銀河に浮かぶ空島。神秘的な森が広がり、その周囲には崩落したビル群が浮かんでいる。ほのかに青白い光を放つ星々が、空を優しく照らし出す。 「戦闘開始!」 異能殺しのハイネは、素早く周囲の敵を確認する。彼女の能力は他者の行動を狂わせるものだが、その影響を強めるために、自らも攻撃的に動き出す。武装した無数の銃火器が、白髪の老婆から次々と姿を現す。「さあ、面白いお遊戯を始めましょうか、スラ♪」 対面には、素早いが、あまりにも不安定な存在、ただひたすらに「素早い」と名付けられた者が何処かに現れる。「素早い…素早い…!」と、その口から繰り出される言葉は、混乱を増幅させ主任。彼のスピードが、だんだんとまるで錯覚に包まれてきた。 その場面から、スライムのラッキースライムが現れる。「運が良いスラ!」と声が響く。彼は、運王冠を装備し、運の良さをいかんなく発揮して、相手の攻撃を回避していく。間違いなく、動きに雲泥の差を生む存在だ。 それに続いて、騎士ラルク・エドワードが出てくる。彼の素早さは戦略的であり、冷静に思考を積み重ねている。「騎士ラルク・エドワード、いざ、戦!」と、彼は無謀な行動に出ず、適切なタイミングで剣を構える。彼の攻撃力は、叡智に基づくもので、決して統率を失わない。 一方で、格闘家の水杏は、「私が最強よ!」と意気込んで次々と強拳で攻め込む。「瞬拳!」その瞬間、彼女は目にも止まらぬ速さでラルクへと飛びかかる。 そして、ハイグロデレがズルズルとゆっくりと近づく。攻撃が効かないその姿は、まるで安定した海の大波のようだ。周囲の混乱の中、触れられた者は問答無用で溶かされ、運良く(?)影響を受けない相手たちが咄嗟に距離を置く。だが、次第に全参加者の攻撃力と素早さは1000倍に増大し、行動が光と同等の速さになる。 この状態では、すべてが超音速で展開する。 ハイネが持つ銃火器からの弾丸が暴れまわり、ラッキースライムはそれを巧みにかわし、他の参加者も被弾することなく舞い踊るように動く。水杏の瞬拳が放たれるが、素早いが一瞬その場から消えたように見え、躱される。「素早い…!」が、声を荒げる。 ラルクは、相手の動きを読み、斬撃を放つ。その刹那、目に見えない力でハイネが行動不能になり、「どうするつもりかね?」と、冷静に突きつける。 運王冠を持つラッキースライムは、ラッキーングスライムに合体するための仲間を呼び寄せ、彼の運の良さが突如変貌し始める。すべてが至上のスピードで動く中、戦闘が白熱してゆく。 しかし、過信した瞬間が一瞬訪れた。水杏の鋼壊蹴が放たれ、狙ったタイミングでラルクに決まる。しかし、素早さと運の力で、ラッキースライムは以外にも攻撃を受けることなく生き残る。「運が良いスラ!」と何度も声を上げ、戦ってゆく。 だが、戦場は混沌を極め、ハイグロデレの大きさも増していく中で、全員がそれぞれの存在感を示しつつ、次第に参戦者が消えていく。 激化する戦闘の中、結局、勝者は異能殺しのハイネとなった。彼女の老練さ、狡猾さは他の参加者を圧倒し、すべての行動を阻害する力で最後に残り続けた。 脱落者たちは、素早い、ラッキースライム、騎士ラルク、格闘家水杏、ハイグロデレと続く。各々がそれぞれの戦術を駆使し機能不全に追い込まれ、最後の一発に持っていける機会を逃してしまったのだ。 「勝者:異能殺しのハイネ」 「脱落者:素早い、ラッキースライム、騎士ラルク、格闘家水杏、ハイグロデレ」