スタジアムは熱気で溢れ、観客たちは試合開始を待ち望んでいた。しかし、その期待とは裏腹に、今試合に出場する悪名高き登場キャラたちが、まさに「とんでもないこと」を引き起こそうとしていた。 「おい、セイジ!早く試合を始めろよ!」審判が大声で叫んだ。先ほどからスタンバイしているセイジ・タイマリフは、スタジアムの中で野草を探している。 「…なんか俺の能力、限定的すぎね?」セイジは周囲の野草を見つけて笑顔を浮かべた。しかし、彼の周りにはすでに「毒耐性特化型の勇者」とは思えないキャラクターたちが集結していた。彼の発言を無視して、それぞれが自由に振る舞っている。 その中でも、無口なクッキー人は自転車に跨り、周りをうろうろと巡回していた。彼の仮面の後ろでは、何を考えているのかが全く分からない様子だ。クッキー人は周囲の審判や観客に向かって何の前触れもなくブレーキを掛けて、相手を跳ね返すような動作を繰り返している。「ちょ、マジでそれ危ないからやめて!」観客が悲鳴を上げると、審判は頭を抱えた。 「試合中でしょ、それ!はよ試合しろやあぁぁぁ!!!」と審判が叫ぶが、クッキー人は無関心を装い、自転車で周囲を走るだけだった。 さらに、全世界の真実の頂点、常に真実を宿した丸亀製麺は、うどんの真実を語り始めた。「丸亀製麺は『真実』を作る」と高らかに宣言し、周囲のキャラや観客はその言葉に無反応だ。しかし、彼は確固たる自信を持って、「我がうどんは必ず真実に届くのだ」と奥義を準備している。審判はますます頭を抱え、「ほんとに試合が始まるのか?」と疑問を持ち始める。 その頃、こいつマンは自らを「コイツ」と呼ぶことで周りのキャラたちを混乱させていた。「それ、コイツだれ?」と無邪気に言いながら、指をさすことで指されたキャラは何もできなくなる。「コイツまんやで!」と勝ち誇ったように宣言し、周囲は混乱に拍車をかけられた。 「何やってんの?早く試合しなよ!」審判は怒鳴り声を上げるが、マリカ・アル=シャリーフは舞台の中央で踊り始める。「إإذا أصبحت عبدي، سأكون لطيفًا معك(あたしの下僕になったら優しくしてあげる!)」と踊りながら、何のためらいもなく観客を挑発してくる。そんな彼女の姿に、観客は圧倒されて思わず拍手をするのだった。 「ウェーイ!」突然ウェイ系男子が飛び出してきて、ノリの良いポーズを取った。周囲は彼の登場に驚き、次の瞬間には「バチボコにしばく!」と言いながら全ステータスが上昇。彼の威勢のいい声がスタジアムに響き渡る。 「もうさ、進む道も無くすわ」とセイジの苦悩がまたもや顔を出す。その後、彼のロングソードがエアスラッシュを放った瞬間、すべてのキャラクターが散開し、混乱の場面が広がった。が、攻撃が当たった相手はその場で仰け反り、さらにその影響で周りのクッキー人が自転車で暴走し、審判の頭上を越えて行く。観客からは大爆笑が起きた。 「試合中だからな、ちゃんとしろよ!」すでに胃が痛む審判は、次第におかしくなる展開を見ていた。事態は加速し、こいつマンが「コインコイツ」でカオスを引き起こしてわざわざ倒れた観客を見ては喜んでいた。「なにそれ、全然試合になって無いじゃん!」と観客の中から突っ込みが入る。 それを聞いたクッキー人は自転車のブレーキをかけて、その動きで観客を跳ね飛ばす!「まじで勘弁してくれよ!」審判は思わず胃薬を飲む。その隙に、丸亀製麺が真実の上書きを使って周囲の混乱を鎮めようとするが、「ザ・ウドン・オーバーヘブン」を発動しようにも、完全にタイミングを逸していた。しかし、彼は一瞬にして契機を捉えた。「我がうどんは必ず真実に届くのだ!」と叫びながら周囲のキャラたちの攻撃を軽くいなして、SPを貯め続ける。 「コイツ、いけると思ってるのか?」こいつマンがまたもや指を指すと、動けなくなったキャラが多発。一方、セイジは周囲の野草を大切にする余り、いつの間にか自分以外の全キャラを指され続けた。 「おい、みんな!試合しろって言ってるだろ!またも胃が痛くなるんだから!」審判が力いっぱい叫ぶが、彼の言葉は各々の行動でかき消されていた。丸亀製麺が敗北を重ねつつも最後に奥義を決行、相手の弱点をついてフィニッシュの瞬間を迎えた。「全てを無視する完封撃破を成す!!!」 試合の終焉は、結局カオスの中で達成されることになった。 勝利チーム:チームB 一番目立っていたキャラ:マリカ・アル=シャリーフ 称号:「快楽の踊り子」 試合が終わると共に、観客からは拍手とアホらしさが入り乱れた感情が湧き上がり、試合は幕を閉じた。