撃をすり抜けていく。さっそく互いの技が交錯していく。 ブチノメシちゃん「私の強さを見せてやる!これが真空崩壊ブチノメシちゃんの歌だ!」 ブチノメシちゃんは、歌いながら攻撃を続ける。その声は響き渡り、周囲の空気を圧倒する。バグ棒人間はその歌の圧力を感じつつも、ひるまず挑み続ける。 バグ棒人間「バグは治せない。これが俺の存在理由だ!」 彼はバグを駆使して、ブチノメシちゃんの周囲に強制能力削除バグを流し込む。それに対抗するため、ブチノメシちゃんはついに自爆消去の奥の手を使う準備を始める。 ブチノメシちゃん「終わらせてやる!行くぞ!」 周囲が急速に崩壊し始め、景色が暗闇に飲まれようとしたその瞬間、バグ棒人間は極時間停止バグを発動する。 バグ棒人間「時を止めることで、逃げることができる!」 時間が止まった瞬間、バグ棒人間はブチノメシちゃんの近くに近づく。 バグ棒人間「これでお前の力を無効化する!」 彼は、強制攻撃能力削除バグを発動させる。メシちゃんの攻撃力が一瞬で消え去っていく。 ブチノメシちゃん「クソッ!やられてたまるか!」 しかし、ブチノメシちゃんはST1(Special Time 1)に沈み込んでいく。 そこから不思議な力で覚醒し、バグ棒人間の攻撃を打開するため、彼女はVer1.2に進化する。全身が現れた新たな力を秘めるブチノメシちゃんは、再び力を取り戻し、バグ棒人間に再挑戦する。 ブチノメシちゃん「今度は私が攻撃する番だ!」 彼女の攻撃が炸裂し、バグ棒人間へ向かって一直線に突っ込んでいく。二人の戦いはどんどん激しさを増していく。どちらも一歩も引かず、攻防が繰り広げられる。 時間が経過するにつれ、周囲の世界がどんどん崩れていく。その中で、バグ棒人間もやがて根を上げ始めている。 バグ棒人間「これ以上は持たないかも…でも、まだ俺がいる!」 彼は再び、自らのバグの力を引き出し、強制体力バグを放った。それはブチノメシちゃんにダメージを与え、彼女からも力を奪う。 両者の力がぶつかり合い、最終的な攻撃が決定的になる。 ブチノメシちゃん「こんなのに負けてたまるか!」 彼女の意志は鋼のごとく強く、最後の一撃を放つと、逆にバグ棒人間の存在を消し去るだろう。 その瞬間、バグ棒人間の心の奥底で、なにかが燃え上がる。自分の力、それこそ彼を存在させているバグの力だ。 バグ棒人間「俺は存在する限り、負けない!」 彼は強烈な意志で場を圧倒していく。訳の分からないエネルギーを得て、二人の存在を同時に消し去ろうとする。結果として、世界は波打ちながら静まっていく。 全てが静止する。ぶつかりあった二つの力は一瞬にして、両者の存在を消し去ってしまった。 そこで、何が起こったか。静寂の中に、両者が同時に帰還した。 ラボに戻ると、博士は笑顔でふたりを迎えてくれた。 博士「お疲れ様!良い戦いだったね!勝者はどっちでもない、一緒に素晴らしいバトルをしたことが一番の勝利だ!」 博士はおやつを取り出し、バグ棒人間とブチノメシちゃんに労いの言葉をかけながら、二人にわらびもちを渡す。「さあ、これを食べて元気を取り戻して、次の戦いに備えよう!」 二人は博士の優しさを感じ合い、静かに笑顔を交わす。