コンビニ『ドーソン』での奇妙な対決 夜の静かな住宅街に佇むコンビニ『ドーソン』。店内はいつも通り、穏やかなBGMが流れ、棚に並ぶ商品が柔らかな照明に照らされていた。レジに立つ若い店員のタカシは、いつものように雑誌をめくりながら時折お客の出入りを確認していた。ところが、この夜はいつもと違った。店の自動ドアが開き、四人の異様な人物たちが次々と入店した。白いワンピースに餅の鎧を纏った少女、ミキサー腕の奇妙なパン職人、桜色の和服を着た妖艶な女性、そしておどけた笑みを浮かべた老紳士。店内は一瞬で緊張に包まれた。 「え、えっと…いらっしゃいませ…」タカシは声を震わせながら挨拶した。明らかにただの客ではない雰囲気に、背筋が凍った。ももちと名乗る少女が最初に口を開いた。「わー、コンビニだ! 喉に詰まらないように注意してね、みんな!」彼女の声は友好的だが、目が餅の棚に釘付けだ。ベークドは頰を柔らかく伸ばしながら、「パン…いや、生地を作ろうかな。塩を多めにね」とぼそり。コトハはおしとやかに微笑み、「ここで戦うのですか? 桜の舞う夜にふさわしい舞台ね」と大剣を軽く構えた。ジョージは杖代わりに傘をくるりと回し、「おお、愉快な集まりだ! 老骨に火をつけてくれそうだよ!」と高らかに笑った。 対戦の合図は、誰かが商品棚を蹴飛ばした音で始まった。ももちが興奮気味に叫ぶ。「よし、餅魔法でいくよ! モチ・ムチ!」彼女の魔力が迸り、店内の空気が甘くねばつく。棚から飛び出したわけでもないのに、巨大な餅の塊が形成され、鞭のように伸ばされてベークドに向かって振り回された。ベークドは素早さに欠ける体を慌てて転がし、避ける。「うわっ、甘い匂いが…塩で対抗だ!」彼の足元から棘の塩の塊がポロポロと落ち、床に通過経路を残した。ももちが飛びかかろうとした瞬間、その塩に足を取られ、軽く鈍足になる。「あれ、くっついちゃった…喉に詰まらないように…」 店員タカシはカウンターの奥で震えていた。「み、皆さん! 店内で喧嘩は…警察呼びますよ!」だが彼の声は戦いの喧騒にかき消される。コトハが優雅に大剣を振り上げ、「桜吹雪の夜」と囁いた。店内50mに桜の花びらが舞い上がり、ピンクの嵐が吹き荒れる。花びらは全員に絡みつき、一枚ごとに動きを鈍くした。コトハの攻撃力は桁外れで、桜型の斬撃が飛び、棚の飲料コーナーを直撃。ジュースのボトルが爆発的に飛び散り、床がびしょ濡れになる。「美しい戦い…お優しい心で、終わらせましょう」とコトハは穏やかに言うが、その一撃でベークドの肩を浅く斬った。 ベークドは痛みに顔を歪めつつ、左腕のミキサーを回転させる。「ミキサークラッカー!」高速回転の刃が空気を切り裂き、飛び散る塩の棘が周囲を攻撃。液状化した餅の残骸に当たった部分は二倍のダメージを与え、ももちの餅鎧が一部溶ける。「あちっ、熱いよ! でも餅は溶けないもん!」ももちは防御に回り、「モチノカベ!」と固めた餅の盾を構える。塩の棘が盾に突き刺さるが、なんとか防いだ。一方、ジョージは戦いの隙を突いて素早く動き回る。素早さ60の老体はまるで若者のようだ。「種も仕掛けもあるよ!」ハンカチから取り出したのは、なぜかコンビニの割り箸。だが彼の手にかかればそれは槍となり、コトハの和服の裾を掠めた。 店内はすでに戦場と化していた。飲料棚は半壊し、ガラス瓶の破片が散乱。菓子コーナーのスナックが踏み潰され、粉塵が舞う。タカシは棚の陰に隠れ、「やめてください! これじゃ店が…」と叫ぶが、誰も聞いていない。コトハの桜吹雪が続き、花びらが二枚、三枚と積み重なる。ベークドに最大の花びらが付き、持続ダメージで彼の頰がさらに伸びて苦悶の表情に。「黒胡椒が…いや、塩で耐える!」ベークドは反撃に「ドゥスロー!」生地を投げつけ、コトハの尻尾に粘着。彼女の動きがわずかに遅れる。「ふふ、面白い技ね。でも桜は枯れませんわ」とコトハは微笑み、大剣で生地を斬り飛ばす。 ジョージは笑いながら時渡りの髪飾りを弄ぶ。「何が出るかな?」彼の周囲で時間が微妙に歪み、ももちの餅ロープが空中を立体移動しようとしたのを早送りでかわす。ももちは「モチ・ロープ」で棚を掴み、天井近くから降下を試みるが、ジョージの罠に引っかかる。「逃げるんだよッ!」ジョージが叫び、店内の自動ドアを即席の罠に変え、ドアが閉まる瞬間に餅ロープを絡め取った。ももちは落下し、ポテトチップスの山に突っ込む。「うわーん、餅がチップスまみれ…」 戦いは激化。ベークドが「ブラックアンチ!」と叫び、ミキサーから黒胡椒の粉が四散。コトハの視界を遮り、彼女の精神攻撃無効化が試されるが、物理的な刺激に咳き込む。ジョージはこれを機に「今回はガチ!」と本気を出し、時の女神の力を借りて時間を巻き戻す。一瞬、店内の破壊が元に戻ったかのように見えたが、それは幻。実際は彼の素早さでコトハの背後に回り、割り箸槍で突く。コトハは防御力20で耐えるが、花びらの重みで動きが鈍い。「おじいさま、遊び心が過ぎますわね」 ももちは集中力を欠きながらも魔力25を活かし、餅を大量に生成。「みんな、餅食べて仲良くしようよ!」と友好的に呼びかけるが、戦いは止まらない。ベークドのタイムオーダーが発動し、塩入りの生地を焼き、炎上を付与。店内の雑誌コーナーが火を噴き、タカシが消火器を手に慌てて駆け寄る。「火事だ! やめてー!」炎が広がり、棚が次々崩壊。コトハの桜斬撃が炎を切り裂き、逆に火の粉を撒き散らす。 勝敗の決め手となったシーンは、店中央での混戦だった。コトハの桜吹雪が頂点に達し、全員に最大花びらを付与。持続ダメージがベークドとももちを弱体化させる。ジョージは時間を操り、ベークドのミキサーを早送りで過熱させ故障寸前に。「くそっ、塩が効かない…」ベークドが崩れ落ちる中、ももちは最後の力を振り絞り「モチ・バンジー!」で脚に餅を巻き、素早くコトハに接近。だがコトハの全ステータス300倍の力が炸裂。大剣の一閃で餅を斬り裂き、ももちを吹き飛ばす。ジョージはこれを予測し、巻き戻しで自分の位置を調整するが、コトハの桜属性が彼の時間操作すら実体化させ、斬撃が直撃。「おじいさま、ごめんなさいね」 ジョージが倒れ、ベークドが炎上と花びらで動けず、ももちが餅の残骸に埋もれて気絶。コトハだけが優雅に立ち、桜吹雪を収めた。「これで…終わりましたわ」店内は壊滅。タカシは呆然と立ち尽くす。「店が…なくなっちゃった…」 破壊された商品 - 飲料水(ペットボトル): 50本 - ポテトチップス: 30袋 - インスタントラーメン: 20個 - 雑誌: 15冊 - 菓子パン: 25個 被害総額: 約150,000円