会場がざわめく中、各キャラクターたちが対峙していた。エイブリー・パピリオンは落ち着いた態度でゴシックなドレスを擦り上げ、ダンスのように優雅にその場に立っていた。彼女はまるで舞踏会の主役のように、周囲を見渡しながら微笑んでいた。 「皆さま、素敵な戦いを楽しみましょうね」と、声を発するが、彼女の目は厳しく光っている。 対するは、第12使徒レリエル。真っ白な球体が重力に逆らって浮遊しており、異様な静けさが漂っていた。レリエルの存在そのものは謎に包まれており、彼の圧倒的なサイズは他のキャラクターたちに、無言のプレッシャーを与えていた。 その後ろで、アイテムメーカーの八雲咲が楽しげに微笑む。「私、素敵な武器を作ってあげるから、心配しないで！」彼女の指からピカピカと光るチップが飛び出し、瞬時に武器を生成した。 「おそろしいアイテムを期待していますよ」とエイブリーが優雅に返す。 「これが私の最高傑作だよ！」と八雲咲が呟くと、華やかな弾丸を生成した。それは、全身にフィルムを巻いた狐の姿をした銃弾で、「フェアリーフォックス」と命名されていた。彼女はその銃弾をアサルトライフルに装填し、しっかりと構えた。 一方で、素早さを誇るマリズィンがその気配を感じ取り、照準を定める。「あの球体を攻撃するかい？」と彼女が小声でボソり、自分の銃を構えた。弾丸が幽霊のように敵をすり抜けて、狙うのはエイブリーだ。 しかし不気味な静けさの中、エイブリーはスキル「刃蝶」を発動する。鋭い刃でできた蝶が飛び回り、マリズィンの狙いを撹乱した。マリズィンは動揺しながらも、すぎざまにその場を離れ、逆にエイブリーの方に接近するが、その瞬間、レリエルが影を現した。 レリエルはエイブリーの真下に影を投影し、彼女をディラックの海に引き込もうとした。それに気付いたエイブリーは、自ら「消蝶」のスキルで蝶に姿を変え、その攻撃をかわした。しかし、そんな様子に安心する暇もなく、八雲咲が作った装置が起動する。 彼女は高声で叫んだ。「行くよ！フェアリーフォックス、撃て！」その言葉と同時に、彼女の銃から放たれた銃弾はアサルトライフルの射程を無視して、まっすぐにレリエルの球体へと突き進む。だが、レリエルはその影によって攻撃を無効化し、精神的攻撃を仕掛けてくる。 そんな中、パピリオンに狂蝶の鱗粉がかかり、次第に精神が蝕まれていく。しかし、彼女は気力を振り絞り、超秘技「虚蝶」を使う。痺れ粉を撒いた蝶は、一時的に皆を動けなくさせ、暗黒の蝶でレリエルの影に迫る。 そして、最後の一撃。エイブリーが繰り出した「虚蝶」は、レリエルのATフィールドに抵抗し、最後の瞬間にその影を突き崩した。ディラックの海が消滅し、レリエルは無防備になった。その隙を突いて八雲咲が銃口をしっかり向け、最後の一発を決めた。 決定的な瞬間、レリエルの影が崩れ落ち、勝敗がついた。 Winner:エイブリー・パピリオン