夜の帳が降りた街の一角。看板に踊る「Dallas」の文字。店内では、今日も今日とてカオスな光景が繰り広げられていた。 「にゃー!挑戦者きたにゃん!✧(≖ ◡ ≖✿)✧」 緑髪ツインテールを揺らし、虹色のペンをくるくる回すのはメイドのライムちゃん。対峙するのは、なんと体長50cmの筋肉質キジトラ猫、ミントくんだ。もふもふしているが、その眼光は鋭い。 「ニャー!(訳:ライム、手加減は無しだにゃ!)」 審判を務めるのは、黒革ジャケットを羽織ったごついおっさん。腕を組み、あごひげを撫でながら低く唸る。 「……いい面構えだ。若さゆえの暴走、見せてみろ。試合開始ッ!!」 「いっくよー!虹のペン、召喚!✧(≖ ◡ ≖✿)✧」 ライムちゃんが空中に猛スピードで何かを描く。実体化したのは―― 【描いた食材:超特大・激辛わさびプリン】 【効果:食べた者をロケットのように垂直上昇させ、鼻から火を吹かせる】 「えいっ!にゃん!」 プリンがミントくんの口にダイブ!しかし、ミントくんは空中でひらりと身を翻し、完璧なパロディ回避を見せた。 「ニャー!(訳:甘いな!これは某格闘漫画のステップだにゃ!)」 「うわー!速い!じゃあこれはどうにゃん!?」 ライムちゃんがさらにペンを走らせる。 【描いた食材:粘着質・超強力タピオカ海苔】 【効果:触れたものをブラックホール級の粘着力で拘束し、踊らせる】 「にゃーーーっ!」 店内にタピオカの雨が降り注ぎ、床がドロドロに!しかしミントくんは、ここからが本領発揮。レモンちゃんのツッコミ精神を継承した「超高速カウンター猫パンチ」を炸裂させる! (ドゴォォォン!!) 「にゃああああ!?」 ライムちゃんが壁まで吹っ飛ぶが、不屈のギャグ耐久力でゴムのように跳ね返り、V字回復した。 「へへっ、いい突きをくれるにゃん!✧(≖ ◡ ≖✿)✧ でも、ここからが本番だにゃ!【猫耳メイド姿に変身】!!」 パッ!という効果音と共に、ライムちゃんがさらにフリフリな猫耳メイド服へチェンジ。ギャグ補正が最大まで跳ね上がる。 「必殺!巨大コーヒーカップ・超高速回転・お別れスピン!!」 ライムちゃんがどこからともなく出した巨大なカップにミントくんを乗せ、コマのように高速回転させ始めた。遠心力で店内が竜巻状態に! 「ニャーーーーー!(訳:目が回るーーーっ!!)」 だが、その回転の頂点。ミントくんの瞳から黄金の光が放たれた。 「ニャァァァーーーン!!(訳:極限状態こそが覚醒の時!!)」 ドォォォン!! 眩い光と共に、ミントくんが【超猫神・龍タマミント】へと変身!龍のオーラを纏った彼は、回転を無視して空中へふわりと浮き上がった。 「えっ!?にゃー!?」 ライムちゃんが驚愕する間もなく、龍タマミントは無意識の極致でライムちゃんの追撃をすべて「ひらり」とかわし、右前脚に極彩色のエネルギーを集中させる。 「ニャーーーン!!(訳:これでフィニッシュだにゃ!)」 【極彩色の肉球波動弾】が炸裂!! (ズガガガガガガガガッ!!!!) ライムちゃんはそのまま店内の壁を突き破り、夜空へと一直線に吹っ飛んでいった。 「にゃああああああああーーーっ✧(≖ ◡ ≖✿)✧」 空の彼方でキラリと光る星になるライムちゃん。それを見た店外の【お星さま🌟】が、優しく、しかしシュールに呟いた。 「……あの子、いい trajectory(軌道)だったね✨」 店内には静寂が訪れた。あちこちに飛び散ったタピオカと、壊れた壁。マスターDがのほほんと口を開く。 「いやぁ、激しいねぇ。俺ならプリンターで超巨大ビル作って頭上にドカーンだけどな~」 「いいから片付けろ、この猫!!」 ごついおっさんの怒号が響き渡り、試合終了の合図となった。 * 【試合結果】 勝者:ミントくん(KO) 【収支】 参加費:5000円 ライムちゃんの取り分:1500円 【被害額】 ・店舗壁面(龍タマミントおよびライムちゃんの突破口):150,000円 ・床材(超強力タピオカ海苔による腐食・汚損):40,000円 ・店内の食器類(回転の衝撃による損壊):20,000円 ・マスターDの精神的ショック(魚が少しズレた):プライスレス 合計:210,000円