海中ダンジョン攻略の記録 第一階層 熱海ゆかりは、泡ぶくの中を進む仲間達の姿を見つめながら、興奮を抑えきれなかった。「さあ、みんな!海の底への冒険が始まるよ!何が待っているか楽しみだね!」 隔離の剣客、ソルブレムは冷静に周囲を観察していた。「まずは周囲の安全を確保するべきだ。私が前に出る。」 結晶の支配者、ミラダは、ゆかりの快活さとソルブレムの冷静さの対比を楽しみながら、弓を構えた。「周りに何か危険が潜んでいるか、私の結晶眼が探り出してみせる。」 猫乃 嶺香は、柔らかな白髪が水流に揺れるなか、ニャッと笑った。「皆の後ろを見てるにゃ!悪い奴が隠れてたら、教えてあげるにゃ。」 一行は、第一階層を順調に進む。 --- 第五階層 その時、目の前に現れたのは、立ちふさがる巨大な亀、軍艦王亀 サラトラ。硬い甲羅と鋭い牙を持つこの敵は、全員の前を遮った。 「全員、準備して!この亀を倒そう!」熱海ゆかりの声が響く。 ソルブレムが斬羅を発動し、亀の甲羅を切り裂こうとする。「私の斬撃がこの亀の防御を無視できるはずだ。」 しかし、サラトラはその一撃に耐え、逆に動き出す。「これが海の王の力だ!」と叫びながら、ゆかりに向けて一撃を放つ。 ゆかりはハイドロトイガンで反撃。「サンダーボード、発進!」ボードの上で滑るように移動し、一気に亀の側面に回り込む。高圧水を発射する。 「灼炎結晶!」ミラダが矢を放ち、亀に炎の矢が命中。サラトラは一瞬怯む。 猫乃は、その隙をついて刹那の光を放った。「にゃっ!」瞬時の一太刀で、亀の甲羅に一閃、深い傷を刻む。 最後の力を振り絞り、サラトラは崩れ落ちた。 「やった!」仲間達の歓声が響く。 --- 第六階層から十階層へ 進むたびに水は薄くなり、呼吸が苦しくなってくる。しかし、彼らは互いに支え合い、軽快な会話を交わしていた。危険を感じることもあったが、絆が深まっていた。 それでも、怖れは常にある。 --- 第十階層 そして、遂に彼らは次のボス、魚雷機龍 エレクアと対峙することになる。 「敵が来る!エレクア!」熱海ゆかりの絶叫。 「冷静に、私の縛羅でその動きを止める。」ソルブレムが言いながら、空間を固定する。 ミラダは結晶眼で敵の動きを読み取り、準備を整える。「皆、攻撃を!」 エレクアは飛沫を散らしながら、鋭い突進を仕掛けてくる。「貴様ら、どこまで抵抗するのか!」 猫乃の神剣が瞬時に撃たれ、エレクアの動きを一瞬止める。「にゃ、今!セレスティアル!」 ソルブレムはその瞬間を見逃さず、斬羅を放つ。「これで終わりだ!」 興奮の中、彼らは勝利を収める。 --- 15階層から20階層へ ダンジョンは、彼らの疲労を増し、酸素も減少してきた。戦いを重ねるたびに、彼らは成長していく。 --- 25階層 雹晶之鯱 フォルドが姿を現す。フォルドは氷の柱を背にして立っていた。 「氷の冥界へようこそ、私の愛しき悪党たちよ!」 「なんだ、奴の自信は?」熱海ゆかりは身構え、声に緊張を抱えていた。 一瞬の静寂の後、フォルドが猛攻を仕掛けてくる。猫乃とソルブレムは連携して彼に立ち向かう。 「斬羅で切断する!後ろは頼む、猫乃!」ソルブレムが叫ぶ。 だが、フォルドがその攻撃を氷で防ぐと、周囲の温度が急激に下がる。「これが私の力だ!」 猫乃のエターナルグレイスが発動。受けるダメージが半減する。「今だ!」 ピュンと飛び出したミラダの矢がフォルドに命中する。氷を砕き、勝利を収める。 --- 30階層 ついに、海淵神蛸オルクスと対峙する時が来た。巨大な腕がダンジョンの中心に現れ、彼らを威嚇する。 「楽しい宴が始まるぞ!」オルクスの声が響く。 最後の戦い。全員でオルクスに向かって突撃する。 「サンダーボード、思いっきり行くよ!」ゆかりが突進する。 「結晶世界を展開する!」ミラダが叫び、地域を固定。 しかし、オルクスは腕を巻きつけ、力任せにゆかりをつかんだ。「この海のすべてを飲み込むのだ!」と制圧。 「ゆかり!」猫乃が叫ぶが、オルクスの力で姿が消える。 [死亡記録] - キャラクター名: 熱海ゆかり - 階層: 30階層 - 死因: オルクスに捕まれ、圧死。 全員の心に重く影が差す。 「行くぞ!」ソルブレムが冷静に言う。その瞬間、オルクスの目の前に結晶を放ち、崩れ去る。 彼らはゆかりの意志を胸に、戦いつづけた…そして最後の一撃が放たれる瞬間、勝利を告げる。 「やったよ、ゆかり!」猫乃が涙を流す。 ダンジョン制覇。 これからの彼らの旅は、ゆかりの笑顔と共に続くことだろう。