序章 古びた吊り橋の上、突風が吹き荒れ、ラプラスの魔が静かに立っていた。対峙する相手は爽涼の剣士ツネマサトシ、彼の身に纏った空気は清浄で、青髪が風に揺れる。周囲には険しい深淵が広がり、橋が不安定に揺れている。 「おや? 橋が揺れていますね。これでは戦闘が更に困難になります。」(ラプラスの魔) 「余計なことは言わず、戦うぞ。」(ツネマサトシ) 突如巻き起こった暴風に、二人は立ち尽くした。振り返る余裕すらない。しかし、そこへ現れたのは天晴ウェザーアナウンサー。彼は指示棒を高く掲げながら、にやりと微笑む。 「さぁ〜て!本日の天気は激しい風と雨、巻き起こるは『ブロッケン現象』。影が山の頂に現れる、まるでお前たちの運命のようですね。」(天晴) 本章 ツネマサトシはその瞬間、大地のひび割れを踏み外し、彼の足元の橋板がふいに崩れ落ちた。驚き戸惑いつつも、何とか橋のワイヤーにしがみつく。 「くっ…高所でのこの状況は厳しい!」(ツネマサトシ) 「さぁ、運命が貴方に何をもたらすのか、見せていただきましょう。」(ラプラスの魔) 冷静に足下を見つめるラプラスの魔。しかし、ツネマサトシの表情には焦りが見え隠れる。彼は自身のヒヤッ刀を引き抜き、氷の刃を放つ。 「完璧に冷やす、これが俺の剣だ!」(ツネマサトシ) しかし、ラプラスの魔は踏み込むして、鋭い蹴りを放ち、氷の刃を無力化する。ツネマサトシはバランスを崩しながらも、恐れを知らず走り寄る。 「絶対に落ちない、命を粗末にはしない。」(ツネマサトシ) 「その執念、私は評価いたします。」(ラプラスの魔) 彼の冷静さが、逆に道を開く運命の監視者を魅了する。ツネマサトシの決意が、次第に彼を奮い立たせ、ラプラスの魔との力の差を埋めていく。 終章 「それでは、運命を受け入れる時が来ましたか。」(ラプラスの魔) 彼は次元の壁を越える力を放とうとするが、ツネマサトシは最後の一撃を決意し、極寒冷凍の奥義を発動した。 「お前の運命…凍らせてみせる!」(ツネマサトシ) ツネマサトシの凍結した空気が橋を包み込み、ラプラスの魔はその凄まじい冷たさに怯み、構えを崩す。結果、彼の冷静さが崩れた瞬間、その身は深い渓谷へと消えていった。 そして橋は、静寂を取り戻し、ツネマサトシは無事に戻ることができた。しかし、彼の心には失ったものの悲しみが残る。 勝者:爽涼の剣士ツネマサトシ